救急医だけの話じゃない。 誰かを幸せにしたいと思うなら、まずは自分の幸せを大切に。 1. 自分の健康 2. 家族や大切な人たちの幸せ 3. 仕事の充実 4. 時間的・経済的自由 5. 余暇の充実 医療機関経営者として、一緒に仕事をしてくれる仲間の幸せを守るために、この優先順位を常に意識している。
この方はタイトルだけ見て「ワクチンは危険!」とシェアされたみたいだけど、引用記事の内容は「ワクチン2回接種した1億6,420万人のうち感染者は0.08%未満と激減」「死亡率も非常に少ない。コロナ死亡例の98〜99%はワクチン未接種者」という内容。 こうやって誤ったイメージが作られていくんですね。 twitter.com/RTKumagaya/sta…
不純物をぬくって、食べ物なんて不純物のカタマリですよ。純水だけ飲んでいれば、究極の健康状態になるのでしょうか。(ちなみにグラグラ煮込むだけで「不純物」が抜けることはありませんが) あなたが毎日必死に飲むのは構わないけど、間違ったことを拡散してはダメ。 twitter.com/kyon_chourishi…
都内の会社員。熱が出て来た。近くの病院は閉まっている。コールセンターに電話すると30分ほどで医師が到着。PCR検査は陰性で、風邪との診断を受け点滴などの治療を受けた。 「新型コロナでないと分かって助かった」 これダメなやつ。 何のための往診?  こんな往診必要? nikkei.com/article/DGKKZO…
そんな社会だからこそ医療者も大切な命のために全力を尽くします。 命を守るための医療を守る。医療崩壊しない程度に感染拡大を抑制する。そんな方針でやってきました。 結果、ワクチン接種が行き届くまでの時間を稼ぐことができ、世界的にも人口あたり最小のコロナ死亡で経済活動を正常化させました。
政府には「第8波の医療現場の負担軽減に」という期待もあるようだが、その意味においても、あまり役に立たないと思う。 医療現場の負担軽減のためにもっとも重要なのは、感染拡大の抑制。経済活動との両立から行動制限をかけにくいことを考えると、まず注力すべきはワクチン接種の推進だ。
それは「救急医療の一時的な機能停止も、感染した高齢者が亡くなるのも、ワクチン未接種の子どもの重症化や後遺症も、社会的許容の範囲内とする」、つまり、その程度のリスクであれば自分たちは受け入れられる、現在の社会活動を制限する必要はない、という暗黙の了解があるからですよね。
これがベストじゃないのは誰もがわかってる。 だけど、ないものはない。 これは激甚災害。もはや全員の命は救えない。だけど、失われる命を少しでも少なくしたい。そのための方法を考えてるんだってこと、わかってますか? これは感染拡大の当然の帰結。 感染拡大防止に協力しなかった全員の選択。
いま救急医療・入院病床を守っているのはケアの現場です。 感染したハイリスクの要介護高齢者や認知症の人を、入院ではなく、そのまま在宅・施設でケア継続しています。 難易度の高い、通常のケアとは異なる業務を担ってくれている介護・看護職に対し、危険手当くらいは支払うべきです。
オランダの緩和ケアはガイドラインに従って提供される。 通常の緩和医療的措置はもちろん、沈静(Palliative Sedation)、高齢者に対する蘇生措置について、ICDやペースメーカーの停止、終末期の患者や高齢者の自らの意思による食事や水分の摂取停止(STED)についてもガイドラインが整備されている。
コロナ感染拡大、加速している印象。 ここ数日で大規模施設クラスターが複数。ほぼ全員がこのまま年明けまで施設で感染管理を継続することになります。 介護スタッフの感染も増えていますが、年末年始なんとか頑張っていただくしかない。在宅医療面のサポートはもちろん続けますが、厳しい状況です。
どこまで感染拡大を許容するか=感染拡大を抑えるためにどこまでの日常生活の制限が合理的なのか。 社会全体でその妥協点を探ってきたはずです。 2日で600人がコロナで死んだけど、重症者増加で病床が逼迫してるけど、救急車が足りなくなってきてるけど、みんな普通に生活している。忘年会もやる。
