児玉美月|Mizuki Kodama(@tal0408mi)さんの人気ツイート(リツイート順)

性的マイノリティを描く映画が企画段階からその後の広報まで有識者を必ず含むであるとか、コミュニティファーストであるとか、そういった当たり前のことを日本映画界はこれまで怠りすぎ。
『The Hustle』('19) ──「どうして女の方が詐欺師に向いてると思う?自分より賢い女がいるなんて思ってる男はいないから。それを使うの」 『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』('88)のアン・ハサウェイとレベル・ウィルソンによる女性版リブート映画。正反対の二人の掛け合いが極上のコメディ。
「ウォシャウスキー姉妹はSFやサイバーパンク、ディストピアといったジャンルを通じて、トランスの経験による美学に基づく新たな映画の枠組みを構築しました。今こそ最も成功したトランスの映画監督として大衆文化におけるウォシャウスキー姉妹の功績を分析するべき時」 note.com/k18/n/nefb61ce…
9/4公開『ミス・マルクス』 カール・マルクスの娘であるエリノア・マルクスの伝記作品。労働者や女性の権利問題に奔走したエリノアの生涯を描くオーセンティックな時代劇の映像に、現代的なパンクロックの音楽が重ねられる。『ペトルーニャに祝福を』や『5月の花嫁学校』にも繋がるフェミニスト映画。
#松本まりか24時間生テレビ でふくだももこ監督の撮ったドラマ(6話目)が配信されています。松本さんの友達がレズビアンの女の子で二人のやりとりが可愛らしいドラマになってます。「シスヘテロしかいない世界をもう撮らない」と宣言してから有言実行までのスピード感が凄い。 abema.tv/video/episode/…
日々映画について言ったり書いたりする際、「レズビアン/映画」という言葉を意識的に使うのは、あまりにそれらが「隠されている」ようにしか思えなく、物語のなかに自分を探している人、その物語を求めている人、本当に必要としている人々の元へ、どうも届いている気がしないからだったりする。
『君の心に刻んだ名前』を「禁断の恋がテーマのティーン向けラブロマンス」などとしているNetflixは何を考えているのだろう。同性愛を「禁断」と形容すべきではないことはこれまでも散々指摘されてきたはずなのに是正されていないことに驚く。
本作を監督したAam監督によれば、タイのBL産業自体は、製作陣に未だ同性愛嫌悪な人も多く、時代遅れだと感じるときがあると言う。カメラマンでさえ、男性二人のキスシーンが終わった後に吐くような身振りをしたりすると。
原稿書くために『君の名前で僕を呼んで』を観返して、『Tharntype』がいかに再現しようとしていたかを再確認した。完全にtharnとtypeがタイ版オリヴァーとエリオに重なる……
『チェデン&アップル』(2017年) 夫を亡くしてレズビアンを宣言し、忘れられない初恋の女性を探し求めるチェデン。恋人の暴力に耐えられず相手を殺害して逃避行する元俳優のアップル。フィリピン版『テルマ&ルイーズ』と言われる六十代の女性二人の旅を描くコメディ映画。初恋相手探しの結末が良い。
安川監督が『よだか』を撮るまで長年どれだけ苦労したかを聞いた帰り道に、女性の映画作家だけを集めた過去のプロジェクトにおいて今映画を撮れてる作家が何人いるか話した帰り道に、男性中心主義の日本映画界にいる「女性監督」に対する「仕事があることは誇れることではない」という言葉はあまりにも
2/26公開『チェチェンへようこそーゲイの粛清ー』チェチェンで横行する性的マイノリティへの弾圧を追ったドキュメンタリー。匿名を担保しつつ彼らの人間性を損なわないよう施されているダブルフェイス技術。それは存在を消され、声を奪われてきたマイノリティの歴史に加担しない意思の表れでもあった。
