飯間浩明(@IIMA_Hiroaki)さんの人気ツイート(いいね順)

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すみません、冒頭の画像、トリミングしてしまったようですので、改めて載せておきます。認識不足あればご教示ください。
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蛇足のご説明。「彁」は使用実態が不明な「幽霊文字」のひとつとして有名です。うっかり間違ってコンピューター文字のひとつに採用してしまったらしいのです。
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乃木坂46「帰り道は遠回りしたくなる」は、曲がったことのない横丁を曲がって帰るのが好きな私も共感します。「行きたい 行きたい……」は「ゆきたい」と発音してますが、「生きたい」と区別するためですね。斉藤由貴「悲しみよこんにちは」も「悩んでちゃ 行けない」を「ゆけない」と歌ってました。
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乃木坂46「裸足でSummer」。乃木坂の曲を根拠に辞書の項目の候補にしたことばとして「インフルエンサー」があります。今回の曲にも「サイドウォーク」(歩道)、「ルイボスティー」など小型辞書に載っていていいかな、と思うものがありました。
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4月からのTBSドラマ「持続可能な恋ですか?」では松重豊さんが国語辞典編纂者を演じる。どんな演技をされるか楽しみです。松重さんのコメントのとおり、必ずしも堅物でない姿が見られるのではないかな。編纂者という仕事が世の中に認知されるきっかけになるでしょうか。tbs.co.jp/jizokoi_tbs/
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私自身が「お母さん食堂」を知ったのは2020年4月のことでした。街で看板を見つけて写真を撮りました。撮影した時の記憶は特にありません。「お母さん」よりも「すげーうまい」に注目したのかもしれません。要するに「お母さん」のネーミングには特に問題意識を持っていませんでした。〔続く〕
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SNSで作者に対して「最初は退屈だなーと思っていましたが、最後はとても感動しました!」というような感想を直接言っている人を見かけることがあります。正直な気持ちで、悪気はないのでしょうが、前半はことさら言わなくてもいいのになー、と思ったりします。
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自分にとって完全に当たり前のことばが、他人にとっては未知のことばであることが珍しくない(自分と他人を入れ替えた場合も同様)という、その不思議さに、私なんかは感嘆するわけです。Togetterのコメント欄では、そっちのほうにはあまり話が広がっていない模様で、少し寂しい。
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Hey! Say! JUMP「Ultra Music Power」では「せつないこの地球(こころ)」というルビが特徴的でした。「地球」は「ほし」などとも読まれるし、サザンの「ピースとハイライト」では「ふるさと」と読んでいました。
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同様に「褒めるばかりの意見」も公平でないとは言えます。ただ、長所って短所を覆い尽くす面があるので、ひとつ大きな長所があれば、ことさら短所を言わなくてもいいことも多い。私は以前、ある名作小説を終盤まで「退屈だ」と思って読みましたが、最後の感動的な場面で全部OKになったことがあります。
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こういう現象は実はよくあって、napkin(ナプキン)が「布巾」の影響で「ナフキン」、cholera(コレラ)が「ころりと死ぬ」の連想から「コロリ」になったりします。私も小さい頃「ナフキン」と言ったかも。現在では元の発音に近い形を使う傾向がありますが、「パセリ」はそのまま残ったんですね。
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「せんべい」を「せん遍゛以」と変体仮名(今では使われない昔の仮名)で表記する例はよく見ますね。記事では「草加特有」の表記ではとありますが、草加以外でも。全国的に偏りはあるのかな。私の撮った写真を添えておきます。▽東京新聞 tokyo-np.co.jp/article/saitam…
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現在の私は、他人様の家庭での命名方法には特に何も意見がなく、「お望みのままに」という感じです。ただ、今後は、子の命名理由を役所にきちんと説明できる家庭に斬新な名前が増えるかもしれない、とは思います。役所に対する説明能力が問われる時代になるかもしれないと。
