日本がウクライナに衛星情報を提供することに関して、まず国際法上の論点としては中立義務のうちの避止義務違反に関して、日本はそもそも中立法規に関しては現在の国際法においては妥当し得ないという趣旨の立場を示していますが、もう一つ国内法上の他国の武力行使との一体化の論点。
日本の場合、まずは漠然とした「平和教育」を止めるところからはじめましょうぬ。
ロシアによるウクライナ侵攻を単純にイラク戦争と比較することは少なくとも国際法の観点からは適切ではないのですよぬ。それぞれの背景も根拠も全く異なるので。
今回のウクライナ侵攻でドローンが正規戦でも使えることが証明されたという見方は括りが大きすぎる感がありますぬ。まずそこで言う「ドローン」の種類と役割は何か、なぜロシア側が有効に対処できないのか、被撃墜数はどうか、ウクライナ側の運用はどうなっているかなど、考えることは山ほどあります。
昨日の「ミリタリー通信大学」でもお話ししましたが、ウクライナ侵攻では「ロシアは悪・ウクライナは善」という単純な分け方が見られる中、国際法は明快な基準線を提供し、個別の事象や展開ごとに違法か合法かを判断できる基準となっています。国際法はこの戦いの解像度を高める役割を果たしています。
この点に関して、ILC(国連国際法委員会)国家責任条文41条2項の規定が頭に浮かびます。 「いかなる国も、前条の意味における重大な違反(強行規範に基づく義務の重大な違反)によりもたらされた状態を合法なものとして認識してはならず、当該状態を維持するための支援又は援助を与えてはならない」
それからもう一つは、今回ロシアが行っていることはさまざまな国際法の原則に明確に違反しているわけで、そうした力による現状変更を間接的にであれ容認するような意見は、いつか自分の国がその被害国になった際にブーメランのように返ってくることを認識すべきということです。
ウクライナは降伏した方がいいという意見に関しては、小泉先生が繰り返し言及されている通り、その方が短期的には人命が救われるかもしれないが、少なくとも民主的に選ばれたゼレンスキー大統領が覚悟の上で抗戦を決意している以上、安全な外部からそれを安直に否定するのは好ましくないというのが一つ
ウクライナの事態は日本の今後の防衛予算の方向性に関しても当然影響を与えるだろうとは思いますが、当面(北方領土を除き)日本の領域がロシアに侵攻される事態は想定し難いので、力による現状変更の蓋然性が高まったという形でやはり対中重視での防衛予算増額という話になるんでしょうぬ。
ロシア占領軍がウクライナ南部で「ヘルソン人民共和国」創設に向けた偽住民投票実施の動き 違法な武力行使の結果としての話で、クリミアの時と同様に国際法上の合法性は皆無ですね。 ukrinform.jp/rubric-ato/342…
英米が大統領脱出準備 亡命政権樹立を支援―ウクライナ:時事ドットコム #週刊安全保障 「現在、大統領の身辺警護には英陸軍特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)が協力しているもようだ。」 さらっととんでもない話が... jiji.com/jc/article?k=2…
Sakana-kun (Japan) - The Ocean Conference (5-9 June 2017) youtu.be/1FoG1yTAqFw @YouTubeより さかなクンが海外の海洋学者から言及されていたというツイートをみて、「sakana kunで調べたら何か出てくるんじゃないか」と調べてたら、国連のYouTube動画に出演していたことを知った。
日本によるウクライナ支援、もちろん力による現状変更は許さないという意思表示でもあるとは思うのだけど、個人的にはヨーロッパの出来事に日本が関与することによって、日本周辺での出来事にヨーロッパ諸国が関与してくれる基盤を作っているという背景も考えられるのかなと。
#週刊安全保障 cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu… なるほど三原則でいう紛争当事国は安保理が強制措置を含む対応を行っている国を指しているからウクライナはセーフというわけですね?
医薬品、防弾チョッキ供与 政府調整、ウクライナ支援 | 2022/3/4 - 共同通信 nordot.app/87216203474560… #週刊安全保障 防弾チョッキ⁉︎ 防衛装備移転三原則では紛争当事国はアウトのはずですが、これはどういう...
岸田総理、外務大臣時代から国際法関連の国会答弁は何度もされているので、これはご本人にとって朝飯前の答弁だったとは思いますね。 問題は鈴木宗男議員で、こんな杜撰な理解しかないのによくもブログで「(私を批判する人は)国際法とは何かを十分わかっているのか」などと書けたものです。 twitter.com/japanesepatrio…
岸田総理の回答は本当に百点満点で、反対に鈴木宗男議員の主張は全く不正確ですね。 twitter.com/hakkimm20/stat…
結局今回のウクライナ侵攻でのロシア軍の実情というのは後世の専門家が明らかにするまで実際のところは分からないのでしょうぬ。
#国際政治ch #週刊安全保障 ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、フランス海軍の空母「シャルル・ド・ゴール」および打撃群は、訓練期間を切り上げてNATO支援のための即応体制に入りました。 twitter.com/navalnewscom/s…
一国の首都に敵の軍隊が侵攻してくる、そしてその様子がSNSを通じて内側から発信される。これを見ているだけで、じわりじわりと自分の心や精神状態に影響が出ていることを感じますね。
日本に対抗措置 ロシア大使:時事ドットコム #週刊安全保障 日本は何ら国際違法行為を行っていないので、ここで言う「対抗措置」は国際法上の対抗措置(countermeasure)ではなく、法的には「報復(retorsion)」にあたります。 jiji.com/jc/article?k=2…
#週刊安全保障 ロイターによるロシア軍のオデッサ上陸は誤報でした。 ロイターでさえ誤報する状況です。ましてや専門家ですらない個人による銃砲拡散、そしてその盲信はあまりに危険です。
輸送機が着陸したという情報がありましたが、現状はそれを含めて疑うべきです。破壊工作程度ならばいざ知らず、首都空港が陥落したという情報はウクライナ国内に大きな影響を及ぼすはずで、それが狙いの工作である可能性も考えられます。なんでもかんでも拡散すべきではありません。
#週刊安全保障 輸送機が着陸したという情報がありましたが、現状はそれを含めて疑うべきです。破壊工作程度ならばいざ知らず、首都空港が陥落したという情報はウクライナ国内に大きな影響を及ぼすはずで、それが狙いの工作である可能性も考えられます。なんでもかんでも拡散すべきではありません。 twitter.com/japanesepatrio…
Twitterを含めたSNSも戦いの一手段であることをよく理解するべきです。キエフ国際空港陥落という情報がロシア側による世論工作である可能性もあります。