児玉美月|Mizuki Kodama(@tal0408mi)さんの人気ツイート(新しい順)

こういう時に発言してくれるクィア映画の送り手はとても素敵だと思います。 twitter.com/donuts_movie/s…
愛する女性と生きた作家トーベ・ヤンソンを描く『TOVE/トーベ』が10月1日に公開決定したとのこと。 klockworx-v.com/tove/
5/28公開『5月の花嫁学校』 1960年代のフランスの家政学校を舞台に、女たちが革命の足音とともに目覚めていく。ジュリエット・ビノシュが初めてパンツスタイルを纏う瞬間は感動的ですらあり、レズビアンの女の子たちはまだ見たことのない海を一緒に見ようと誓い合う。先人への敬意が結晶化した終幕。
7/1公開『スーパーノヴァ』 コリン・ファースとスタンリー・トゥッチ演じる長年連れ添ったゲイカップルが旅の道すがら老いと病に向き合う。静けさの中に時間の堆積と深い愛情が刻印されてるよう。繊細な編集は『ゴッズ・オウン・カントリー』『アンモナイトの目覚め』のクリス・ワイアットによるもの。
公開日が9月17日(金)に決定したとのことです。 kimiwaka.com twitter.com/tal0408mi/stat…
「普通の批評家は「大島はこの映画でこういうことを表現したかった」ということしか見ないわけですけれども、もしある日「この映画で大島はこういうことを隠したかったんだ」ということを言う批評家が出てきたら素晴らしいと思っています」という大島渚監督の言葉、とても好き。
トランス女性をシス男性の俳優が演じれば、俳優のジェンダーに引きずられてトランス女性は女性ではなく別の/元のジェンダーがあるという偏見を強化しかねない。それがトランスの俳優の数少ない就労機会を奪うと同時にどんな影響を及ぼすか等の検討もなく、称賛の言葉ばかりが並ぶべきではないと思う。
今日からNetflixで配信が始まった『詩人の恋』は詩人の中年男性が出逢った青年にひそかに懸想する、すべてが詩で彩られた癒しの映画。どこへもいけない者たちに自由の翼を授けるため存する詩の言葉の数々。「詩人は代わりに泣いてあげる人 悲しみを抱えきれない人のために」。 netflix.com/jp/title/80209…
『女子的生活』で、みきがトランスジェンダーに関して丁寧に説明してあげることを「初回特典サービス」と表現するのがやっぱり良い。わからないことを聞く権利はあっても、教えてもらうのは当たり前じゃないという意識は大事。みきがレズビアン設定で一緒に住む後藤と恋愛に発展しないのも好きだった。
紋切り型な悲劇で描かれるトランスジェンダー女性を演じるシスヘテロ男性の偽善や欺瞞が次第に暴かれていき、表象を簒奪して脚光を浴びるマジョリティとその影で虐げられるマイノリティが舞台装置を利用して最終的に対面するという大変辛辣な韓国映画『Lost to shame』、日本でも公開してほしかった。
少年同士の恋を描くタイ映画『Dew』が『デュー あの時の君とボク』で7月に日本公開決定とのこと。もう公開しないと思っていたところにこれは嬉しい。 realsound.jp/movie/2021/02/…
女女の愛を「性別を超える/超えない」に還元してしまうのも、これに少し似ている気がする。どこにもないものだったり、なにかを超えているものだったり、自分たちの既知の世界から完全に切り離されたものとしてただ眺めるのは、さぞ甘美な体験なのだろうと思う。
男女がベッドの上で結婚を約束し合ったならそれはきっと「恋愛」だと言われるだろうに『リップヴァンウィンクルの花嫁』のふたりになると「名付けられない特別な関係」のように言われてしまうのは、女女だからな気がして腑に落ちない。「名前を与えてもらえてこなかった」という視点なしには言えない。
4/9公開『アンモナイトの目覚め』試写 古生物学者メアリー・アニングと化石収集家の妻。決して結びつくことがなかったであろう女と女が男を介して定められた時間を過ごす。階級の異なる女二人の力関係を主題に持つ映画であるがゆえのラストシーンが精彩を放つ。『燃ゆる女の肖像』との共通性が色濃い。
『あのこは貴族』と『君は永遠にそいつらより若い』が去年のTIFFで同時にスクリーンにかかっていたのは、女と女の関係性にはこんなにも豊かなバリエーションがあるのだということを示していて良かった。どちらの映画も、男性との恋愛を終着点にしてそこに向かっていったりはしない。
本ビジュアルが解禁された今秋公開映画『君は永遠にそいつらより若い』は、女性同士の愛を描く映画です。ちゃんと、はっきりと。
結構前だけど、『燃ゆる女の肖像』関連で特に印象に残っていた記事。
"そうして多くの当事者は「レズビアン」を避け、別の用語使用を余儀なくされてきた。レズビアン活動家は自らを定義する言葉として「レズビアン 」を尊厳を持って使えるようにすべく今も闘っている。批評家は可能な限り「レズビアン」という言葉を使い、この活動に貢献することを仕事の一部とすべきだ"
"レズビアンは男性の性的欲求のために人間性を奪われ、フェティシズム化され、その場合にのみ受け入れられる類の同性愛嫌悪に直面してきた。その結果「レズビアン」という言葉は、誤ったイメージを持たされたり、ポルノのカテゴリーとして認識されたりしてしまうことになった" lwlies.com/articles/why-f…
映画レビューは約70%が白人男性によって書かれている|映画批評サイトのロッテン・トマトは2019年に過半数が女性の600人の批評家を追加、俳優のブリー・ラーソンは映画祭でこの問題を改善するための三つの解決方法を提示した。 front-row.jp/_ct/17428940
正直なところ、性的マイノリティを描く映画に出演した俳優のインタビュー記事には落胆することの方が多いけど、この言葉には救われた気持ちになった。と同時に「普遍的な〜」を始めとして、問題含みのお決まりの宣伝文句が、ひとつひとつ見直されていくことを切に願う。(自分自身への自戒も勿論込み)
久しぶりに思い出したけど、やっぱり『his』のこの藤原季節のインタビュー記事は良かった。同性愛映画の宣伝の常套句である「普遍的」に対して、はっきりと「それは僕ら(マジョリティ)の視点」と異を唱えた役者はそういない。「変わるべきは世の中の方」だということも。 bizspa.jp/post-265595/
男性の学者が男性のマスターベーションと生理をほとんど遊戯的なレトリックにおいて並置することの露悪さは、その並置の害悪さを主張したところで、もっと高尚な文意があるかのような身振りでその主張が単純な議論でしかないと煙に巻かれてしまうところにあると思う。
Netflixで観た『佐藤家の朝食、鈴木家の夕食』が良かった。「同性カップルも子供をもち家族が欲しい」、ではその子供の気持ちは?という難しいテーマを、レズビアンカップルの子供とゲイカップルの子供の交流を通しながら、二時間の限られた時間で丁寧に描写を積み上げていくところに誠実さを感じた。
ゲイの息子を亡くした母を描く2/26公開予定の『ステージ・マザー』。監督のトム・フィッツジェラルドはかつてレズビアンカップルの老後とパートナーを看取ることを描いた『夕立ちのみち』を撮っていて、年を重ねた女性の生き方に対する温かいまなざしを持った監督だなと思う。 twitter.com/tal0408mi/stat…