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施設入所から4週間で2度の転倒。「危ないから立たないでって言ってるでしょ!」なんてセリフが未だに飛び交う現場。
向精神薬を増やして、というリクエストに、まずはその人が安心できる、逃げ出したいと感じさせない環境を考えることが大切なのでは?って話したら主治医変更。
いろんな意味で辛い。
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重要なお知らせです。
これが最後のタイミングです。
新型コロナはワクチン未接種の方にとっては「ただの風邪」ではありません。重症化や後遺症のリスクも高くなります。
また、第8波は年末年始が重なります。この時期は発熱外来の対応力も下がります。
ワクチン接種済の方も自己対応のご準備を。 twitter.com/MHLWitter/stat…
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明らかに事実誤認。
コロナの「軽症」とは「症状が軽い」ではなく、動脈血酸素飽和度が93%保たれているという意味。中には嘔吐や下痢で重度脱水の人、心不全や腎不全が悪化する人、意識障害の人もいます。
コロナ患者は地域で優先順位つけて入院調整を行います。必要性のない人は入院できません。 twitter.com/lullymiura/sta…
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大事なのは、検査でシロクロつけることではなく、体調が悪い時はきちんと休めること。
陰性証明、陽性証明は、症状ある人には無意味です。検査資材不足、外来逼迫している中、絶対にやめて下さい。
体調悪い人は休む、休める、休ませる。
繰り返しますが、症状ある人の陰性証明は無意味です。 twitter.com/junsasakimdt/s…
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1つは、患者の意思が明確であること。
自己決定を重んじる文化に加え、意思決定を支える家庭医の存在が大きい。
患者・家族と信頼関係にある家庭医が、本人の人生観や生活歴を理解し、経過の見通しを共有した上で丁寧に対話を重ねていけば、納得の上で選択ができるのだろう。
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⑥安楽死の実行
上記5要件を満たすと安楽死が実行される。
安楽死には「確実に死に至る」ことが求められる。
方法としては本人による内服、医師による注射の2つの方法がある。具体的な薬剤名や用量まで教えてもらったが、一応ここでは非公開。
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重症化する若年層の多くはワクチン未接種者。悪化した時に入院治療を希望するくらいなら、まずはワクチンを接種しておいてほしい。
米国では12月に入ってオミクロン派生株XBB.1.5が急拡大、すでに日本にも上陸している。オミクロン対応型ワクチンが、重症化・死亡リスクを下げる効果が期待されている。
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内科の処方医に疑義照会をスルーされても、そこで諦めずに産科の主治医に相談する。薬物療法のプロとしての薬剤師さんの使命感と行動力が本当に素晴らしい。
言われた通り薬出しとけ!ではなく、互いに専門性を発揮し合い、より安全で効果的な治療を実現する。
そんな医薬協働を当たり前にしたい。 twitter.com/junsasakimdt/s…
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保健所から低酸素のコロナ患者の往診依頼。
往診に向かうも入室直前に「入院が決まった」と依頼キャンセル。
その帰路で「本人が入院拒否」と再び往診依頼。
往診に向かうも「やはり入院したいと本人より」と依頼キャンセル。
その帰路で「今日中の入院は無理」と再び往診依頼。
→在宅酸素導入。
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僕らの連携先施設でもクラスター多発。ワクチン4回目が間に合わなかった人を中心に重症化、すぐに入院できない人が溢れてきています。
高齢者の行動抑制を主張している首長もいるそうですが、外出できない高齢者が次々に感染している状況を考えると、介入ポイントは明らかに違いますよね。
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②健康保険料を払っているのに対応できないのはおかしい。
平時であれば高水準の医療に容易にアクセスできます。しかし非常時には増大するニーズに対し、限られた資源配分に優先順位をつけざるを得ません。非常時でも平時同様の医療アクセスを保証するには、おそらく現在の健康保険料では足りません。
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⑤SCENドクターによるコンサルテーション
