中国。 「WHOがウ政府に勧告をしたと言う報告を気に留めている。具体的な情報に期待。関連研究所の安全と安心の確保を求める。米国の発言を断固として拒否する。国際社会は米軍の生物兵器活動に懸念を募らせている」 北京にならい、ロシアのプロパガンダを事実上後押し。
中国。 「いま必要とされているのは、外交努力を強め、緊張を緩和し、ウクライナ問題をできるだけ早く、政治的解決の軌道に乗せることだ。和平交渉に必要な環境、条件を整えるべきだ。中国は国際社会と協力し、情勢悪化を防ぎ、平和のために役割を果たしていく」 まずは従来通りの主張と一般論。
ノルウェー。 「2週間前、ロシアは平和な隣国に戦争を仕掛けた。数日後、拒否権を悪用して安保理が国際の平和と安全を維持するという任務を遂行するのを妨げた。そしてきょう、根拠のない主張に基づいて会議を招集した。学校や病院や民間施設を砲撃している。ロシアは戦争をやめねばならない」
アイルランド。 「ロシアの会合招集を深く遺憾に思。不当かつ不法な侵略を言い訳にする試みの一環として根拠のない主張をしていることが耐えがたい。偽情報を広めるために安保理を使うという有害な行為は、安保理の役割をおとしめるものだ。ロシアの侵攻が人道的な大惨事を引き起こしている」
ガーナ。 「生物兵器の偶発的、あるいは意図的な使用は、ウクライナだけでなく、世界に大きな影響を与える可能性がある。軍事行動がエスカレートし、『WW2以降最悪』と言われるような人道状況が生まれていることに深い懸念を持っている」 ロシアの無条件即時撤退の必要性を強調。
メキシコ。 「ウ政府による生物兵器禁止条約違反は承知されていない、ということだ。メキシコはいかなる主体による生物兵器の使用にも断固として反対する。また、ウクライナの医療従事者や施設に関するいかなる攻撃にも反対する。民間人の保護が重要だ」 ロシアを直接名指ししての批判は避ける。
インド。 「各国の意見表明、幅広い情報に留意。ウクライナの状況にくり返し懸念を表明してきた。ロシアとウクライナの直接交渉が敵対行為の停止につながることを願っている。外交と対話以外に道はない」 ロシアの非難は当然しない。 これまでと変わらない、あいまいな態度。
英国。 「ウソの塊-whole pack of lies-だ。事実に戻ろう。ロシアは国際法に違反し、ウクライナに侵攻している。何百人もの民間人を殺害している。クラスター弾を使用している。病院や学校を標的にし、戦争犯罪を犯している。ロシア国内向けのプロパガンダを聴くためにここに座っているわけではない」
フランス。 「ロシアの根拠のない主張を最も強い言葉で非難する。ロシアのウソには誰もだまされない。国連憲章に違反し、何百万人も難民を出し、無実のウクライナ人を殺しているのはロシアだ。情報も、拒否権も、厳しい現実を隠すことはできない。ロシアはロシア人も、世界もだますことはできない」
続・米国。 「母親と子供の遺体を載せたNYTの1面を塗り替えられない。18カ月の子の蘇生に励む医師をとらえたAP通信の記者の仕事を隠せない。11歳のウクライナ少年の物語を確認したCBSのニュースがSNSで広がるのを止めることはできない。ウクライナのジャーナリストも日々、命懸けて戦っている」
続・米国。 「中国もロシアの偽情報を広げ、ロシアのとんでもない主張を支持している。言っておく。ウクライナは生物兵器プログラムを有していない。研究所はロシアの国境にも、どこにもない。世界にウソをつき、プーチンの暴力を正当化する場としてここを使い、安保理の品位を汚すことは許さない」
米国。 「ロシアが会合を要請したのは、ウソをつき、偽情報を広めるというだけの理由だ。我々はすでに、ロシアが化学兵器や生物兵器に関する疑惑をでっちあげるだろうと警告していた。本日、世界はまさに我々が警告した通りのロシアを目撃している」 冷静ながら、所々、怒りが感じられる。
アルバニア。 「ロシア主張の疑惑は情報戦の一部であり、プロパガンダであり、偽情報であり、陰謀論であり、我々の時間を費やす価値はない。ウクライナに関するロシアのすべての話は、ウソか、捏造か、歪曲されたものだ。自分達が生物・化学兵器を使うための地ならしだ」 過去が証明しています。