必要なのは食止めではない。 身体機能を維持するためのリハビリ、そのために必要な栄養管理と口腔ケアが誤嚥性肺炎の治療中のみならず予防のために非常に重要になる。 「誤嚥性」肺炎は、食事の誤嚥によって起こるというイメージがあるが、実際には「低栄養サルコペニア肺炎」ということになる。
要介護高齢者は、入院すると身体機能・認知機能が低下する。 高齢者は10日間の入院で、7年分の老化に相当する筋肉を失う。入院中のせん妄は、その人の認知機能をMMSEで平均5点(30点満点)低下させる。 これが入院関連機能障害。高齢者にとっては入院そのものがリスクなのだ。
保健所から低酸素のコロナ患者の往診依頼。 往診に向かうも入室直前に「入院が決まった」と依頼キャンセル。 その帰路で「本人が入院拒否」と再び往診依頼。 往診に向かうも「やはり入院したいと本人より」と依頼キャンセル。 その帰路で「今日中の入院は無理」と再び往診依頼。 →在宅酸素導入。
オープンキャンパスの受講料は1回3000円程度。 タクシーで往復しても5000円は超えない。 一方、デイサービス(要介護2)は1回約8000円。9割が公費負担なので安価に利用はできるが、自立支援というより「お預かり+お世話」になりがち。 要介護高齢者のケアにも、地域資源をもっと活用したらいい。
インゲン医師は、フランスの外科医、Ambroise Pareの言葉 “To Cure Sometimes, Relieve Often and Care Always” を引用しながら、緩和ケア医としての彼女のコンセプトを説明してくれた。
ちなみに夜中に医者を呼ぶと、 初診料:2,820円 往診料:7,200円 深夜加算:25,000円 最低35,000円。ここに処置料や薬剤費。 高額だけど自己負担は0~3割。残りは社会保障費。 タクシーで自力で病院行くより安い。 夜間の医療デマンド喚起に成功したスタートアップは公共の財布からぼろ儲け。
年末年始セット ①抗原検査キット(研究用はダメ。体外診断薬として認可されたもの)複数回分 ②解熱鎮痛剤(ロキソプロフェン、イブプロフェン含有製剤。ただし妊婦さんや高齢の方はアセトアミノフェンを) ③漢方なら葛根湯、小柴胡湯加桔梗石膏 ④経口補水液、ゼリー食品 ⑤喉アメ、トローチ
そもそも高齢者の転倒は「事故」なのか? 病院で転ぶ人は自宅でも転ぶ。 それなのに、それが病院で起こると、病院が訴えられるのか? 転倒させないことは簡単。 ベッドの上に縛り付ければいいだけだ。 しかし、それは本人のQOL、身体機能・認知機能、そして生命予後を悪化させる。 それでいいのか。 twitter.com/tadamichi_shim…
個々人の判断の積み重ねが生み出したのが現在の状況です。 社会の許容範囲はみなさん一人ひとりの行動で変わります。どう行動すべきかも知っています。 多数が「これはまずい」と感じれば感染は収束するし、そうでなければ感染拡大は続く。 これが社会全体の意思でなくて何なのでしょうか。
発熱外来をパンクさせないために必要なのは、コロナ・インフル同時検査キットのOTC化ではないか。 今年は特にインフルエンザとの同時流行も懸念される。関西ではすでにインフル学級閉鎖も。 これまではどの医療機関でも診ていたインフルエンザだが、今年は発熱者は発熱外来に対応が集中する。
現在、3種類(パキロビッド・ベクルリー・ラゲブリオ)の抗ウイルス薬が重症化・死亡のリスクを下げることができる。特に前2者はその効果が大きい。 しかし、ゾコーバのように、重症化・死亡のリスクを下げることのできない抗ウイルス薬には、ここでも出番はないように思う。
誰かが誰かに感染させながら、人と人との間を伝播していくウイルス。 家庭内感染、職場内感染が多い、飲食店は関係ないっていう人もいるけど、誰かがそこにウイルスを持ち込まない限りは、家庭内・職場内での感染は起こらない。 「経路不明」の人もじっくり話を聞くと、会食で感染している人は多い。
20代以下の若者は新型コロナに感染してもあまり重症化しません。 そして30代、40代の方も、自分はまだまだ若いと思っておられるかもしれません。 しかし、新型コロナの重症化率は、20代に比べて30代だと3倍、40代だと12倍、50代だと30倍。 ※重症化=生命の危機的状況で集中治療が必要な状態です。