『ユンヒへ/ユンヒに』 ──「私たちは何も悪くないから」 韓国と日本に住む女性の手紙の往復で進む韓国のレズビアン映画。月と雪が彼女たちを隔てる国境を結びゆく。交わされる言葉はほぼ手紙に書かれた文字であって、直接発される声によるものではない。その透徹さがより二人の時間の重みを伝える。
YEBISU GAEDEN CINEMAが11/8 (火)の再オープンに伴い、『グザヴィエ・ドラン SPECIAL COLLECTION』を上映する。『わたしはロランス』や『マティアス&マキシム』など。ぜひこの機会に、ドランの映画とスクリーンで出会ってほしい。入場者プレゼントのポストカードも素敵。 unitedcinemas.jp/ygc/informatio…
2021年でさえそんな日本映画が何本も公開されてしまう。これまでそういった種の「ネタバレ」を供給してきた作り手、享受してきた受け手は、一度立ち止まって考えてみてほしい。そんな「ネタバレ」が成立していること自体がおかしいこと。
先日『彼女が好きなものは』を試写で観た。ゲイの少年とBLを愛好する少女の友情譚として、接したことのなかった存在に対する偏見を繙き、自分の人生を新たに歩み始める成長譚として、ドラマ版から二年以上の月日を隔てておくられるこの映画版は、より物語のエッセンスが磨かれているように感じた。
「いない」のではなく「いないことにされている」ことを是正するために、レズビアンの映画として伝えられてこなかった映画を「これはレズビアンの映画ですよ」と何度もずっと語りなおしてきたことを、きっとこれまで見てきてくださった方はそのあたりの想い含め気付いてくれているだろうと思う。
少なくともいち映画観客としていつも通っているヒューマントラストシネマに何も知らずに行って、でかでかとキム・ギドクのポスターが垂れ下がっているのを見たら、傷つき、様々な記憶がフラッシュバックするのは想像に容易い。せめて性被害の当事者が潜在的にかなり多いということは知っていてほしい。
併せてウェブ版では、編集部の「筆者の意向を踏まえ、内容を一部訂正しました」の註釈のもと、表記が「お姫さま」→「マルグリット」、「旦那様」→「夫」に変更され、「普通隠さないかな」の文言は削除されています。 kinenote.com/main/feature/r…
トラン・アン・ユンの『ノルウェイの森』に出演した菊池凛子に「映画の中で泣く時と実際の人生で泣く時、映画の中で泣く時の方が、本当のように感じる。そんな私って怪物?」と問いかけられた監督は、「君と僕はアーティストだ。表現者にとって演じることは、生きることよりも本物なんだよ」と答えた。
是枝裕和『ベイビー・ブローカー』試写。赤ちゃんポストを巡る物語のなかで、いわゆる血の繋がった父と母と子が成す伝統的な家族の在り方とは異なる「家族」に対する可能性と希望を提示する。そこには同性愛や女性差別の問題も繊細に織り込まれてもいた。難しい問題であっても、対話を続けていくこと。
最近台湾クィア映画についての原稿を書いていたこともあって、台湾BLドラマはどんな感じなのかなと思ってとりあえず『We Best Love』を観てみたら、王道中の王道で人気あるのがよくわかる。空気中の滴が視認できるほど男性が衒いなくぼろぼろ泣くのが良かった。3期ください。 amazon.co.jp/-/en/dp/B0981C…
1/15公開『恋する遊園地』 遊園地のアトラクションに恋した主人公を描く非人間と人間の恋の物語。異性愛規範に嵌まることのできなかった「変わった女」にも居場所を与えるような、あたたかい受容の映画だった。それが『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルランであることを踏まえると、より説得力を増す。
NHKのドラマ『作りたい女と食べたい女』(つくたべ)の制作の舞台裏トークの聞き手を務めました。みなさんにとても誠実にお話しいただきました。ぜひお読みください。 #つくたべドラマ nhk.jp/p/tsukutabe/ts…
公開日が9月17日(金)に決定したとのことです。 kimiwaka.com twitter.com/tal0408mi/stat…