251
・病名から自動的に治療食(制限食)をオーダーしないこと
・日々の食事摂取量を把握すること
・栄養制限によって不利益が出ていないか、フォローすること
これは治療食をオーダーする医者の責任。
特に高齢者は特定成分の過剰摂取より、低栄養・サルコペニアのリスクをより重点的にケアすべき。
252
僕の外来にも後遺症で退職された若い方が通院されています。
長引く咳嗽と胸痛、倦怠感、抑うつ、頭痛、時間差で出てくる脱毛‥退職、休業手当の打ち切りなど「社会的後遺症」も。
後遺症専門外来も症状別に分かれていて、総合的に対応してくれるところは少なく、支援体制は十分とは言えません。 twitter.com/Ecccm2Ecccm/st…
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しかしゾコーバに関しては、コロナ禍という特殊性を考えても少し異例だ。
審査前から自民党有力議員がSNSで強力に後押しし、緊急承認が見送られた際は日本感染症学会と日本化学療法学会が承認するよう提言を出した。日本経済新聞などの一部メディアも承認見送りという判断に強い疑義を表明した。
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在宅医療の仕事をしていると、時に「社会の闇」のようなものを制度の狭間に見ることがある。
その一つが障害者雇用だ。
企業は従業員の一定割合以上、障害者を雇うことが法律で義務付けられている。… twitter.com/i/web/status/1…
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地域医療機関で対応できない在宅コロナ患者の最後のセイフティネットが私たちの役割。
すべての依頼に確実に対応する。そして対応するからには責任をもって在宅療養期間中のフォローをする。
この事業の持続可能性を担保するための支援を、どうかよろしくお願いします。
readyfor.jp/projects/yusho…
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薬局の抗原検査キットで陽性になった大学生。
大学に連絡したら、医療機関でPCR検査を受けてこいと指示されたと。
大学って頭悪い人の集まりなのか。
みなし陽性を再開してまでなんとか乗り切ろうとしている医療現場に意味不明な負荷をかけるのは本当にやめてほしい。
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褥瘡を作る高齢者は、ここ20年で激減した。
それは褥瘡の予防に関する適切な知識が周知され、実践されるようになったからだ。
誤嚥性肺炎に対する正しい理解が現場に拡がり、適切なケアが行われるようになれば、褥瘡のようにその発生率も下がっていくのかもしれない。
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先週まではあちこちの高齢者施設で感染爆発状態だったけど、今週に入って概ね収束モードに。1月末までに高齢者施設の入居者・職員へのブースター接種が概ね完了したからか。
高齢者施設でのワクチン接種は、感染対応と並行しながらでもとにかく進めたほうがいいと思う。
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高齢者が誤嚥性肺炎で入院すると、禁食と安静になることが多いが、これは高齢者の栄養状態と身体機能を低下させ、入院期間を長引かせ、摂食機能を低下させることが明らかになっている。
これは低栄養とサルコペニアを進行させ、誤嚥性肺炎のリスクをさらに高めることになる。
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「国産」に対する期待は、明らかにバイアスになる。また医薬品の開発には、多数の利害関係者が存在する。
だからこそ医学専門家の情報発信では、COI(利益相反)を明らかにすることが求められてきたはずだが、今回は利害関係が明らかな医学専門家が、公然と学会の名を借りて承認を求めている。
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僕らのチームは昨年1年間で21,000件の緊急コールを受電した。東京消防庁が受ける後期高齢者の119番は年間約25万人。その8%強に相当する。
うち7,300件に往診で対応した。これは都立墨東病院への年間救急搬送件数よりもちょっと多い。
在宅医療が頑張れば、救急医療の負担を少し軽減できる。
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この水位の上昇は気合いでは乗り切れない。
在宅医をいくら動員しても(ないよりましかもしれないけど)巨大津波の前には焼け石に水。このままだと在宅コロナ死が多発してしまう。
戦略が必要。
いまこそ政治のリーダーシップを!
