続々・ロシア。 「ウクライナ市民に対する危険は、ロシア側によるものではない。ウクライナのナショナリストたちが、多くの市民を人質に取り、破壊行為、挑発行為をおこなっている。昨日の原発での出来事は、このことを端的に示している。ウクライナの過激派は西側から白紙委任状を受け取っている」
続・ロシア。 「原発の訓練施設から銃が発射され、パトロール中のロシア軍が応戦した。もう一度強調しておくが、この建物は原発の領土内にあるものではない。消防隊も火災を消化することができた。原発の従業員は誰も訓練施設にいなかった」 大使は、どんな気持ちでこれを読んでいるのだろう。
ロシア。 「この会合は、キエフ当局が人工的なヒステリーを焚き付けようとする新たな試みだ。西側が支援している。ロシア軍が原発を攻撃したというのは、ロシアに対するウソ、偽情報のキャンペーンの一部。原発が砲撃され、火災が発生したというのは事実無根」 えええええ。
ノルウェー。 「原発のすぐ近くで砲撃、戦闘が起きている。こうした行為がどのような結果をもたらしうるか。それを理解するのに、想像力はほとんど必要ない。ウクライナ人の命、ロシア人の命、さらには欧州と世界中の人々の命をあからさまに軽視している。プーチンは全責任を負う」 みな怒っている。
続・アイルランド。フクシマに言及。 「欧州最大の原発で事故が起これば、世界的な影響を与える。チェルノブイリや福島で、何が起こったかを見てきた。民間インフラへの被害がもたらす人道的な影響を過小評価してはならない。各施設への敵対的な軍事活動の即時停止を求める」
アイルランド。 「ロシアはウクライナへの不当な侵略を続け、ウクライナと国民に多大な混乱と破壊をもたらしている。多大な苦難、苦痛を与えている。昨夜の原発への攻撃は、我々全員んい衝撃を与えた。欧州だけでなく、文字通り世界中を震え上がらせた」
フランス。 「安全、安心、核防護措置が危険にさらされていることに深刻な懸念。ウクライナに対するロシアの侵略は、人類の健康、環境に壊滅的な結果をもたらす。ウクライナの独立、主権、領土保全に、揺るぎない支持を改めて表明する。安保理は責任を果たせねばならない」 ロシアの発言を前に牽制。
続・米国。 「世界の141カ国がプーチン大統領に対し、この残忍で、不当な、根拠のない攻撃を止めるよう、声高に、明確に求めている。ただ彼は耳を貸さないどころか、新たにエスカレートした。狂気の沙汰-madness。ロシアのカウンターパート(国連大使)に言いたい。安保理は答えを必要としている」
米国。 「世界は核による大惨事を間一髪で回避することができた。6基の原子炉全てを安全に保ち、IAEAに可能な限り報告したウクライナ当局に感謝。ロシアの攻撃は信じられないほどに無謀で、棄権だ。ウクライナ全土の原子炉を危険にさらす武力行使をロシアは停止せよ」 問題はロシアに響かないこと。
アルバニア。 「ウクライナ、ロシアにとって、全体的な破局に向かう大規模な人類の悲劇の真っ只中にいる。欧州全土に深刻な影響を及ぼしている。総会は2日前、ロシアに、世界を人質に取ることはできないと声を上げた。残念ながら、この大きな声はモスクワには聞こえていなかった」 悔しさがにじむ。
IAEA、グロッシ事務局長、飛行機内から現況説明。 「ウクライナ当局と連絡をとっている。安全システムに問題はなく、原子炉自体も破壊されていない。ただ、軍事力が敷地を管理している状況で、平常心ではいられない。ウクライナ当局、施設管理者と恒常的に連絡を撮り続けている」
英国。 「現在のところ、原発の安全システムに影響はなく、放射性物質の放出もなかったと報告されていることに、安堵している。一国が原発を攻撃した初めてのケース。プーチン大統領は、世界の非難を甘く見ていた。総会での141票、各国のロシアへの制裁は、世界の反応の強さを示している」
NY時間午前11時38分、安保理緊急会合開幕。 ディカルロ事務次長。 「事務総長は状況のエスカレートに多大な懸念を抱いている。難民希望をしている誰もが差別なく、適切な保護を受けられるべきだ。核の大惨事を避けるため、あらゆる努力がなされるべきだ。原発への攻撃は、ジュネーブ条約に反する」
