もちろん、亡くなっているのはウクライナの方々だけではありません。 最近の@nytimes の1面で、他に目をひかれたのは2/26付。 路上に倒れたロシア兵。雪の覆われ方を見ると、どの程度ここに置かれたままになっていたのかと。この亡くなった兵士もまた、ロシアの指導者の犠牲者と言える。
ニューヨークタイムズ@nytimes 、今朝の1面はこれだろうと思っていたら、写真を最大級の扱い。紙面のほぼ半分。 写真記者の前で、避難を急ぐ一家4人がロシアの追撃砲にやられ、そのうち3人が死亡した直後の場面。目を背けたくなる。日本の新聞にはまず載らない写真。 でも、これが現実。
2) 「一方で、何百万人ものロシア人が、何か恐ろしいこと、大惨事が起きている、別の情報源が必要だと理解している。ウクライナは最も近しい友人であり、ロシアの兄弟姉妹とさえ言える」 「これは私たちが知っていた、慣れ親しんだロシアの終わりだ。もはやロシアではない」
3) プーチンの終わりにつながるのか。 「正直、本当にわからない。唯一言えることは、私は一人ではない。勇敢で、興味深い若者がたくさんいる。同僚、友人、記者。ロシアで自由のために戦う準備ができている人たち。感情的になって申し訳ない。でも、真実です。何だってする。私たちは強いんです」
1) 放送休止に追い込まれたロシアの独立系テレビ局「ドシチ」(TV Rain)。プロデューサーがCNNの取材に応じた8分弱のインタビューをぜひ見てほしい。 「ロシア社会はひどく分断している。一部は『NATOの脅威にさらされている』といった絶え間ないプロパガンダを信じている続 youtube.com/watch?v=eOl8Wt…
どこで戦闘が起きていて、ウクライナ市民はどこに逃げているのか。国連人道問題調整事務所@UNOCHAの図がわかりやすいです。 ポーランドだけで75万人。わずか10日間で、静岡や熊本と同規模の人たちがウクライナからポーランドへと避難したことになります。 国連は資金援助を要請しています。
ロシアの「主張」をなぞるようなコメントが、リプライやDMで寄せられました。 米政府が出した文書が参考になるので、一部訳しました。1月20日付です。 陰謀論もウソも、簡単に広まります。「私は真実を知っている」という感覚はひとを気持ちよくさせます。 ただ、ウソは確実に人間に害を与えます。 twitter.com/fujiwara_g1/st…
学生時代、政治宣伝を研究していました。恥ずかしながら、修士論文のテーマでもありました。 入門的な必読書に『戦争プロパガンダ10の法則』という本があります。いかがその目次です。今回のロシアの「主張」が、いかにこれらと合致していることか。十数年前を思い出しています。 @soshisha_SCI
Q) ロシアはウクライナのロシア系民族を守っている? A) ロシア系民族やロシア語話者がウクライナ政府から脅かされているという信頼できる報告はない。一方、クリミアやドンバスで、ウクライナ人がアイデンティティーの抑圧に直面し、圧力と恐怖の中で生きているという報告はある。
Fact vs. Fiction: Russian Disinformation on Ukraine - United States Department of State state.gov/fact-vs-fictio…
キスリツァ大使は安保理会合で、ロシアを非難しない「傍観者」に苦言を呈しました。国連加盟193カ国中、総会決議に反対・棄権・無投票だったのは52カ国。 では、それぞれ、どのような事情があるのか。 世界に散らばる各国担当の特派員が、詳細に理由を説明しています。 asahi.com/articles/ASQ34…
”ウクライナ危機をめぐっては、国連に加盟する141カ国がロシアを非難する決議を2日に採択したばかり" "アルバニアのホジャ国連大使は「残念ながら、ロシアに侵略をやめるよう求める世界の大きな声はモスクワに届かなかったようだ」と憤りを語った” やるせなさが募ります。 asahi.com/articles/ASQ35…
