飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(いいね順)

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18日まで開催された東京駅の「空也上人大集合展」で使われた「そうだ 京都、行こう。」の方言訳を紹介したところ、地元の感覚からは違和感があるという声が、けっこう聞かれました。それならば、自然な方言ならばどう言えばいいのでしょう。「#そうだ方言」のタグで修正を加えていきませんか。
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「お母さん食堂」のコンビニでは女性役員がゼロ、同業他社で20~40%程度なのと対照的とのデータは参考になります。商品名には社会がどう思うかの視点が必要、という記事の趣旨には賛成。ただ、社会的批判のことを一貫して「言葉狩り」と形容しているのは違和感を持ちました。 president.jp/articles/-/513…
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「度胸」は見た目に現れにくいため、男が「度胸がない」と評価される局面は限定的です。一方、「愛嬌」は見た目に現れるため、女が「愛嬌がない」と評価されることはしばしばあります。その結果、今の社会では「度胸がない男」が被る不利益よりも「愛嬌がない女」が被る不利益のほうが大きくなります。
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昔は「情報過疎」「情報格差」など、情報が得られないリスクが議論されました。今もそれはそうですが、広告や「おすすめ」など、いらない情報をシャットアウトする技術や能力が問われていると思います。「テレビは○時間以上見ない」を守る小学生のように、「見ない技術」が重要になっています。
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京葉線新駅が「幕張豊砂」に決定、カタカナでなくてよかったとの声が報道されています。本来の地名や地元の施設にちなむ駅名は望ましいです。「高輪ゲートウェイ」決定の後、京急が4駅の名を公募で「大師橋」などに決めましたが、その頃から潮目が変わったと受け止めています。chibanippo.co.jp/news/local/844…
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『三省堂国語辞典』第8版のiOS版をApp Storeで探したが見つからなかった、という話をよく聞きます。辞書アプリは「辞書by物書堂」などの本棚アプリをまずダウンロードし、そのオプションとして買う方式が主流ですが、この方式が知られていないし、本棚アプリ自体も検索しにくい。周知が必要です。
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「インクルーシブ」(いろいろな個性を排除しない)をGoogleで調べると、「排除的、排他的」と出てきて驚きました。これでは真逆の意味です。リンク先を見ると「インクルーシブ」とともに反対語「イクスクルーシブ」も説明されています。こちらが機械的に引用されたらしい。Google検索では注意しよう。
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新聞社の入社試験で「違うかった」と書いた人がいれば、私も当然、疑問符をつけます。それは、日常の話しことばと、改まった書きことばのスイッチングがうまくできていないからです。決して「間違った日本語を使っているから」ではありません。入社後、そこはアドバイスするのが望ましいでしょう。
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よく検討すべきご指摘だと思います。とりあえず引用ツイートのみにて。▽8年ぶり改訂の三省堂国語辞典の「フェミニズム」にザワつく心 「適当なこと言わないで」北原みのり dot.asahi.com/dot/2022012500… @dot_asahi_pubより
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『大辞林』第4版では〈②落ちてしまいそうなほど量感に富むさま〉として「乳牛のたわわな乳房」を載せています。普通の例文なら「たわわな乳房」で済みそうなところを、あえて「乳牛の」として、いやらしさを消そうとしたとおぼしい。『大辞林』の苦慮を感じるのは私だけでしょうか。
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山田由佳さんとの共著『サクっと書けちゃう! 文章レシピ60』(新星出版社)は、文章をラクに書く小ネタを集めた本で、おかげさまで版を重ねています。今月から3か月、ローソンの全国4000店舗でも取り扱ってもらえるとのこと。お手にとってご覧ください。私の近所のローソンにはありませんでした。
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読書案内。踏切の一つ一つにも名前があります。しかも珍名も多くて「馬鹿曲(ばかまがり)踏切」「レコード館踏切」「洗濯場踏切」さらには「爆発踏切」など、ワケの分からんものも。その由来を調べると、知られざる歴史が見えてきます。▽ゆかいな珍名踏切 今尾恵介著 yomiuri.co.jp/culture/book/r…