そしてこれ以上の水位の上昇も食い止めてほしい。
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東京都の重症者数は国基準で224人。都の基準(=人工呼吸器・ECOM装着)だと4人。
つまり重症者は全国で441人。
これから急激に厳しい状況になるかもしれない。
僕らも、今日からコロナ往診専従ルートを再稼働している。
news.yahoo.co.jp/articles/e8a81…
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施設の夜勤は楽な仕事ではない。
だけど自宅では十分にケアができないからと施設での生活を選択した人たちに、結局、必要なケアが提供できていないのは悲しい。
どうすればこういうケースを減らせるか。
多くの高齢者施設と関わらせていただいてきたが、人員配置だけの問題ではないようにも感じる。
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今夕も搬送先がないという救急隊からの連絡が。搬送先がなければ搬送はできないので、在宅医療が引き継いで救急車は帰ります。
自宅で酸素とステロイドを投与を開始。あとは回復か、入院できることを祈るだけ。
運が悪ければ在宅医療にもつながらないことも。
酸素濃縮器も不足しつつあります。 twitter.com/qqdoctor18/sta…
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感染防御とワクチンまではやる。でもそこから先は神様が決めること。高齢者はこういうスタンスの人が少なくない。特に在宅高齢者はコロナでも入院を希望しない人のほうが多い。
一方で年寄りに無駄な医療費かけるなと他人の生きざまに圧力をかける人たち。どちらが人として尊敬できるだろうか。
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例えば、高齢者は、我々が信じている標準体重(BMI22)よりも少し重いほうが死亡のリスクが低いことが明らかになってきています。痩せている高齢者は肺炎や骨折を起こしやすく、入院などのストレスがかかったときに死亡しやすい。いずれも信頼できる科学的根拠があります。
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人が死にたいと思うのは、死をもってしか緩和できないと本人が感じる苦痛があるから。
オランダで安楽死に関与するクリニックの医師からそう教えられた。だからこそ、死にたいという言葉の裏にある、本当の本人のニーズをキャッチすることがとても大切だと。
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日本人は精神病が多いというわけではないはずだが、世界の精神科病床の20%が日本に集中している。
そして日本の精神科病院には年単位の入院患者が多い。最近は徐々に短縮しているが、それでも平均在院日数は275日。これはフランスの50倍、ドイツの12倍、イギリスの7倍。… twitter.com/i/web/status/1…
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終末期の看取り、最期は点滴をしない方が自然で穏やかに逝ける、そんな考え方が主流になっている。
確かに老衰ベースの人たちは「自然に枯れる」のが苦痛が少ないというのは実体験として理解している。
しかし、それ以外の場合、補液をした方が穏やかに見えるケースも少なくない。
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政府のスタンスが感染対策緩和に傾いていく中、医療ニーズの増大に対して人的手当ができないまま現場が疲弊していく状況に、もう後がないという危機感から発信したツイートでした。
しかし、多くの誤解を生じ、不愉快に思われた方も多かったようです。
申し訳ありません。
twitter.com/junsasakimdt/s…
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痛みを減らすためにオピオイド(医療用麻薬)を増やしていくと、どうしても眠くなってしまう。でも横になって休めなくてとても辛かった。
でもマットレスのおかげで薬も減らせて、睡眠の改善もあってQOLは大きく改善。なんでも医療だけで解決しようとしたらダメだということを改めて実感。
感謝。
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感染拡大に社会全体が無関心になることを危惧します。
コロナの存在を無視したいのはみんな同じ。
社会の正常化は医療者も含めみんなの願い。
だけど5月にコロナが消えてなくなるわけではありません。
正常化=マスクオフと思考停止せず、今後も各個人が適時適切に対応できることが大切だと思います。
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90歳の女性。
同居する家族がコロナに感染、2日後に本人も発熱。
前回ワクチン接種から半年、複数の基礎疾患あり、抗ウイルス薬が必要と判断。往診し抗原検査、案の定くっきりと陽性のライン。
しかし本人は処方は希望しない、これでダメならそれが宿命、受け入れる準備はできているとはっきりと。