飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(いいね順)

1076
「安心」「苦労」は「安心する」「苦労する」と動詞になるので「ひと」をつけてもいいが、「段落」は「段落する」と言えないので「ひと」がつかない、という主張もあります。整然とした説明のように見えますが、動詞にならない場合に「ひと」をつけてはいけない理由がよく分かりません。
1077
こちらもお教えください。次の文の「重複」をどう読むのが、ご自分にとって自然ですか。 「データの一部が【重複】していたので削除した」 (1) じゅうふく (2) ちょうふく これまた、どちらの読みも辞書にあり、正誤を問うのではありません。
1078
中日ドラゴンズの応援歌についてのツイート、ほぼ皮肉は伝わったと思うのですが、蛇足を加えます。
1079
『三省堂国語辞典』では旧版以来「ホット」の項目に〈[二]←ホット コーヒー〉という説明を引き継いでいますが、これは少し古い感覚かもしれない。昔は「ホット」と言えばホットのお茶でも紅茶でもなく、まさにホットコーヒーを指す場合があったことを踏まえつつ、今の用法も記すべきだと思います。
1080
……と、なんかきつい言い方になってしまいましたね。実は、先ほど「『県をまたぐ』は当然誤りでないですよね」という前提で、「念のために言うと……」という気持ちで、もっとマイルドな表現でツイートしました(↓画像)。ところが、これが私の意図とは真逆の反応を引き起こしました。〔続く〕
1081
「違う」は動詞であって形容詞ではありませんが、それを「形容詞としてとらえ」てできた「違くて」「違かった」などは、明らかに形容詞と同じ活用なので、分類するならば形容詞です。活用形の揃わない自立語の例はあります。「大きな」は「大きだ」とは言いませんが、形容動詞とする説があります。
1082
直前で恐れ入ります。明日2/7(木)のTBSラジオ「たまむすび」の3時台「おもしろい大人」に出演します。赤江珠緒さん、ピエール瀧さんとご一緒し、新著『ことばハンター』の内容も踏まえつつお話しします。最近集めたことばを通して、思うことをぶちまけます。お聴きください。tbsradio.jp/tama954/
1083
最後のお願いにまいりました。三省堂「#今年の新語2018」は明日14日が応募締め切りです。今年生まれた語、でなくていいんです。昨年はともかく、今年ぐらいから広まったな…と、あなたが思うことば。それをぜひお教えください。ハッシュタグで今日までの投稿も見られます。ご応募お待ちしています。
1084
三省堂「#今年の新語」、2019年の大賞は「‐ペイ」と決まりました。関心を持ってお待ちくださった皆さま、予想は当たっていたでしょうか。激論の末、確信を持って選びました。「何、『‐ペイ』とな?」と不審に思われた方は、明日発表の選評をご覧ください。イベントはまだ続いています。
1085
「鳥肌が立つ」を感動や興奮に使うのは〈一九八〇年代後半から〉と『三省堂国語辞典』にあります。でも、『日本国語大辞典』では小林多喜二「不在地主」(1929=昭和4年)の〈身体に鳥膚が立つ程興奮を感じた〉という例を載せます。『宝物集』の例も踏まえると、『三国』の説明は見直すべきかも。
1086
「募る・募集」問題、どうも「もっと辞書を引こうね」で終わりませんね。ことばはそれぞれ意味が微妙に違い、「募る・募集」も同様ですが、誰も「新聞等に広告して募集したのでは?」とは聞いておらず、幅広く募ろうが募集しようが、ここでは同じでしょう、ということです。www3.nhk.or.jp/news/html/2020…
1087
〈「今回、『MDをもう消しましょう』と言ったのは私なのです」/こう話すのは国語辞典編纂(へんさん)者の飯間浩明さんだ〉。そのとおりで、2019年9月に『三省堂国語辞典』からの削除を提案した記録が残っています。愛好家の方々には申し訳ないです。▽朝日新聞デジタル asahi.com/articles/DA3S1…
1088
「多忙」は明治の海外視察報告書『米欧回覧実記』(1877年)の〈五六月までは、事務多忙なり〉という例あたりが古いらしい。100年以上にわたって、このことばはまさしく多忙に働いてきました。怪しげなマナー本の主張によってその使用が控えられるとしたら、日本語にとって大きな損失です。
