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もう一つ重要なこと。
抗原検査の感度は100%ではありません。陽性=感染とは言っていいと思いますが、陰性=非感染という意味ではありません。
特に発症直後は陰性に出る方が少なくありません。体調が悪ければ、検査結果によらず学校・仕事は休んで下さい。
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飲食店で無防備におしゃべりしてる人が多いけど、大きめの飲食店には、一人はコロナ感染者がいる。感染拡大に無頓着な人が集まりやすいと仮定すると2〜3人いるかもしれない。
その人が向かいに座っていなくても、近くのテーブルにいたら、マスクせずに話してたら。 twitter.com/kaz_ataka/stat…
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2人のコロナ退院患者さんを在宅受け入れ。いずれも10日間の入院で体重は8キロ減。
普通に食べて動けてた人が、寝たきり・嚥下障害で帰ってくる。急性炎症に伴うエネルギー消耗は、電解質輸液だけでは到底補えない。
生命を救えても、生活を失う。
高齢者は入院できても、必ずしも安全とは言えない。
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それでも重度化した感染者には医療が求められる。医療を選択しない高齢者にもケアは必要だ。誰も見殺しにはされない。忘年会を楽しむ若年層も自身や家族がコロナに感染すれば、必要な医療やケアを要求する。そして医療や介護の専門職は、要求されなくとも、目の前の「いのち」に真摯に向き合い続ける。
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規制改革推進会議の専門委員の一人として、抗原検査キットの取扱いは慎重であるべき、と意見を伝えました。
抗原検査は症状のある人の迅速診断には有用です。
しかし、無症状の人にとって「抗原検査が陰性」=「非感染の証明」ではありません。
nikkei.com/article/DGXZQO…
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80代 要介護5の女性。
脳卒中の後遺症で四肢の不全麻痺、言葉は発せられない。肺炎を繰り返し、高齢者施設で経鼻栄養チューブとともに生きている。
自己抜去のリスクが高いとされ、手には常時ミトンが。月に一度の経鼻チューブ交換の際には、恐れと怒りを表出し、激しく頭を左右に振って抵抗する。
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②健康保険料を払っているのに対応できないのはおかしい。
平時であれば高水準の医療に容易にアクセスできます。しかし非常時には増大するニーズに対し、限られた資源配分に優先順位をつけざるを得ません。非常時でも平時同様の医療アクセスを保証するには、おそらく現在の健康保険料では足りません。
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体温の上昇でタンパク質が変性、重度の場合は多臓器不全で死に至る。
これが熱中症。
全力で冷却しても、ゆで卵が生卵に戻らないように、一度変性したタンパク質は元には戻せない。救命できても後遺症が残ることも。
あと熱中症の4割は夜に起こってる。
夜もちゃんとエアコンかけて、水分を取って。 twitter.com/shiroemoon/sta…
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⑥安楽死の実行
上記5要件を満たすと安楽死が実行される。
安楽死には「確実に死に至る」ことが求められる。
方法としては本人による内服、医師による注射の2つの方法がある。具体的な薬剤名や用量まで教えてもらったが、一応ここでは非公開。
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年金を減らせば、国民の多くは消費を減らし、経済はさらに委縮していくのではないでしょうか。
高齢者も就労を継続するというのは、健康寿命の延伸という側面からも効果的かもしれませんが。
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医療やケアの現場も、警戒体制を維持しつつも過剰反応が減ってきたのはよいことだとは思う。
しかし第6波では、高齢者施設の入居者が多く亡くなった。もちろんコロナ肺炎以外の死亡も多いが、コロナ感染がなければまだ死んでいなかった人たち。退院できても、結局、衰弱して亡くなる人も多かった。
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昨日の当院の発熱外来、陽性率100%でした。
検査受けたほうがいいかな、と思う人は、感染してる可能性が高いです。検査の感度はPCRでもせいぜい70%。陰性だから大丈夫というわけでもありません。
気になる症状ある方は、ちゃんと休んで。 twitter.com/aiurotips/stat…
