葛西伸哉 ラノベ作家(@kasai_sinya)さんの人気ツイート(リツイート順)

この期に及んで「いわゆる左派」がふがいない……というよりは共産陣営の崩壊という「対抗場の喪失」が資本主義を傲慢で無慈悲な方向に進化させちゃったんだろうな。 安易な自己責任論がまかり通って、労働者の権利と尊厳を守る圧力が小さすぎる。
宗教アニメも何本か見たけど、基本的に「仇役を魅力的に描こうとしない」んだよな。 教義の上では全否定されるべき存在だから。 ところがその結果、期せずして人間味が出て葛藤がない主人公側よりも魅力的になったりする。
これ、裏返せば「創作・フィクション受容以外の趣味や経験が乏しい奴」は手札が根本的に少ないという話でもある。 「アイドルアニメが好きな奴」と「アイドルのおっかけやってる奴」では情報量や解像度や体験したディテールに差が出てしまう。 twitter.com/ichiro_sakaki/…
『電光超人グリッドマン』の当時の商業的評価。 「大成功」でないのはもちろんだが「爆死」とかでもないよな。 玩具は充分売れたし、続編案も持ち上がった。ただし実現には至らず、雑誌企画として続いた。 二値で判断してはいかん。
そういや『星矢ビギニング』ってあれだけスクリーン数抑えてるのに入場者特典とかはやってないんだな。 その点でも、いささか仕掛け方がチグハグなんじゃないだろうか。 「車田正美描き下ろしビギニング版聖衣ポストカード」とか配ればよかったのに。
内閣府 啓発用ポスター ほかの作品と類似で使用取りやめ | NHK www3.nhk.or.jp/news/html/2023… この件で、最初に寄せられた「問題点」が何だったのかが有耶無耶にされるのは望ましくないな。 それはそれこれはこれで、抗議の妥当性は検証されるべき。
「権力は正しい」でも「反権力でなければならない」でもない。 権力の有用性と危険性を踏まえた上での《契約》。 これは、主人公が権力機構内に属する『シン・ゴジ』や『シン・マン』とは明確に変えている部分。
5年も前の『ルパパト』『プリチャン』など、未就学児も見る番組で「自立した格好いい女性のイメージに縛られずに自分らしく生きていい」を当たり前に描いているのに、今さら「仮面ライダーやサッカーが好きだから心の性は男子寄りですね」まで《後退》させようとしないでほしい。
何度も言ってるけど「科学の進歩も人権の制限もなしに、現状で実行できる少子化対策」として「男女とも20前後は出産子育てを優先し、それから大学進学や就職をした方が有利な社会制度設計」だと思うのだよな。 《常識》という最大最強の障害があるのだが。
世の中の「汚い一面」を知ってるだけで「お前らと違って全部知ってる」という勘違いをするケース。 twitter.com/bomber_bookwor…
#ファンタジー・SF世界観構築ノウハウ 重要なところをひとつ忘れてた。 「世界に、ちゃんとトラブル源を仕込む」 完全に安定していて変化がおきない世界だと、キャラはやる事がない。 私はこれを「エンジンを仕込む」とか「坂道に置く」と呼んでるけど。
富野監督の作家性であり魅力というのは「自分が抱えている矛盾をごまかしたり棚上げしたりせず、矛盾として作品に出力する」あたりじゃないかなぁ。 ギレン的な「よし、減らそう」は肯定してはいけないと思いつつ「人間が増えすぎたのが諸悪の根源」だとは考えているとか。
こういう意見に対していつも思うのは 「ほとんどの人間は走る事ができるが、走る事を職業にできる人間はほんのひと握りである」 twitter.com/mayumayu_lucky…
この辺、何度か言ってるけど「主人公という概念」を上手く切り分けるとわかりやすいのよね。 『ゴルゴ13』において、実は「ドラマを背負った主人公」は依頼人やターゲットであって、ゴルゴ自身は「物語世界での影響力最大の主人公」。 twitter.com/ichiro_sakaki/…
ライダーに、ウルトラに、MCUに憧れててその未知を選んだ消防士や自衛官や警察官や教師やソーシャルワーカーがいて、その延びた5分に間に合って手を伸ばして、諦めずに生き延びた子供を救い出せた例はあるんじゃないだろうか。 →
「富野監督の宇宙世紀のみが正史!」と息巻いても、その先に「1作目の完璧な大団円を踏みにじって商業的要請に屈したZ以後などクソ」とか「TV版と劇場三部作はパラレル?」とか「Zや新訳で登場したMSVや0083要素はどうする」とか「本質が最も出てるのは小説版」とかの泥沼が。
井上敏樹は『ターボレンジャー』以来「本来そうではない人がヒーローに変身する」というネタが大好きで、それはヒーローの資格を問うてるんだけど、思えば初メインの『ジェット』が「本来のヒーローと手違い4人」なんだよな。
これ、マスメディア側が「我々の過去のやり方が間違ったモデルケースになってしまった」「それを反省し、自己批判し、今後は改める」という表明は必要だよな。 その上で「ネットリンチは無意味で逆効果で弊害が大きい」と訴えるべき。 twitter.com/adachi_hiro/st…
モキュメンタリー的な手法においては無様であっても、ちゃんとネタばらしする責任があるのが現代ではないのか? 野暮を責めない、嘆かない、嗤わない方が「より成熟した粋」という時代。
毎度の話だけど「地方」と言った時に ・関東、関西圏の外縁 ・道県庁所在地、あるいはそれに次ぐ主要都市 ・大学などがない規模の「市」 ・地元で食料品日用品が買えるレベルの町村 ・限界集落やそれに近い過疎地 なんかが一緒くたにされがちだよなぁ。
このあたり、そもそもロボットアニメが「それ以前のヒーロー」と比較して「人間の科学≒知恵、理性への信頼や希望」が魅力であったというのが見落とされがち。 だからこそ『マジンガー』も『ゲッター』も、敵が過去の遺物由来なのだ。 twitter.com/sho_ho_Yamasan…
これはあまりに「現実をドラマタイズしたがる悪しき見方」という自覚はあるけど『ガンダム』一作目における「宇宙における空気の大切さ」の描写(と比較すると重力関係は曖昧)の原点として「監督の父が、与圧服の開発に携わっていた」というのはストンと落ちる話ではある。
これ、ミニスカの下のスパッツとか「ズボン」とかと一線を画するのは「本来は見せてはいけない下着」という文脈は保持したままなのよね、男性用トランクス。
実はとてつもなく画期的なのは「由来がなくてルールだけがある」事じゃないかな。 アレ以前の《超能力》は既存の(疑似)科学やオカルトや伝説などを説得力の箔づけにしていた。時には神話を自作したり(『風小次』の聖剣とか)。 スタンドには何もない。 twitter.com/shin_akagi/sta…
選挙万能思想で「政権取った多数派は何やってもいい。少数派は無視していいゴミ、あるいは排除すべき敵」という態度が蔓延すると選挙が《有権者との対話》として機能しないので、テロを起こす動機は強まるんじゃないだろうか。