西洋魔術博物館(@MuseeMagica)さんの人気ツイート(リツイート順)

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雪に関する伝承 ・雪の日の婚礼はラッキー ・猫が暖炉に背を向けて座ると雪がふる ・死者の夢を見ると雪がふる ・犬が月に向かって吠えると雪がふる ・月の周囲に二重の輪が見えると雪がふる ・ウクライナの雪娘はとんでもない美人さん 雪だるまをスノー・ゴーレムと呼びましょう。
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#ドラゴンの日 リチャード・ウィルソン「笑うドラゴン」。例によって適当に追い出された第三王子さま、魔法の笑い袋でネコとドラゴンを仲間にし、ドラゴン退治の賞品だったお姫様と王国をゲット。ただしドラゴンはすでに友達なのでみんな一緒に暮らしてハピリーエバーアフターという物語ーー
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雑。英国の伝承。夜、からの揺りかごを揺らしていると目に見えないものが宿る。  重くなるのでわかるんだそうです。だからやるな、ととらえるか。そんなものでもいいから、ととらえるか。恐ろしく、やがて悲しい話が始まりそうです。
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雑。天使の武器というトピックでよく登場するのがフランベルジュ、火炎型の刃を持つ刀剣であります。創世記にエデンの園を「炎のつるぎ」で護との記述があるためでしょう。これで切られると傷口の縫合がむずかしく、結局は落命する率が高かったそうです。
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珍品。ローラ・リチャーズ『わたしの子供部屋』(1890)から「サメ」。なぜかサメが屋上でブーツを磨きながら「これまで食べた人や舟の歌」を歌っております。片眼鏡の紳士風なのも謎です。オカルトとはあまり関係ないでしょうが報告として。
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きれいなお花も持っていきかた次第で呪詛であります。 貴婦人が発する「あなたの好きな花を教えてくださる?」という質問は(お墓に供えてあげたいから)の意とのこと。こわいです。
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#スズランの日 英国では別名を「五月の百合」。あるいは「天国への梯子」。花言葉は「ふたたび訪れる幸福」「繊細にして素朴」。聖母教会に捧げられる花ですから、基本的によい話しかありません。幸運の象徴として絵葉書等で大々的に採用されます。図像はファベルジュの宝飾スズラン。
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雑。猫の合唱団。猫の鳴き声にはスペルブレイク効果があって、詠唱が中断されるのであります。喉をならすゴロゴロ音には魅惑エフェクトがあって、あれを聞くと仕事する気がなくなります。危険なのであります。絵はセントニコラス誌から。
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雑。19世紀中頃の書物に見る女子用体操「ワンド調練」。ワンドは基本的に魔法杖を指しますので、いろいろ妄想が捗ります。魔法学校のカリキュラムによいかもしれません。術以前に打撃重視。
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10月に関する伝承 ・結婚にラッキー ・10月の新月の夜は狩人の幽霊多し ・10月6日にダッチオーブンでケーキを焼いて食すとラッキー ・10月の黄昏時は道に迷うこと多し ・悪魔に借りがある者は10月中に清算しないと危険 ハロウィン関連の伝承は別個にまとめます。ダッチオーブンの件は米国発祥。
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雑。ティーカップには「耳」があり、ティーポットには「口」があるため、人が見ていないと噂話に興ずる、過去のスキャンダルを蒸し返す、やっと帰った客の悪口をいいまくるという伝承。アフタヌーンティーを終えて一休み、目を閉じていると不思議な会話が聞こえてくるお話が多いのであります。
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さらにリーランドから。人に生命を与えるのが太陽の光なら、人形に生命を与えるのは月の光とのこと。就寝前に人形に触って「月よ、わたしを照らせ。生命よ、人形に流れこめーー」という呪文を唱えると、夢のなかで人形と遊べるという術式が紹介されています。絵は「人形たちの女王」。
