児玉美月|Mizuki Kodama(@tal0408mi)さんの人気ツイート(リツイート順)

製作陣のメディアでの無理解な発言は、当然そのまま作品の内容自体がそれ相応のものであると見做され得る。レズビアンカップルが「女性役」/「男性役」で成り立っているというような異性愛規範に基づく思い込みを広めるのはやめた方がいいと思う。 mantan-web.jp/article/202008…
映画レビューは約70%が白人男性によって書かれている|映画批評サイトのロッテン・トマトは2019年に過半数が女性の600人の批評家を追加、俳優のブリー・ラーソンは映画祭でこの問題を改善するための三つの解決方法を提示した。 front-row.jp/_ct/17428940
8/19公開『セイント・フランシス』 34歳の女性がレズビアンカップルのナニーとして働くひと夏が描かれる。中絶手術後の子宮マッサージ、卵子凍結、月経カップ…映画でこれまで言及されてこなかった身体にまつわる言葉が飛び交う。主演も務めたケリー・オサリヴァンの繊細で軽やかな脚本が素晴らしい。
こういった文脈におけ「「LGBTQ」という言葉が不要」もひとつの常套句としてあるけど、どれだけ「LGBT」という言葉の成り立ちや歴史性を踏まえられているのか、その名の下に連帯してきた当事者の人々のことをどれだけ鑑みているのか等々、いつも疑問が頭を擡げる。 eiga.com/extra/ikemen/2…
ジェンダー研究者Cassia Rothによる『燃ゆる女の肖像』の「中絶」表象について書かれた記事を、透明ランナーさんが翻訳してくれている。エロイーズとマリアンヌの二人だけでなく、ソフィーの存在(とソフィーの中絶の場面)を重要視するレビューはとても多かった。 note.com/k18/n/n9d7b73d…
サイトにも情報が出ましたが9月27日に発売される『ユリイカ』2022年10月号は、なんとセリーヌ・シアマの特集号です。私も寄稿する予定です。 ── "クィア映画の俊英はいまなにを見つめるか——セリーヌ・シアマのまなざしを追う" seidosha.co.jp/book/index.php…
セリーヌ・シアマの『トムボーイ』、リリース記事では主人公を「男の子として過ごそうとする少女ロール」と表現しているけど、「少女」なのか「少年」なのか、そのどちらでもないのかがわからないという映画だと思うので、「少女」と言い切ってしまうのには違和感を覚える。 eiga.com/news/20210721/…
エリザベス・デビッキは『TENET テネット』よりも『Vita&Virginia』の方がより魅力的に描かれていると思うので日本劇場公開いかがでしょう……『燃ゆる女の肖像』の流れとかで……。
『炎の二人』('96) 兄と弟の結婚相手として同居し始めた二人の女性が次第に惹かれ合っていく。初めて女性の同性愛を主題にしたと言われるインド映画。伝統的な家父長制のもとから逃避行を誓う二人の愛が、燃え盛る炎、緑の広がる草原、篠突く雨とダイナミックに転調する画面を経て、ついに結実する。
『窮鼠はチーズの夢を見る』の公開された予告編、ドライブで行った海のシーンも今ヶ瀬がコクトーの『オルフェ』を流してるシーンも屋上で戯れ合うシーンも、好きなシーンが満載。でも、映画的な空間へのこだわりを感じることもあってやっぱり二人が部屋にいる時間が一番好きだ。一生観ていたい。
「『女性には正義がもたらされない』ということがある。この映画を作った目的とは、その状況を訴えるためだったんです。当時、女性が被害に遭った性犯罪において、正義を見出すことは稀なことでした。それは悲しいことに、公開当時、そして今でも変わらないことなんです」
テレビに出ている俳優の女性を見て、老いただの老けただのを話題にしてトレンド入りしているのが、本当に嫌だなと思う。
『ベイビーわるきゅーれ』で阪元裕吾監督が「“制服”と“恋愛”は排除する」と意図した箇所がまさにで、クィア界隈でこの映画について話したとき、高校生くらいの女性を描いてるのにフェティッシュ化された制服、(特に異性との)恋愛、それから親の存在が希薄なのが良いと話した。 lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/c…
少年同士の恋を描くタイ映画『Dew』が『デュー あの時の君とボク』で7月に日本公開決定とのこと。もう公開しないと思っていたところにこれは嬉しい。 realsound.jp/movie/2021/02/…
大阪アジアン映画祭で上映される香港映画の『はじめて好きになった人』、女性同士の親密な関係を描いた作品らしく観たい。 oaff.jp/2022/ja/progra…
性的マイノリティを描く映画を伝える側が、(おそらく大抵の場合)「差別がなくなってほしい」という感情を伝えようとするときに「言葉がなくなってほしい」という表現を選択することが、どんな脅威や抑圧に繋がり得るかを、一度立ち止まって再考してくれることを願う。 twitter.com/tal0408mi/stat…
考えてるときに「考えすぎだよ」と思考を止めるような言葉を言われるの本当に苦手だ。考えて考えて考えなければ、言葉は暴力的になっていく一方だから。
本予告にもある「もし僕が女性で夫が亡くなったあと家族の世話を続けていた場合、同じ質問をしますか?」という台詞が伝えるように、「配偶者」であれば人がとりあえずそれで納得して問われないようなことでも、「他人」であればつねに理由を要求されてしまう現実がある。
7/22『映画はアリスから始まった』試写 "世界初の女性監督"であるアリス・ギイ。男性の歴史家が書いた映画史において彼女の名前は透明化され、或いは別の男性の名前に書き換えられてきた。この映画が実践しようとしているのは彼女の再評価のみならず、ひいては「映画史」の捉え直しそのものでもある。
『彼女が好きなものは』TIFFの頁でも「腐女子」ではなく「BL好き」表記。製作サイドから『BL進化論』や『BLの教科書』等の基礎文献に言及しながらチームに知識を共有することに努めたと聞いて、BLは学問的に学ばずとも勘や勢いで何とかなると軽視されがちなので嬉しかった。 2021.tiff-jp.net/ja/lineup/film…
──「告訴人が若い女性だったら、彼は拘束されていましたか?」。『プロミシング・ヤング・ウーマン』や『17歳の瞳に映る世界』がスクリーンにかかっている今、ひっそりと配信されはじめたこの『69歳』という映画も、どうか多くの人に観られてほしい。
10/15公開『最後の決闘裁判』は、脚本家の一人が『ある女流作家の罪と罰』のニコール・ホロフセナー。劇中では長めの性暴力シーンが繰り返されるけど、『セックス・エデュケーション』などのインティマシー・コーディネイターであるイータ・オブライエンが入っているみたい。 20thcenturystudios.jp/movie/kettosai…
「普通の批評家は「大島はこの映画でこういうことを表現したかった」ということしか見ないわけですけれども、もしある日「この映画で大島はこういうことを隠したかったんだ」ということを言う批評家が出てきたら素晴らしいと思っています」という大島渚監督の言葉、とても好き。
韓国の映画研究者Kelley Dongが韓国クィア映画の歴史について記した記事「Queer Korean Cinema」を、透明ランナーさんが翻訳してくれています。韓国クィア映画を語る上で重要な情報が詰め込まれており、必読だと思います。 ──韓国クィア映画の過去、現在、未来 note.com/k18/n/n9b30aad…