児玉美月|Mizuki Kodama(@tal0408mi)さんの人気ツイート(いいね順)

特にジェンダーやセクシュアリティに関わる映画の作り手や送り手が差別的言動や振る舞いをする度に、寧ろ業界外の性的マイノリティの当事者や普段からそういった問題にコミットしている人達ばかりが声をあげている現状だけでも由々しき問題なのに、そこに対立構造を作りかねない事に加担してるの最悪。
『ベイビーわるきゅーれ』で阪元裕吾監督が「“制服”と“恋愛”は排除する」と意図した箇所がまさにで、クィア界隈でこの映画について話したとき、高校生くらいの女性を描いてるのにフェティッシュ化された制服、(特に異性との)恋愛、それから親の存在が希薄なのが良いと話した。 lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/c…
先日『彼女が好きなものは』を試写で観た。ゲイの少年とBLを愛好する少女の友情譚として、接したことのなかった存在に対する偏見を繙き、自分の人生を新たに歩み始める成長譚として、ドラマ版から二年以上の月日を隔てておくられるこの映画版は、より物語のエッセンスが磨かれているように感じた。
こちらの『トムボーイ』の投稿に関しましてファインフィルムズ様よりご連絡いただき、監修の方を含んだ協議の結果、第一報にあった主人公を「少女」とする表現は、今後使用しないことに決定したとのことです。 twitter.com/tal0408mi/stat…
前作『追憶と、踊りながら』でもゲイ男性を描いたホン・カウ監督の新作映画『MONSOON モンスーン』。日本のクリエイティヴから消された相手の男性とゲイの主人公が劇中で同フレームにいるスクリーンタイムは上映時間85分中20分程度で、二人の精神的・身体的な交流は重要なものとして映画を通して続く。
キム・ギドク特集上映を強行する東京テアトルは性犯罪についてどんな見解を有しているのか。同映画館に通う被害に遭われた観客の方が不意打ちで目にしてしまったら、彼の犯したことを知らぬまま観た観客がのちに知り深い傷を負ってしまったら。安心と安全を保障すべき映画館が二次加害に無頓着すぎる。
ジェンダー研究者Cassia Rothによる『燃ゆる女の肖像』の「中絶」表象について書かれた記事を、透明ランナーさんが翻訳してくれている。エロイーズとマリアンヌの二人だけでなく、ソフィーの存在(とソフィーの中絶の場面)を重要視するレビューはとても多かった。 note.com/k18/n/n9d7b73d…
4/9公開『アンモナイトの目覚め』試写 古生物学者メアリー・アニングと化石収集家の妻。決して結びつくことがなかったであろう女と女が男を介して定められた時間を過ごす。階級の異なる女二人の力関係を主題に持つ映画であるがゆえのラストシーンが精彩を放つ。『燃ゆる女の肖像』との共通性が色濃い。
▼GYAO!で無料配信中オススメクィア映画 キャロル ジョン・F・ドノヴァンの死と生 よこがお レイニーのままで エマ、愛の罠 無伴奏 リトル・ガール 愛の鎖 ふたりのJ・Tリロイ ラフィキ モーリス ボルベール ミスエデューケション ネオン・デーモン テルマ 御法度 卍 etc. gyao.yahoo.co.jp
📚寄稿📚 行定勲『窮鼠はチーズの夢を見る』評──「窮鼠、鯛、またの名を死神」を、4/30発売の『映画芸術』471号に寄稿しています。『窮鼠〜』が描く物語とは何だったのかを、映画を通して改めて考えながら書きました。 映画館への思いが込められたミニシアター特集号です。
性的マイノリティを描く映画が企画段階からその後の広報まで有識者を必ず含むであるとか、コミュニティファーストであるとか、そういった当たり前のことを日本映画界はこれまで怠りすぎ。
ゲイの息子を亡くした母を描く2/26公開予定の『ステージ・マザー』。監督のトム・フィッツジェラルドはかつてレズビアンカップルの老後とパートナーを看取ることを描いた『夕立ちのみち』を撮っていて、年を重ねた女性の生き方に対する温かいまなざしを持った監督だなと思う。 twitter.com/tal0408mi/stat…