1089
「斜め上」は新用法以前から誰もが(元の意味で)使っていたので、散発的にいろいろな用法が現れて不思議ではありません。その中には現在と似た用法もあったかもしれません。しかし、一定の人数の目に触れ、新用法が広まるきっかけは、現在のところ「レベルE」以外のものを挙げにくいのです。
1090
先日の「筋違いの低評価レビュー」のツイートが「ねとらぼ」で取り上げられました。代表的なリプライも紹介されていますね。▽ 自分は悪くないのに……Amazonなど“通販特有の問題”で本に低評価レビューがつく現象に著者が嘆き、被害者からの声も続々 nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/22…
1091
現在、「『反社会的勢力』は定義できないものだ」という見方が急速に広がっています。これ、本当に実害はないのか。「定義できない用語を使うな」という声が大きくなれば、反社を議論することはできない。時を超えて不変の定義は困難としても、社会として現時点での認識を共有すべきです。
1092
『つまずきやすい日本語』で感慨深いのは、先日引退したイチローさんのエピソードを入れたこと。もとは梶原しげるさんが著書で紹介し、私がとても気に入っている話です。インタビュアーの発言に対する、イチロー一流の答え方が、考えさせるのです。
1093
ことばの陰影を描写することで有名な『新明解国語辞典』第7版で「多忙」を引くと「仕事が多くて、くつろぐひまが無いこと(様子)」とあります。くつろぐ暇のない相手を気遣って使って差し支えありません。「忙しい」「多忙」ということばを奪われた言語生活は相当不自由になるのは確かです。
1094
おっ、まとめてくださっていますね。ありがとうございます。▽改訂に伴い三省堂国語辞典から「コギャル」や「スッチー」が削除されることに関して、飯間浩明氏による解説ツイート - Togetter togetter.com/li/1814713.
1095
「大辞泉」の辞書アプリはすでに持っていますが、物書堂の辞書アプリは、他の辞書と串刺し検索(一括検索)ができて便利なので、改めて買い直しました。同社の新学期セールは終わっていますが、まだ5月10日まで1600円で買えるそうなので、この機会にいかがでしょう(回し者ではない)。 twitter.com/monokakido/sta…
1096
「ことばの選択の自由」についての私の平生の主張と、今回の提言との関係について説明しました。このほか、新駅名により、「高輪」が歴史の街としての集客を妨げられるなど、いくつかの問題点を提言では指摘しています。詳しくは、やはり全文をお読みいただきたいです。cek.hatenablog.jp/entry/2019/03/…
1097
ちなみに、「寝落ち」とは、ネットでチャット(最近見かけない)やネトゲなんかしてるとき、独りだけ寝てしまって「落ちる」(いわゆる「離脱する」)ことを言うのであろうと、私は理解しています。「羽鳥慎一モーニングショー」で、「おそらく」と別の説明をしたのは、どこに取材した結果なのかな。
1098
新聞社や出版社、放送局の内部で、ことばの取り決めがあるのは当然のことです。記者やアナウンサーがばらばらの言い方で情報を送っては、読者や視聴者が混乱します。社内で統一ルールを作るのは必要なこと。さらに、そのルールを社会に紹介するのもありでしょう。ただし、「あくまで参考として」です。
1099
#マー姉ちゃん」で驚くのは母親の描かれ方です。夫の遺産をみな困った人に施し、家の貯金はゼロに。娘の収入にも手を付ける。今のドラマなら間違いなく迷惑キャラの立ち位置です。掲示板でも「母親に腹が立つから脱落した」との意見が。でも、ドラマでは「信念ある母さん」的な位置づけのようです。
1100
『三省堂現代新国語辞典』の小野正弘主幹がイベントで「『ばえる』は新聞の見出しにもなっている」と紹介。同席した私は「これは『はえる』かも」と思いましたが、毎日校閲が検証記事。恐れ入りました。|新語大賞の「映(ば)える」、新聞で使ってた? mainichi-kotoba.jp/blog-20181215 @mainichi_kotobaさんから