光忠3振 (すべて重要文化財) 「実休光忠」の銘は4種類ほどある光忠の銘うち、比較的に晩年のものになります。 全体がやや大振りとなっています。 おそらく、こちらの3振のような出来だったのでしょうか。 大房を主体とした丁子乱れ、物打ちは長船物らしくやや寂しい小乱れ出来であったという
「実休光忠」の押形 天正10年(1582)、本能寺の変で被災後に再刃された刃文 ・オリジナルは大房の丁子乱れに、物打ち辺がやや寂しい小乱れ出来 ・再刃後は腰元から先端まで刃文の調子と焼刃の高低が同じような丁子乱れの出来 (左)光悦刀譜 (右)継平押形-附本阿弥光徳同光温押形集
しかし、解体業者さんに正式な登録の手続き方法をお伝えすると殆どの方が「切断して土に埋める」 という答えが返ってきます… 刀剣が発見される機会に多くの接する可能性のある解体業者さんにも、新規登録の正しい手順を周知していかなければならないかもしれません。
無登録の状態で日本刀を持ち運ぶ前に家主さんに相談して所轄警察署で発見届出済証を取得してもらってください。 刀剣が発見されて警察への届け出となると解体工事が中断したり、工事が遅れるのでこのようなケースが多いのだと思われますね。 警察署の担当も当日直ぐには対応ができないでしょうから
解体業者さんが家主さんより無登録の刀剣を無料で譲渡される。家主さんは所有権放棄。 しかし、発見された家屋や蔵もすでに更地で無い。 所轄警察署の管轄外に移動。 ↓ 発見届けも登録も不可。 「切断して土に埋めるしかない」に行き着きます。
(発見届出済証が発行された後に、業者さんが県教育委員会での登録審査会の代行は可能です。その後に譲渡されてください) ・家屋や蔵がすでに更地でも事情を話せば警察も対応をしてくれるかもしれませんが、所轄警察署の管轄外での対応は不可となるでしょう。
家や蔵を解体する業者さんから比較的に多いお問い合わせです。 ・刀が発見された場合の所有権は家主さんにあります。 家主が警察は連絡して発見届出済証を発行してもらってください。 ・解体業者さんが家主さんより無登録の刀剣を有償無償を問わずに譲り受けることは銃刀法違反になります。
取り壊した家から刀が見つかったが登録証が無いというご相談。 解体業者さんが家主さんから許可を得て無料でもらった。どうすれば良いか? →家主さんが所有者になるので、警察へ届けることになります しかし建物は既に更地、家主さんは所有権放棄、刀は既に移動済み 「2つに切断して土に埋める」😱
「日本刀(と思しきもの)を川に流す(沈める)」 ・銃刀法違反 ・不法投棄 になりますので絶対にお止めください!
大型連休が始まるこの時期に日本刀(と思しきもの)が発見されたというご相談も多くなります ・銃砲刀剣類登録証が無い ・真っ赤に錆びている などなど お電話かLINEでご相談ください。 昨年は某県の蔵から刀が数振り出てきたが夜中にこっそり川に流したという話を後から聞いてともて悲しくなりました
「石田正宗」といえば「切込正宗」「石田切込正宗」とも呼ばれ、物打ちと鎺元の2カ所の凄まじい切り込み傷が有名ですが。 新刀剣男士のお腹の辺りの楔形のデザインが、刀身の物打ちの棟側にある左右非対称となる特徴的な楔形の切り込み傷の形状がちょうどこのような感じでしたね。
刀剣の鞘には続飯を使用して(科学系)接着剤はNGです。 他には掛軸や着物の防虫剤である樟脳やナフタリンもNGです。 いずれもこれらの薬品が要因となって、刀身や鞘の中に水分である湿気を帯びたり、留まることによって鉄が錆びてしまいます。
鞘の接着には続飯(飯粒)を用います。後々に続飯が枯れれば簡単に割ることができて中の掃除やメンテナンスを行うことが可能になります。 これを接着剤で合わせると逆に二度と割れなくなってしまいメンテナンスを行うことができなくなってしまいます。 この鞘は割れたので続飯を使用していたようです