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国語辞典の記述が妥当かどうかを、多数派の辞書にあるかどうかで判断することがよくあります。でも、注意が必要です。少数の辞書だけが事実を指摘していることが珍しくないからです。辞書の作り手は、むしろそういう事実を見つけようと競っているわけです。
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「政治的なことばをどこまで過激にしていいか」は議論の余地があると、私も保留をつけました。ただ、安易に「××(罵倒語)」などと言わず、むしろ「穏やかなことばで、鋭く事実をえぐる」のがベストだと思う。国会でも、事実を積み重ねて鋭く追及する質問が、大きなうねりを生むことは多いですね。
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このことは『三省堂国語辞典』第8版の「違和感」に注記をしました。けっこう簡潔な説明になっていると思います。「もう認められている」というよりは、昔からことばにうるさい言語学者も〈抵抗感が感じられない〉〈緊迫感を感じる事無く〉などと使っています。『三国』もぜひご活用ください。 twitter.com/maki_shippo/st…
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自分の主張に説得力を持たせようと思ったら、なおさら、対立する側の主張を理解し、「なるほど、そうとも考えられるな」というところまで一度近づく必要がある。その上で、「その考えは分かるが、これこれの点に決定的な穴があり、やはりこちらの主張に分がある」とやれば議論の体をなします。〔続く〕
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#乃木坂工事中」を後から追っかけて視聴すると、鈴木絢音さんは年に100~200冊読む読書家で、『三省堂国語辞典』(『三国』という略称をご存じ)と『新明解』を実際に使っているとのこと。両辞書の成立事情にも詳しいので、佐々木健一『辞書になった男』(文春文庫)を読んだのかも。
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King Gnu「Stardom」の歌詞は難しい漢字が多く使われています。〈草臥れた足〉〈生に涯があったって〉などは難読でしょう。「草臥(くたび)れる」「涯(はて)」です。「涯」は私のパソコンの漢字変換では出てきませんでした。
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東京駅の近くにある八重洲ブックセンターは、1980年代に少年だった私が、夏休みなどに郷里の香川県から上京するたびに必ず訪れていたお気に入りの書店です。まだ新しいピカピカした建物で、ここに行けばどんな本でも手に入る驚きの書店でした。私が育ててもらった恩ある書店のひとつです。
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冒頭で述べた「恣意的」の「(2)勝手気まま」を「誤用」とする説もネット上にありました。それについては、以前否定したことがあります(リンク参照)。今回は「恣意的」の意味を再説し、あわせて「意図的」と言い換えられる場合があることについて述べました。
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『三省堂国語辞典』における「男」「女」(とりわけ「女」)の語釈の変遷について、1/5「NHKおはよう日本(首都圏)」および1/11「首都圏ネットワーク」で取り上げてもらいました。『三国』が昔から男女の性をどう説明しようとしたか、苦心の足跡を知っていただければありがたいです。(以下長文です)
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「すみません」はなぜ「おわび」「感謝」の両方を表すのか。朝日新聞withnewsの神戸郁人記者から質問を受けたのを機会に、ご一緒に辞書の記述を見ながらお話ししました。楽しい辞書学習の時間といったところでした。 withnews.jp/article/f02206…
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「誤用」を積極的に表示する国語辞典どうしを比べてみると、それぞれの「誤用」の表示は必ずしも一致していません。結局は、辞書の編者が誤用とみなせば誤用、みたいなところがあります。そんなあやふやな基準で、お互いに「あなたのことばは誤用」などと指摘しあうのは生産的ではありません。
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MISIA「Everything」で「やさしい嘘ならいらない」、山内惠介「唇スカーレット」で「これが たとえ嘘でも」と使われる「嘘」。どちらも普通の字のようですが、辞書を見ると「噓」となっています(右下の部分に注目)。書籍ではこれが標準字体なんですが、世間的には「口」の横に「虚」が標準ですね。