続・ロシア。 「ロシア国防省の資料では、ウクライナの生物学研究所で行われた危険な研究はすべて、外交特権を持つ米国の専門家の指導のもとで実施された。現在、ウ政権は建物を破壊し、その直接証拠を隠滅しようとしている」 ロシア市民は本当にこれを信じるのだろうか。
続・ロシア。 「ウ国内で少なくとも30の生物学研究所からなるネットワークが存在。あるプロジェクトでは、コウモリからヒトに感染する細菌、ウイルス性の病原体の研究も。日本の731部隊が米国に逃げ込んだこととの関連も」 後ろの女性外交官が感情を殺しているように見える。これはかなり苦しい。
ロシア。 「生物兵器の脅威から世界が解放されるという希望を抱いていた。だが、それが完全に達成されないと信じるに足る理由がある。ウクライナ政権は軍事生物プログラムの痕跡を急きょ消し去ろうとした。ロシア国防省は、ウクライナ領土でそれを証明する文書を入手した」 ※真偽不明です。
中満泉・事務次長。 「生物兵器開発疑惑に関する報道があることは承知している。だが、国連としては、いかなる生物兵器の開発についても承知していない。ロシアもウクライナもBWC=生物兵器禁止条約の締約国だ」 ロシア報道と事実をはっきり分けて指摘。 原発の安全性の必要も主張。今日は3/11。
ディカルロ事務次長。 「国連はロシア軍がクラスター弾を使用しているという信頼できる報告を受けている。人口密集地でも使用されている。民間人を区別なく攻撃することは、国際人道法で禁じられ、国際法上、戦争犯罪となる可能性がある」 かなり強い非難。国連幹部がこう言う意味は大きい。
ウクライナ危機、安保理10回目の会合が始まります。ロシアの要請です。このスレッドで速報していきます。 フランス大使の言葉が、会合の異質さを物語ります。 「ロシアがまた偽情報、情報操作、フェイクニュースを戦略として使っている。会合で事実を確立することになる」 asahi.com/articles/ASQ3C…
安保理は1月31日以降、これで10回目。ただ、ロシア要請の緊急会合は初めてです。 ロシアの立場からすると、「国際社会に訴えるほど、重大で真実性のある話だ」と国内向けにアピールするとともに、今後の攻撃で「安保理でも根拠を示していたでしょう」と正当化する材料にしたい狙いがある模様です。
ロシアの要請で、安保理緊急会合開催が決まりました。 開催への賛否を示す投票は行われず。外交筋によると、複数の国が「逆にロシアを糾弾する場にしたい」との意向を持っているとのこと。情報戦が激しさを増してきました。 中満泉・事務次長がブリーファーを務めます。 asahi.com/articles/ASQ3C…
国連の枠組みでできることとして、戦争犯罪の捜査があります。一般人の殺害や、医療機関への意図的な行動などが該当します。 米国連大使は、ロシアの行為を「戦争犯罪」と断言。米政権幹部としては初めてとみられます。「使える仕組みは全て使う」。そんな決意を感じます。 asahi.com/articles/ASQ3C…
国連の各機関は、人道支援に奔走しています。 他には何ができるのか。ロシアの「除名」は可能なのか。安保理は改革できるのか。「機能不全」で片付けていいのか。識者は言います。 「国連は不可欠だが、不完全な機関だ」 「国連は不完全だが、不可欠な機関だ」 asahi.com/articles/ASQ3B…
ウクライナでは人口の4分の1程度の市民が、自宅を追われる事態になっています。 そんな中でも、命は誕生します。ロシアの侵攻以降、この世にうまれた子どもは4311人。妊娠中の女性は24万人に上ります。ただ、医療システムは打撃を受けており、出産は地下鉄の駅などです。 asahi.com/articles/ASQ3C…
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)による民間の犠牲者数。ただ、マリウポリなど被害の大きな地域の数字が未反映のため、「実際の犠牲者数はもっと多い」。 ・死者は549人。子ども41人含む ・負傷者957人。子ども52人含む ・ほとんどの死傷者は砲撃や空爆による twitter.com/UNHumanRightsU…