エリザベス・デビッキは『TENET テネット』よりも『Vita&Virginia』の方がより魅力的に描かれていると思うので日本劇場公開いかがでしょう……『燃ゆる女の肖像』の流れとかで……。
性的マイノリティを描く映画を伝える側が、(おそらく大抵の場合)「差別がなくなってほしい」という感情を伝えようとするときに「言葉がなくなってほしい」という表現を選択することが、どんな脅威や抑圧に繋がり得るかを、一度立ち止まって再考してくれることを願う。 twitter.com/tal0408mi/stat…
『彼女が好きなものは』TIFFの頁でも「腐女子」ではなく「BL好き」表記。製作サイドから『BL進化論』や『BLの教科書』等の基礎文献に言及しながらチームに知識を共有することに努めたと聞いて、BLは学問的に学ばずとも勘や勢いで何とかなると軽視されがちなので嬉しかった。 2021.tiff-jp.net/ja/lineup/film…
タイBLドラマはクィアの若者層をエンパワメントしてくれるコンテンツとしても素晴らしいものだった筈なのに、その層がアクセスしやすいYouTubeでの鑑賞ができなくなっていくのは悲しい。LGBTQ系コンテンツは、他のコンテンツとは事情が異なる側面があるのだということをほんの少しでも理解して欲しい。
高校生の女子がプロ野球選手を目指す『野球少女』。男性だけにしか門戸が開かれていなかった世界で女性が道を拓こうとするときに遭遇しえるあらゆることが、とりこぼさないよう緻密に織り込まれた脚本によって描出されていく、優れた韓国映画。今日からNetflixで配信開始。 netflix.com/jp/title/81442…
セリーヌ・シアマの『トムボーイ』、リリース記事では主人公を「男の子として過ごそうとする少女ロール」と表現しているけど、「少女」なのか「少年」なのか、そのどちらでもないのかがわからないという映画だと思うので、「少女」と言い切ってしまうのには違和感を覚える。 eiga.com/news/20210721/…
こういう時に発言してくれるクィア映画の送り手はとても素敵だと思います。 twitter.com/donuts_movie/s…
『炎の二人』('96) 兄と弟の結婚相手として同居し始めた二人の女性が次第に惹かれ合っていく。初めて女性の同性愛を主題にしたと言われるインド映画。伝統的な家父長制のもとから逃避行を誓う二人の愛が、燃え盛る炎、緑の広がる草原、篠突く雨とダイナミックに転調する画面を経て、ついに結実する。
「レズビアン/ゲイ映画ではなく普遍的なラブストーリー」のような言い回しが問題含みなのはそれがあまりに蔓延すると「レズビアン/ゲイ映画」は評価に値せず、「普遍性」に向かう作品ほど評価されるものとして(本来正当ではないはずの)評価軸のようなものが固定化されてしまうというのが一つある。
昨日TIFFで『ディア・エヴァン・ハンセン』を観た二十代の従姉妹が、内気な主人公の男性が周りに捲し立てられておどおどしてしまう場面で、劇場内に笑いが起きたのが居心地が悪かったと言っていた。わかりやすくいえば「非モテ男子」をみて笑うのに対して「もうそういう笑いは古い」と。成程と思った。
レズビアンの作家トーベ・ヤンソンを描く映画『TOVE(原題)』の公開が、2021年秋に決定したとのこと。今からとても楽しみな作品。 klockworx-v.com/tove/
是枝裕和『ベイビー・ブローカー』試写。赤ちゃんポストを巡る物語のなかで、いわゆる血の繋がった父と母と子が成す伝統的な家族の在り方とは異なる「家族」に対する可能性と希望を提示する。そこには同性愛や女性差別の問題も繊細に織り込まれてもいた。難しい問題であっても、対話を続けていくこと。
おそらく日本でもゆくゆく公開されるはずのレズビアン映画『Ammonite』と『Portrait of a Lady on Fire』はいつごろになるんだろう。あと配給がついてるかわからないけど、インドの『Ek Ladki Ko Dekha Toh Aisa Laga』と韓国の『Moonlit Winter /윤희에게』は良作そうなので日本でも公開して欲しい。