補修部分の原因は、木が傷んでいたか、錆が移ったかのどちらかか両方かでしょう。 この鞘の木を再利用するなら、 補修部分の形状に合わせて別の木材を入れて続飯(米粒)で接着するか、 補修部分を削った深さまで全体を減らしてしまえば使用できたのですが (その分の鞘の厚みは減ります)
同じ錆でも赤色や茶色のもの、粒の粗いもの、進行が早いもの、刃先が欠け出したり地鉄に喰い込んでいくような錆は危険なのでよく観察する必要があります。 そういった時は、早めに錆の原因をみつけて対処しなければなりません。
もちろん、この鞘の木はもう再利用できませんので新規に鞘を制作してもらうことになりました。 木が接着剤の化学物質を吸ってしまっているので、該当箇所を全て削っても再び錆てしまうでしょう。
鞘の該当箇所を何らかの原因で削って別の木材で補修してます。 しかし、ソクイ(米粒)ではなく化学物質の接着剤を使っているので錆が発生する原因になります。 刃先が欠け出すような嫌な錆の出方をしていたので直ぐに対処したのが幸いでした。
あ…ありのまま今起こった話すぜ! 刀に錆が出たので、研師さんで研いでもらって、次に鞘師さんに鞘を割って貰ったら、 鞘の中に別の木を貼って(化学物質の)接着剤でとめてあったぜ! これじゃあ何回も研いでも直ぐに錆びるぜ! 何十年も仕事されてる鞘師さんも初めて見たとドン引きしてたぜ!
新刀剣男士の「八丁念仏」 向かって右側の前髪のみ長いみたいですね。 火縄銃は右側で撃つわけですが関係あるんでしょうか。 雑賀衆に限らず鉄砲兵は皆が右耳を傷めていたみたいですが。
新刀剣男士「八丁念仏」 ・サーベル式拵の柄の縁部分に火縄銃の引金の周りにつく用心金というパーツにみえますね。 ・右腰のベルトの物入れの一部は火縄銃の着火装置の火縄をはさむ火挟みが2~3つあるような。 ・鞘の棟側の黒い棒状のものは玉込めの槊杖(さくじょう)のような 撃てるんでしょうか🧐
三所物 吉岡因幡介 蜂須賀家伝来 思い出しました🤯 蜂須賀虎徹の前所有者様からお譲りいただいた品物の幾つかに蜂須賀家伝来のものがありました。 経緯は不明ですが蜂須賀家伝来の蜂須賀虎徹を含む刀や刀装具の品がまとめて出ていたのかもしれません。 やっと繋がりました🧐 tsuruginoya.com/items/f00021.h…
刀剣類は銃砲刀剣類登録証がついていれば価値がゼロになることは絶対にありません。 処分や売却をご希望の際にはまずはご相談ください。 誤って、刀身を溶解や切断の処分をしたり、警察へ任意提出したりしないようにお願いします。
延宝四年本阿弥光常代金子十枚折紙 折り紙付き、という言葉があるくらいに刀剣の世界では本阿弥家の折紙(鑑定書)は現在も最も権威を誇っています 江戸時代の折紙が現代の幼児の粘土箱にピッタリのサイズなのは私にも理由は分かりませんが、折紙を折り曲げずに保管できるのでオススメです☺️ #100均
10年以上前からある現代刀匠の藤四郎吉光の写しと思われる平脇指がありました。 なんとなく「平野藤四郎」に似てるな~ やっぱり「平野藤四郎」に似てるな~ と思っていたのですが今日、寸法を確認してみるとピッタリと瓜二つで「平野藤四郎写し」でした。 なんでもっと早く確認しなかったのでしょう
お客様から買取の無銘の刀。 どうも刀に見覚えがあるので調べると以前に扱った刀でした。 未鑑定の無銘のまま違う方に売却したのですが、まさか「同田貫」の鑑定書がついて戻ってきてくれるとは 当たり前ですが売却より高額で買取してました こういうの何と表現するのでしょうかね 「出世同田貫」とか