英国連大使による緊急会合総括。 ・現時点では安全。ウクライナ当局に一定のアクセス ・ロシアの無謀な行為に対する強い非難 ・攻撃による影響の重大さを認識 ・プーチンの戦争に対する非難と平和への呼びかけ ・英国はウクライナ支援に強い決意 総会決議からまだ2日。歯がゆさがある。
続・ウクライナ大使。 「アインシュタインは言った。世界は悪事を働く人によって破壊されることはないと。ただ、ウクライナ人はそうなる。悪に対処するが、何もせずに見ている人たちによって破壊される。我々の周りには、何もしない人たちが一握りほどいる」 NY時間13:17、安保理緊急会合終了。
続・ウクライナ大使。 「IAEAの反応にも失望している。彼らの声明は、遺憾なことに攻撃側への言及を含んでいなかった。断固とした行動が必要だ。国際社会は、核の大惨事に繋がる可能性があるロシアの行動に適切に対応しなければならない。ウクライナ領空飛行禁止を最優先に」
続・ウクライナ大使。 「ロシア大使はモスクワと連絡をとっているのでしょうか。軍に働きかけてください。留学生のための人道回廊を確保し、危険な地域から脱出できるようにしてください。ウソを広めるのはやめてください」
続・ウクライナ。 「昨日、ロシアの空爆によって、平和に暮らしていた47人の市民が殺害された。核セキュリティーのメンテ担当の複数の従業員が、ロシア兵に殺害されたと報じられている。冷却プロセスが妨げられた場合、欧州大陸全体の環境に修復不能な結果をもたらしかねない」
ウクライナ。 「ウクライナ、欧州の歴史を止めてしまうかもしれない一夜を生き延びた。ロシアの攻撃を受けているのは、欧州であり、全世界であり、人類だ。ロシアはウクライナに対する世界の連帯に激怒し、報復として戦争犯罪や人道に対する罪に手を染めている。それを隠そうともしていない」
UAE。 「原発事故による人道的、環境的な大惨事は、封じ込めが難しく、復興も困難になる。我々は福島、チェルノブイリをはっきりと覚えている。人的コストは計り知れず、このような事故が再び起こることを防がなければならない。原発施設に対する攻撃は、破滅的で想像を絶する結果につながりうる」
ケニア。 「原子炉の安全システムに影響がないことをしり、安堵している。ただ、武力衝突がまだ進行しているというのが事実だ。対話の継続を奨励し、ロシアに対し、この紛争を平和的手段で解決するため、早急に交渉に入るよう求める」
ブラジル。 「前例のない悲惨な状況に直面していることを、困惑しながらも、改めて表明しなければならない。国際人道法の規定は全面的に尊重されなければならない。何百万人もの人々の安全が危険にさらされ、核の脅威にさらされている。公開会合が何度行われようが、停戦は難しそうに思える」
中国。 「最新の動向を注視。ウクライナ当局によれば、放射線レベルは変化していない。ロシアから提供された情報、説明にも留意する。2回にわたる両国の交渉により、人道回廊の設置で予備的に合意したことを歓迎。政治的解決につながる外交的努力を歓迎」 この問題から距離を置きたくて仕方ない。
ガーナ。 「原発や周辺の攻撃について、深刻な懸念。偶発的な放射性物質の放出のリスクを軽減するために、あらゆる努力がなされなければならない。チェルノブイリの事故はウクライナ、欧州の人々に長期の影響を残しており、その恐怖を忘れてはならない。人命を守るために国際的な義務の尊重を」
メキシコ。 「原子炉に影響はなく、放射線量も上昇していないからといって、インシデントの重大性が薄らぐわけではない。放射性物質が放出されるようなことになれば、人道的影響はさらに深刻になる。この軍事活動を正当化することはできない。核施設であり、明確に識別できるものだ。即時停戦を」
インド。 「ウクライナの状況がさらに悪くなっていることは遺憾。動向を注意深く見守っていく。原子力施設のセキュリティーの確保を最重要視。両者の協議が人道回廊の確立に貢献することを期待。緊急の人道危機があることを認識しなければ」 またもロシアを名指しての非難はせず。そろそろ厳しい。