福田雄介(ワニ研究者)(@GingaCrocodylus)さんの人気ツイート(古い順)

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突然ですが、 カワウソがウネウネするだけの動画をご覧ください (野生個体をとある橋の上から撮影しています)
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生後2~3ヶ月ほどのこの子ワニ、いつもこの木の上でお昼寝をしているとのこと。頂点捕食者であるワニの幼体がこんなにのんびりとしている姿を見られるのは、その生態系が、小規模であろうとも、多少の外来種がいようとも、それなりに豊かに機能している証しだと思う。 #シンガポール
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新しい方々に興味を持っていただいたようなので、ご挨拶がわりに去年、東ティモールで見たヤバワニを。何がヤバいのかというと、もうこの顔と目で察していただけるかと...食欲旺盛で個性出まくり。軍事警察(正式名称不詳)の基地内で大事に飼われていた。
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先日シンガポール国立大学博物館で発見した謎の超巨大ワニの頭骨を再度計測した結果、6.17メートルのロロンを大きく超える過去最大級のイリエワニのものであることがわかりました。あまりにも大き過ぎて絶滅種の化石では...?!と疑ったほど。詳しくは両性爬虫類専門誌Caudataの次号で報告する予定。
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先日シンガポールで発見した世界最大級のイリエワニの頭骨、この写真の方が実際の大きさが伝わるかな?いつ、どこから来たのか?どのくらい大きいワニだったのか?など全てが謎だったが、偶然の小さな発見から100年以上前の文献にたどり着き全部解明できました。詳しくはCaudata次号で(...再び宣伝)。
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シンガポールではなんと橋の下が野生のカワウソの安全な住みかになっている。
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英語のことわざでCrocodile tears(嘘泣き・偽りの涙)と言うのがあるけど、本当にワニがポロリと涙を流している一枚。ワニも涙を分泌することは以前から知られていたけど、野性のイリエワニの大型個体(4m超)が涙を流す瞬間をとらえたのはおそらく世界初だろうということで短報として発表しました。
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職務上、テレビ新聞を含めて豪国内のメディアで報道されたワニ関連のものは大体全部、眼を通さなきゃなんだけど、先週民放で放送されたドキュメンタリーが案の定、色々印象操作されていて残念だった。マスコミが扱うのはいつだって、ワニが自然の川や海にいることへの恐怖と敵意をあおる内容ばかり…
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番組内では「ワニに殺される人はこれからも増える」と言って、罠にかかったワニが白く尖った歯に血を滴らせて、唸り声とともに口を開けるシーンを何度も流していたが、その血は獲物や、ましてや人間のでは当然なく、硬い金属の罠から逃れようとして歯が折れたりしたワニ自身の痛々しい血なんだけどね…
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昨日載せた昼寝してるワニ。木陰で気持ちよさそう ( ˘ω˘ ) スヤァ...
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みなさん素晴らしい写真載せておられるので、僕も便乗。今ではツチノコ並にめずらしくなってしまったダーウィンのオオトカゲとジョンストンワニのツーショット。ジョンストンワニを夢中で撮っていたら、その後ろをオオトカゲがノシノシと通り過ぎていったという奇跡の一枚。 #二度と撮れない写真を貼れ
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ワニの寝顔かわいい説を強く推したい
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ワニのニカッって顔は決して笑っているわけじゃなくて、確実に獲物をとらえるために進化した顎の構造上そう見えるに過ぎないんだけど、ワニのこういう表情はどう見ても素晴らしいよね。
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画像が不鮮明だけど、確かにワニっぽく見えるね。警察10人体制で捜索なんてずいぶん大げさだなあ。50センチじゃ下手に手づかみしたりしない限り危険は全くない。川に入りさえしなければ完全無害だよ。 博多区で”ワニ目撃”情報 捜索|NHK 福岡のニュース www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/2…
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ワニのこういう表情は笑ってるわけではないんだろうけど、ゆっくり日向ぼっこしてる時によくするので気持ちのいい時の顔ではあるのかもしれない。我々がお風呂に入ったときのような...
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先週撮れた一枚。正面顔はその個体の雰囲気が出てくれるから好き
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#あなたがときめく4文字を教えてください 巨大ワニ 写真は、5メートル近くあるも年老いて痩せこけてしまった大ワニ。年老いてなおも美しく光るその金色の目には何が映っていたのだろうか。おそらくそう遠くないうちに訪れるであろう死を前にして、彼は日の当たる水辺に静かに横たわって休んでいた。
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こんな夕焼けの中(写真一枚目)で、ジョンストンワニがこんな顔して夕陽を浴びてるんですよ(二枚目)。素敵だと思いませんか?
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先日ツイートした老ワニ、いよいよ死期が近いようで先週僕が見た場所からほとんど動かず、一般の人達からも公園局に死にかけのワニがいると通報がいくつか来ているとのこと。その中で気になったのが、具合が悪く死にかかっているのだから苦しませずに安楽死させろと言う声が少なからず届いてることだ。
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僕はこの話をレンジャーから聞いてめまいがした。きびしい野生の世界で、ほとんどのワニが自然の摂理に則って早く死んでいく中で、このワニは年老いる最後まで奇跡的に生き抜いた。彼がこのまま自然下での死を迎えれば、即座に他のワニや動物の餌食となる。それが野生動物のサイクルなのだ。
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それを、「苦しんでいる動物を放置してはならない」、「痛みの中にいる動物は一刻も早く楽にしてあげなければならない」という人間側からの愛護の精神を野生動物にまで適用するのはヒトのエゴであり、驕りであると僕は思う。人がわざわざ介入するまでもなく、自然の生態系はちゃんと回っている。
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10年位前までは、来る人もほとんどおらず、野性の王国だったこの川も近年道路や船着き場が整備され、人の出入りが非常に多くなった。その弊害がこんなところにも出るのかと悲しくなった。野生動物が野生動物として生きて行けず、野生動物として死んで行けない世界はどこか歪んでいるのではあるまいか
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野生動物が人と共生する以上ヒトからの影響は免れない。だからと言って、人間が生態系の何もかもを管理しなければならないというわけではない。人間がしなければならないのは、本来の生態をできる限り変えないよう努力工夫することである。そこに動物の自然死さえも奪ってしまうような管理は必要ない。
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というようなことを、昨日今日と上層部にも言ったのだが、上司からは我々は公僕である以上市民からの声は無視できないとつっぱねられ、非常にモヤモヤしてしまった。上の人達も僕なんかに言われるまでもなく当然わかってるからこそなんだろうけど…ワニを守るにはまだまだ自分は力不足だなあ
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砂地に寝そべる比較的イリエワニの若い個体。イリエワニと言えどもここは完全な淡水湖。非常にリラックスしていた