これから安保理緊急会合。 議長国は3月、ロシアからUAEに代わりました。 英国大使が指摘したジュネーブ条約は、ロシアも批准しています。安保理の場でロシアがどのような説明をするのか、そこに大きな注目が集まります。 どんなウソの答弁をしても、許されるべきことではありません。
フランス、国連大使。 「人道的なインパクトに極めて大きな懸念を抱いている。敵対的行動の即時中止の緊急性が改めて明らかになった。フランスとメキシコは、ウクライナにおける人道支援の決議案を起草すべく、議論を始めた」 いろんなことが同時並行的に。
アイルランド、国連大使。 「我々は解決策を知っている。ロシアが侵略をやめ、ウクライナ全土から撤退することだ。まずはIAEAから現状評価を聞きたい。安全性について確認したい。エネルギー供給が途絶えることも懸念している。この侵略は違法であり、国連憲章違反だ」
ロシアの原発攻撃を受け、国連安保理の緊急会合が開かれます。理事国の反応を速報します。 会合前、英国の国連大使。 「国際法、ジュネーブ条約に明らかに違反している。専門家が発電所にアクセスできるよう望む。これが安保理の議論の重要なポイントになる」
ウクライナ南部の原発への攻撃を受け、国連安保理は日本時5日午前1時半から、緊急会合を開催。 米国、英国、フランス、アイルランド、ノルウェー、アルバニアが要請した。米国連代表部が発表。 安保理がウクライナ情勢をめぐって会合を開くのは、1月31日以来、7回目です。 twitter.com/USUNSpox/statu…
”日本時間午前10時半時点で、敷地内や周辺の空間放射線量に大きな上昇はみられていない” "「出火があったのは原発の敷地外にある研修施設だった」(ウクライナ非常事態庁)" とのこと。何が起きているのか、24時間体制で速報を続けています。 asahi.com/articles/ASQ34…
ロシア軍が欧州最大の原発に攻撃を仕掛けたことを受け、英ジョンソン首相は、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談。 英首相府によると、「首相は、国連安保理の緊急会合開催を求めると告げた」とのこと。 仮に実効性のある行動ができなかったとしても、当然安保理で取り上げるべき重大問題です。
地域グループごとの表決内訳。 (賛成-反対-棄権-無投票) アフリカ:28-1-17-8 アジア太平洋:37-2-13-2 東欧:19-2-1-1 ラテンアメリカ・カリブ海:28-0-4-1 西欧・その他:29-0-0-0 twitter.com/SCProcedure/st…
書くべきことがたくさんあって、すべては書き切れないのですが、節目の記事を出しました。 ミャンマーの大使の言葉を拾いました。国軍から「解任」を告げられ、それでも大使として賛成票を投じ、世界に思いを訴えました。 「正義、自由、平和は世界中で勝たねばならない」 asahi.com/articles/ASQ33…
エリトリア、反対。 「主権、領土保全、政治的独立の尊重は神聖な原則であり、尊重されるべきだ。我々の投票は、平和への妥協なき姿勢を示すものである。一方的な制裁は、国際関係をさらに分極化させ、市民に多大な影響を与えるほどに状況を緊張させる」 遠藤記者@YujiEndo6に解説を請いたい。
インド、棄権。安保理での2回棄権に続き。 「国際社会による即時停戦の呼びかけ、紛争地域の安全な人道的アクセスも支持する。私たちは、相違は対話と外交を通じてのみ解決できるという信念を持っている」 意味不明ですが、ロシアとは軍事的な強い結びつきがあります→bit.ly/3HAC7b5
UAE、賛成。安保理では2回棄権。 「私たちの責任は、人道状況のさらなる悪化を防ぐために、あらゆる努力、外交手段を尽くすことにある。この決議は、我々が進むべき方向を示す必要なシグナルであると認識している」 安保理で棄権したのは、極めて政治的な理由でした。