つるぎの屋@日本刀買取専門店(@tsuruginoya)さんの人気ツイート(リツイート順)

・刀の姿は並んでいるうちに遠目で見ておいて、近づいたら地鉄や刃文を観察する。 (三日月宗近のような姿が綺麗なものやお気に入りの刀剣は別ですが。やはり本来は刀の姿は正面で見た方が良いです。)
・特定の刀をよく鑑賞したい場合は、1回目:姿、2回目:地鉄、3回目:刃文、4回目:単眼鏡でといったように見る箇所を数回に分けて限定して狙う。 ・前日はよく睡眠をとり、PCやスマホなどを控えて眼を休める。 ・ウナギ・ブルーベリー・各種サプリメントな眼精疲労回復。
(左)山姥切国広 (右)山姥切長義 山姥切長義には棒樋が茎尻まで掻き通しとなっていますが、これも国広が銘を切った時点には既にあったと思われます。 茎尻の棒樋の終筆がわずかに丸みを帯びています。これは古刀期の棒樋だと思われます。 山姥切国広は棒樋を掻き切っていてシャープな印象です。
「へし切長谷部」 古研ぎの頃の画像 私も古研ぎの指裏の画像は初めてみました。
山姥切国広 (左) 指表:打刀の表側なのでバランスが良い綺麗な刀姿。 刃文は全体的には焼きが高い。 (右) 指裏(佩裏):太刀とすれば表側にあたり、山姥切長義のような鋭い刀姿の印象。 刃文は帽子と物打ち辺は表側よりも焼きが高く深い。 (長義写しなので表裏で刃文が大きく異なっています)
ちな、うちのは「みかずき」の方です。
江戸三作の一人である大慶直胤の作品には、 丸い目釘孔を太陽に見たてて、その対となる月を「三日月紋」であらわしたものがあります。 直胤の作品はどれもお洒落なものが多いです。 センスの塊ですね。 (直胤の三日月紋は文化2~6年頃にみられます)
それと、江は本当に人と人との縁がなければ扱えません。 江を売っていただいた方、買っていただいた方のすべてが私にとってご縁の深い方々ばかりです。 私も江は2振しか扱ったことがありませんが、これからも江と、それに纏わる方々と良いご縁をいただきたいものです。 江だけは不思議な刀です。
古い布地の美しい刀袋 これは、古くなったり、着用されなくなった着物の帯をリメイクして再利用しているんですね。 刀剣の、太刀を刀へ、刀を脇指へ、薙刀を薙刀直しへ磨上げたり直して、形を換えても物を大切に使用するという日本の精神に通じるものがあると思います。
新刀剣男士「抜丸」の太刀拵の鞘の意匠は、蝶をあしらっているようにも見えますね。 もしかしたら、蝶鮫(チョウザメ)の鱗(ウロコ)を用いたものなのでしょうか🤔
・キャプションでの解説はあまり見ない。可能であれば展覧会の図録を事前に入手したり、書籍やネットで事前に情報を収集しておく。またはイヤホンガイドを使用する。 ・1周だけではなく可能であれば2~3周して鑑賞、あるいは数日間に亘って通う。
新刀剣男士の「八丁念仏」 向かって右側の前髪のみ長いみたいですね。 火縄銃は右側で撃つわけですが関係あるんでしょうか。 雑賀衆に限らず鉄砲兵は皆が右耳を傷めていたみたいですが。
獅子王の黒漆太刀拵にかけられている鐔には、ハート型のデザインがあしらわれています。 練革木瓜形四方猪目透かし鐔 四隅に陰透かしであらわされたハート型のものは、猪目といって猪の目を意匠化したものです。
#16 太刀 国永(五条) #54 小太刀 吉光(藤四郎) 当日まで公表できなかったのはこちらの2振となります。 2振とも重要文化財クラスの名刀です。 この2振のみ作品保護の為、柄をつけさせていただきますのでご了承ください。
15cm以下に切断されてしまった刀剣 2振とも軍刀で海軍短剣と指揮刀用サーベル 残念なことに既に銃砲刀剣類登録証が発行されている合法的に所持が可能な刀剣にも拘わらず、誤って切断処分されてしまいました。 このような悲しい間違いが無くなるように、登録証は鞘に巻き付けておくよう務めましょう
「本歌」があって、「写し」が存在するわけですが。 製作者である堀川国広が「本歌」に向き合って「写し」を打つ上で、 作意、真似る部分、アレンジを加える部分、相違工夫した部分、「本歌」への敬意などを見る者に感じさせ、考えたり想像させるのも「写し」の大きな魅力といえますね。
太刀 銘 豊後国行平作 (重文) 豊後行平は彫物の名人で、倶利伽羅、不動明王、地蔵、毘沙門天、松喰鶴などがみられます。 鎌倉時代初期と古い時代としては珍しい桜花紋のある太刀が遺されています。
(当たったことの無い) 新刀剣男子予想は「笹貫」に一票 太刀 波平行安 (号:笹貫)(重要文化財) 丸に十字紋金具黒漆太刀拵 ・青海波(せいがいは)→波平(波が平らか) ・縦縞→平行脈→笹の葉 ・肩→竹の花 ・京都国立博物館蔵(←※ここ重要)
一期一振 鍛えは杢目、地沸えついてよく錬れて大肌からむ。刃文は中直ぐ調で小乱れに小五の目まじり、刃ぶち小沸えよくつき、砂流しごころあり、五のめ足働き、裏の物打辺に飛び焼きまじる。鋩子は猪首、直ぐで小丸返り、先沸えづいて掃け深く焼く。
「本作長義」の茎をよく拝見させていただいたのですが。 鉄錆の色がただ黒いのではなく、青みがかっています。 碧か蒼というべきでしょうか。 これが本当の大名家の古名刀の茎の色なのですが、他ではあまりお目にかかれません。
「菊一文字」には大別すると(現在は)2つの意味があります。 ・後鳥羽上皇と12人の御番鍛冶の打った太刀を「菊御作」といい茎には(菊紋)があります。 「菊御作」のうち一文字風の作を「菊一文字」ともいいます。 ・御番鍛冶の正月番の一文字則宗 福岡一文字派の祖 (または助宗も含む)
画像は1枚目より順番に 1,山伏国広(重要文化財) 2,加藤国広(重要文化財) 3,布袋国広(重要美術品) 4,包丁国広 「国広会」が開催された大正15年(1926)の当時は、まだ重要文化財、重要美術品の制度が始まっていませんので全て無冠の状態です。 刀の力量だけのコンテストといえます。
映画「燃えよ剣」 土方歳三(岡田准一さん)が手にする和泉守兼定 鎺元に大きく腰刃風の互の目を焼き、上は、直刃調に処々に互の目を交え、物打ち辺、箱がかって大きく乱れ、帽子は横手下より刃幅を増して焼き深く一枚風に返っています。 之定でも「和泉守」受領後の晩年の作品ですね #映画燃えよ剣
誉れ傷(切り込み)のある刀で最も有名であるのが石田三成が所持した「石田正宗」です。 切り込みがあるので別名を「切込正宗」・「石田切込み正宗」ともいい刀号にもなっています。 物打ちと鎺もとの2箇所の現在も大きな誉れ傷が残されており、相当に強い斬撃を受け止めた武勲を今も誇っています。
私は今回に初めて拝見した刀のなかでは「へし切長谷部」が一番に思えました。 ここ数年で想像を越えて感動させてくれた刀は他にありませんでした。