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もう1つは、安楽死以外の緩和ケアの選択肢が充実していること。
自らもホスピスで緩和ケア医として働くインゲン医師は、オランダにおける緩和ケアは4つのコンセプトからなるという。
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1つは、患者の意思が明確であること。
自己決定を重んじる文化に加え、意思決定を支える家庭医の存在が大きい。
患者・家族と信頼関係にある家庭医が、本人の人生観や生活歴を理解し、経過の見通しを共有した上で丁寧に対話を重ねていけば、納得の上で選択ができるのだろう。
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子供は「重症化しにくい」ですが「重症化しない」わけではありません。
行動制限のない中、活動的な子供を感染から守る方法はありません。
今、できるのは感染した時の重症化・死亡リスクを下げること。
ワクチンに対する抵抗感はわかります。
でも子供にとっては「ただの風邪」ではありません。 twitter.com/MIKITO_777/sta…
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社会の正常化に反対、というつもりはありません。
コロナを過度に恐れる必要もないと思います。
ただし「5類にしたらコロナ禍は強制終了!」にはなりません。英国や米国など、「正常化」で先陣を切った国々でもコロナ禍は終わっていません。医療は断続的に逼迫しています。
bbc.com/japanese/64221…
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大切なのは「2類だから感染対策、5類だからノーガード」ではなく、各自が状況に応じた適切な対応ができること。感染拡大は結局経済活動にも影響します。
●できればワクチン接種
●体調が悪いときは仕事・学校を休む
●TPOに応じた適時マスク着用
社会の正常化と安心の確保は両立できると思います。
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『私のことをいろいろ考えてくれているみたいだけど、全然心配いらないのよ。死ぬことは怖くないし、なにしろ初めての体験だから、とても楽しみにしているのよ』
7年前にお見送りした(当時)95歳の女性が、亡くなる前に僕に語ってくれた言葉。
好奇心の強い素敵な方でした。
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インゲン医師は、安楽死は本人の意思で行うものなので、本人の内服によるものが望ましいと考えているとのことだった。
なお、遂行された安楽死については、評価が行われ、不適切な事例は、当然訴追の対象となる。
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患者を死なせるという判断は医師にとっては極めて重く、当然躊躇する家庭医も多い。特にカトリックの医師は安楽死に合意しない。
家庭医が安楽死のプロセスに協力してくれない場合、「エンドオブライフクリニック」というネットワークに所属する医師たちが支援する仕組みができている。
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日本では、適切な緩和ケアが提供されていない患者が少なくない。ガイドラインが未整備または遵守されず、生命予後を短縮する可能性のある医療措置については、いまだに十分な議論すらできていない。
本人も医療者も介護者も悩みながら、誰も望まぬケアが行われていることもある。
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100万人の感染で16,500人が死亡し、30万人に後遺症が残存する新型コロナ。
一方、新型コロナの発症を95%ブロックするワクチンは、100万回の接種でアナフィラキシー(強いアレルギー反応)は2.5〜4.7回、死亡はゼロ。
僕はもちろんワクチンを打ちます。
患者さんを守るためにも。 twitter.com/VaccineWatch/s…
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入院できなくて運が悪かった?
いや、この男性はむしろ運がよかった。
家に来てくれる医者がいて。
僕らへの往診依頼の7割は中等症以上。酸素飽和度90%以下(重症)も4人に1人。救急車は呼べても入院はできない。東京だけで1.3万人が入院待ち。自分の身を守ってください。
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
200
悠翔会としてクラウドファンディングを立ち上げました。
募集終了:10月29日
readyfor.jp/projects/yusho…
不安の中で在宅療養中のコロナ患者さんの依頼に1人でも多く、より確実に対応するために、みなさまの支援を必要としています。
ご協力よろしくお願いいたします。
#必要な医療を一人でも多くの人に