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これは、そのとおりかもしれません……。今のうちに『三省堂国語辞典』の第7版もご購入ください。 twitter.com/kamikoshiki_/s…
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『大辞林』第4版はカバーを外した表紙も面白いです。カギカッコとか繰り返し符号とかの記号(約物〈やくもの〉)がデザインされています。第3版は「、」「。」が主でしたが、第4版は「ぐ」「ぐ」「ぐ」という「くの字点」が目を引きます。
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ネットスラングの「おまゆう」が近いのでは、というご意見が複数あります。ただ、これだと、BからA本人に逆襲する「そっちこそどうなんだ主義」と同じで、「Cだってやってるよ」と第三者のことをいう場合をカバーできないと思うのです。
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「貴様」の価値の下落は江戸時代に起こったのですが、その原因は「貴様」の敬意を疑う当時の謎マナーに発していたのではないか、という話です。つまり、謎マナーで敬意が下落することは昔からあったろう、と言いたかったのですが、昨今のマナーの話と混同させる書き方になっていました。失礼しました。
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『精選版 日本国語大辞典』のネット無料版により、「日本語は、意味も歴史も、ネットでだいたい分かるね」という時代に入りました。すると問題は「他の国語辞典は、はたして必要なのか」。今年の『三省堂現代新国語辞典』の人気を見れば、「必要」なのは確かですが、もっと新しい動きを起こしたい。
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江戸時代、人々の辞書(字引)に対する需要は、「文字を調べること」に尽きていました。ところが。明治になって、文語も俗語も網羅し、意味や発音などの情報を備えた「国語辞典」が現れ、支持を集めました。字引から国語辞典への脱皮。現代の辞書は、さらにその先に行くしかない状況になっています。
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ことばという正解が定めにくいものについて「これは正しい、誤り」と選別していくと、矛盾が生まれます。どこかで他人の考える「正解」と衝突する。どちらの言い方もそれなりに理由があるから存在するのに、声の大きいほうの主張する「正解」だけが通ってしまう。そこに問題があります。
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「月がきれいですね」という婉曲表現が、漱石うんぬんと関係なく、現に存在するのは事実です。しかもその返し方もあるみたい。「あなたと一緒に見るからでしょう」というのはいいですね。これで「I love you」「Me too」になります。6の女さんの動画で知りました〔2:13~〕。youtu.be/0c39iUSz4hA
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まあ、心臓がドキドキと言おうが、バクバクと言おうが、状況によって変えていいのと同じで、非難がかまびすしいなら「囂々」、響きわたるなら「轟々」と考えることもできます。メディアでも昔から「非難轟々」を見かけます。ただ、多くはありません。基本的に「非難ごうごう」と仮名で書くからです。
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「この作品」という意味の「本作」という日本語はないのかも、という文章を目にしました。「『広辞苑』などの辞書にないから」とのことですが、これは辞書の項目の立て方を誤解しています。「本作・本会・本品……」などきりがなく、「本」の意味を示せば十分なので、立項しない辞書が多いのです。
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「熊様の動物」について、真面目だけれど巧まざるユーモアの含まれた説明ですね。 twitter.com/hakodate119/st…
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三省堂「今年の新語」大賞は「映(ば)える」に決定。「インスタ(SNS)映え」から「ばえ」が独立して、昨年・今年あたりから「ばえる」「ばえた」あるいは「ばえな〇〇」の形で、共有したくなる見映えの美しさを表します。SNS時代の美を語ることばです。会場からお送りしました。#今年の新語2018
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一方、「首相はやめろ」の「やめろ」は人格攻撃ではない、と私が述べたことについて、「ではお前はそう言われて嬉しいのか」という趣旨の意見も。一民間人にそう言ったら脅迫的ですが、公人に辞職を求める権利は誰にもあります。私好みの言い方は「○○氏はやめるべきだ」ですが、連呼には向かないか。