ベラルーシ。「反対票を投じる」と。 「8年前、安保理はミンスク合意遵守に関する決議を採択したが、ウクライナに履行を促さなかった。ドネツク、ルガンスクで高齢者、女性、子どもたちが亡くなっている。違法な武力行使をしているとの疑いを断固として否定する」 米、西側への批判。正当化。略。
アゼルバイジャン。 「市民の命、インフラは常に保護されなければならない。民間人絵の迅速な措置が必要だ。主権、領土保全、国境の不可侵性を尊重しなければならない。平和的手段によって解決される必要がある」 カンボジアに続いてシンプル。
カンボジア。 「ウクライナにおいて人の命が失われていることに深刻な懸念を表する。平和的な対話と交渉によってのみ、長期的な平和が達成される。我々は決議案の共同提案国になっており、賛成票を投じる」
ラオス。 「ラオスは全ての国と、平和、独立、友好、協調を追求してきた。ウクライナで起きていることは複雑だ。一方的な制裁には疑問を持っている。全ての関係者に、緊張の激化をあおるような行動を慎むよう求める」 ここの"全ての関係者"は、ロシア寄りを意味します。
ブータン。 「安保理の行き詰まりにより、平和のための結集決議が活用されるのは40年ぶりになる。ヒマラヤ山脈の頂上も、ゴツゴツとした山々に滝も、何千マイルも離れた場所で起きる出来事から、我々を守ってくれるわけではないのです」 危機感が伝わってくる。
ジブチ。 「危機にしっかりと対応できない安保理が嘆かわしい。大多数の国連加盟国は、不作為を拒否する。それは、安全保障状の課題に直面しても、国連の存在意義を保とうという、加盟国の決意を示している」 安保理へのいらだち、やはりかなり強いです。
パキスタン。 「外交の失敗となった事態を深く憂慮している。新たな交渉、継続的な対話、外交の必要性を我々はくり返し強調してきた。紛争によって大きな打撃を受けるのは発展途上国だ。ウクライナにいるパキスタン国民、学生の安全を最も懸念している。人道支援を支持する」
ミャンマー国連大使の最後のセリフがグッときた。 Just, freedom and peace must prevail all over the world. 正義、自由、平和は世界中で勝つ。 声が震えていた。自分の声が母国にも届いてほしいと、きっとそう思っているのだろう。
ミャンマー、チョーモートゥン国連大使。 「ミャンマーは、ウクライナの人びとの苦しみがわかります。ミャンマーでも軍部により、人類に対する犯罪が行われています。恐ろしい攻撃を受けています」 新潟に留学していました。母国はクーデターに揺れ、暗殺を企図され、それでも声を上げ続けます。
NY時間10時10分、国連総会緊急特別会合、3日目開始。 残るスピーカーは11人。まずはソロモン諸島。 「国連は世界大戦から生まれたことを決して忘れてはならない。ソロモン諸島の市民は、大戦がもたらした帰結の中で生きてきた。新たな戦争が起きてはならない。人類が無残な帰結に苦しんではならない」
こちらが決議案の全文です。 現段階ではまだ「案」です。ドラフトです。しかし、これが「決議」になります。国際社会の一つの声になります。 読みづらい文章ですが、みなさんもぜひ、一読してみてください。ロシアへの怒りが、少しでも伝わるかと思います。
採決にかけられる予定の決議案は、ロシアを非難し、軍の撤退を迫るもの(bit.ly/3K9nJsa)。 2014年、クリミア併合を「無効」とする決議案は、賛成が100票でした。ロシアが切り崩しにかかり、以下の58カ国が棄権に回りました。 今回、賛成が100票を上回ることは間違いありません。
ロシア非難決議案は数時間後の採択。今回は、 ・共同提案国=強い賛意 ・賛成 ・棄権 ・反対 ・無投票 という五つの選択肢があります。各国代表部によると、すでに94カ国が共同提案国に名を連ねています。これに通常の「賛成」をとれだけ積み重ねられるかが勝負です。 twitter.com/EUatUN/status/…