SCEN(Support/Consult/Euthanasia Netherlands)ドクターは安楽死に関する特別なトレーニングを受けた医師。家庭医と面談、患者の既往や生活歴を把握した上で患者とも面談も行い、上記4要件を確認。
安楽死を選択すべきか否かも含め家庭医にアドバイスする。
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コロナ直前、2019年11月の調査ではマスク着用する人は8割。うち冬に使う人が6割、春が3割、一年中使う人も1割強。
使わない人は2割弱。
コロナ前から日本では冬はみんなマスクをつけていた。海外から異様な風景と揶揄されることもありましたが、コロナ禍では強みになった。
prtimes.jp/main/html/rd/p…
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コロナの軽症っていうのは、症状が軽いという意味ではなく、肺炎にはなってない、という意味ですからね。
医学用語としての定義と、一般の人たちの受ける印象の乖離が大きすぎる。 twitter.com/invesdoctor/st…
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往診依頼は徐々に増加しています。若年層の在宅酸素導入事例も出てきました。発症から7日目の重症化。デルタによるものなのかもしれません。
第六波は大したことないかもなんて思っていましたが、感染者がさらに増えると厳しそう。
特にワクチン未接種の方は、しっかりご自分の安全を守ってください。
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そして「コロナのない世界」の住民の方々も、今は少しだけ立ち止まって、この状況について考えてもらえないだろうか。
ある日突然「コロナのある世界」に強制的に押し戻され、厳しい選択を迫られることになる前に。
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患者を死なせるという判断は医師にとっては極めて重く、当然躊躇する家庭医も多い。特にカトリックの医師は安楽死に合意しない。
家庭医が安楽死のプロセスに協力してくれない場合、「エンドオブライフクリニック」というネットワークに所属する医師たちが支援する仕組みができている。
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日本では、適切な緩和ケアが提供されていない患者が少なくない。ガイドラインが未整備または遵守されず、生命予後を短縮する可能性のある医療措置については、いまだに十分な議論すらできていない。
本人も医療者も介護者も悩みながら、誰も望まぬケアが行われていることもある。
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緩和ケアは「死ぬのを待っている」患者に、対話を通じて「意味のある人生を作ろう」と価値観の転換を働きかける。
そのためには多職種のチームケア体制、確実な症状コントロール、積極的な取り組み(Proactive approach)、創造的な思考が求められるという。
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もう1つは、安楽死以外の緩和ケアの選択肢が充実していること。
自らもホスピスで緩和ケア医として働くインゲン医師は、オランダにおける緩和ケアは4つのコンセプトからなるという。
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当事者になって初めて実感する非常事態。
僕の担当患者さんも重度細菌感染症で入院調整を試みるも22病院から断られて断念、在宅で抗菌薬投与行いつつ、翌々日、ようやく受け入れ先が見つかりました。
タイミングが悪いと救急車もこないし、搬送先もない。普通の人はこの状況を知らない。 twitter.com/qqdoctor18/sta…
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インゲン医師は、安楽死は本人の意思で行うものなので、本人の内服によるものが望ましいと考えているとのことだった。
なお、遂行された安楽死については、評価が行われ、不適切な事例は、当然訴追の対象となる。
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オープンキャンパスの受講料は1回3000円程度。
タクシーで往復しても5000円は超えない。
一方、デイサービス(要介護2)は1回約8000円。9割が公費負担なので安価に利用はできるが、自立支援というより「お預かり+お世話」になりがち。
要介護高齢者のケアにも、地域資源をもっと活用したらいい。
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2人のコロナ退院患者さんを在宅受け入れ。いずれも10日間の入院で体重は8キロ減。
普通に食べて動けてた人が、寝たきり・嚥下障害で帰ってくる。急性炎症に伴うエネルギー消耗は、電解質輸液だけでは到底補えない。
生命を救えても、生活を失う。
高齢者は入院できても、必ずしも安全とは言えない。