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3月1日はウェールズの守護聖人デイヴィッドの祝祭日でもあります。ひたすらネギを推す日ですので、パンケーキ火曜日と重なった以上はネギパンケーキを焼くのが筋かもしれません。甘さを控えてソースを塗ればお好み焼き風でいけるでしょう。ぶっといのをそのまま入れてスターゲイジーもありかも。
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――旧社屋が取り壊しになる際、出入りの牛乳屋さんから「あの件はどうします?」と問い合わせがあって発覚したのだそうです。30年にわたって幽霊猫に提供されたミルクは約11000リットル。古き良き日々ののんびりしたお話であります。
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季節。クリスマスの飾りつけが始まりました。  左から東方の三博士、牛、聖家族、羊と羊飼い。素朴な木彫り人形がいい味を出しております。  人形を並べていると干渉してくるのはニャンコの仕様であります。
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赤い実の伝承 ・全般的に魔除け ・雪だるまの目にするとラッキー ・赤い実をすりつぶした汁は魔法のインク ・魔物が食べると人語を解するようになる 冬場の赤い実はとりわけ目立つのでしょう。写真はクロガネモチ。庭に植えると「苦労なく金持ちになる」との話ですが、とんと身に覚えなし。
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雑。雨(rain) とか、痛み(pain)とか、悪いことはすべてスペインに行け、というのが英国児童の基本教理であります。Rain, rain, go to Spain 。スペインの雨は主に平野で降り続いて不作を招くまでがワンセットです。面白きかな、と。絵はグリーナウェイ。
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#スパウォー 以前も紹介しました二次大戦中の防弾聖書。一次大戦中は普通の聖書が弾丸を防ぐ話が伝えられ、実物が英国に戻され教会で展示されたりしました。人気が高くて、どうやら人為的に作成された品もあった模様。弾丸がとまった箇所の記述も重要とのことで、ヨブ記あたりで止めるのが理想とか。
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雑。妖精さんは奇数がきらいという説がありまして、奇数の妖精さんが集まると人間を参加させて偶数にするのだとか。もちろん人間が帰ろうとすると例の「帰るの?」「帰りたいの?」「帰れると思ってるの?」が炸裂するのであります。絵はファイルマン童話集から。
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ハロウィンの雑。"Trick or Treat" お菓子をくれないと悪戯すると悪霊どもが言うておるわけです。どんな悪戯をするのかというと、記録に残るところによれば「門扉を外して隠す」「ピンポンダッシュ」「ドアノブ外し」「小麦粉の手投げ弾」などなど。悪霊どもは秋の夜長に罪を重ねていくのであります。
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トレンドになぜか黒うさぎが。ならば再掲を。 twitter.com/MuseeMagica/st…
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ウサギにはもこもこしていて可愛いというセンチメントとは別に、暗い穴のなかで淫蕩に耽る悪徳の集大成との見解もあるようで、とりわけ黒ウサギは地獄からの使者なみにいろいろ言われております。絵はハーヴェイ読本から。
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雑。誕生時に妖精さんのご機嫌を損ねて「怠惰で根性悪」の呪いをかけられたお姫様。呪いを解くには「一生懸命働く」経験が必要なのですが、お姫様という立場が邪魔をする。そんな姫様を救ったのが「キルト」。寝食を忘れて一枚を仕上げたとき、世界が変わるのであります。絵はムーア・ヒギンズ。
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厄除けの伝承 ・蛇の抜け殻を携帯すると厄除けになる ・銀貨を枕の下に入れて寝る ・帽子を前後逆にかぶる ・野宿する際はフォーク状の柳の枝で周囲に二重円を描く ・寝室に「ふるい」を置く 悪霊は「ふるい」の目をひとつひとつくぐる習性があるため、朝までかかりっきりになるとのこと。
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雑。チェンバースによれば魔犬 spectre-dog は三種類に大別されるとのこと。 ・悪魔が犬に化ける ・悪人の霊が懲罰として犬の姿に変えられている ・悪霊が人間を脅すあるいはからかう目的で猟犬などに化けている  さらに付け加えるなら ・主を失った使い魔 ・主の墓守を続けて幽霊化した犬 なども