国連総会の緊急特別会合、まもなく最終日を迎えます。 可能な限り、ここでも伝えようと思います。 2日目に印象深かったのは、ドイツ外相のスピーチ。 「数日前、キエフの地下鉄駅で、女の子の赤ちゃんが生まれました」。そんな始まりです。 戦争とは。国連とは。 asahi.com/articles/ASQ32…
EU、ジュネーブ代表部による「その後」。ラブロフ外相の発言時に離席したのは「連帯のしるし」。数えると、100人以上いる。 「ロシアが積極的に虚偽情報や虚偽を広めている間、黙って見ているわけにはいかない」 目に見える形で、厳しい姿勢を示そうとする試み。 twitter.com/EU_UNGeneva/st…
国連総会の緊急特別会合は、日本時間午前8時半まで。 発言者は2日間で100人を超えました。 私は国連で手一杯ですが、各地の特派員、日本国内の記者、編集者らが、戦況や各地の動きを更新しています。 こういう状況なので、正確な情報を早く、届けることを心がけています。 asahi.com/articles/ASQ32…
なんと北朝鮮も演説。当初リストには入っておらず。 「ウクライナの状況の根源にあるのは、米国と西側の覇権的な政策にある。イラクやアフガニスタン、リビアで、米国と西側が過去に、主権と領土保全を侵害したことを覚えている」 米国憎しが前面に。ロシア支持は4カ国目。
続・ドイツ外相。 あまりにも良いので原文を。 "Now, we all have to choose between peace and aggression, between justice and the will of the strongest, between taking action and turning a blind eye" 会場からも拍手が漏れる。
ドイツは外相が演説。 「投票は、ミアについてです」 爆弾やミサイルから身を守るため、シェルターで生まれた女の子の名前。 「私たちの子どもの未来、私たちが選択する未来についての投票なんです」(続
ベネズエラ。 「NATOへの東欧への拡大は、ウクライナの国家的危機に脅威を加えることになった。ロシアの安全保障を破壊するものだった。NATOのような軍事ブロックが無制限に拡大し、他地域の安全保障を脅かしてはならない」 ロシア支持はシリア、キューバに続き3カ国目。
午後セッション。ここから主要国のみ。韓国。 「私の国が存在しているのは、設立当時の国連の人びとが、理由もなく苦しんでいる無辜の人びとの命の危機に、すぐさま立ち上がったからだ。私たちが声を一つに団結すれば、この組織に何ができるかの証左だ。ウクライナの状況は、遠い国の悲劇ではない」
午前中のセッションが終わりました。 これまで77人。ロシア擁護はシリア、キューバのみ。 会合の間にも、いろんな動きがありました。世界の特派員、東京が、24時間体制で速報更新に当たっています。 私も国連総会を見ながら、ジャマイカ大使の話を書きました。 digital.asahi.com/articles/ASQ2X…
イスラエル。 「イスラエルは、ロシアともウクライナとも、長い間良好な関係を保っている。必要があれば、外交努力に貢献する用意がある」 さらに、預言者イザヤを引用。 「国は国に向かいて剣をあげず、もはや戦いのことを学ばざるべし」
マーシャル諸島。 「小さくても、大きくても、私たちは基本的人権と法の支配を守るために、連帯しなければならない。人口は少なくても、声を大きくすることができる。国連は私たちの主要なプラットフォームだ」 "Ukraine, You have a friend in Marshall Islands. You're not alone. Remain strong."
マラウィ。 「平和的解決への支持を表明する。コロナ危機の中ではなおさらだ。気候変動もあった。世界的な紛争による仁宗的、社会的、経済的、政治的な被害の甚大さをわかっているはずです。それが、さらに最大限まで大きくなってはいけません」