ロシアの原発攻撃を受け、国連安保理の緊急会合が開かれます。理事国の反応を速報します。 会合前、英国の国連大使。 「国際法、ジュネーブ条約に明らかに違反している。専門家が発電所にアクセスできるよう望む。これが安保理の議論の重要なポイントになる」
ブラジル。 「国際秩序への脅威、国連憲章違反という未曾有の状況にある。ウクライナで民間の犠牲者がふえ、恐怖と荒廃が広がっている。どんな戦争でも、必然的に起こることだ。加盟国の領土保全に対する武力行使という一線を越えて、黙ってはいるわけにはいかない」 一方、「対話の余白」にも言及。
バイデン大統領、突然のキーウ訪問。「1年が経っても、キーウはここにあり、ウクライナはここにあり、民主主義はここにある」。これ以上ないタイミング。 WSJとAPが代表で取材。「安全上の理由からリアルタイムの更新はしないことに合意した。渡航方法などの詳細はウ国外を出てから」とのこと。
7) 欧米諸国は棄権に回りそうな国にロビー活動をしているはずです。 総会決議に法的拘束力はなく、「ロシアは撤退を」と書かれていても、実効力はありません。 ただ、プロセスが可視化され、1人でも多く「声を上げねば」と感じてもらうことが重要だと、そう感じています。 asahi.com/articles/ASQ2V…
ロシアのネベンジャ大使、「ロシア国連代表部の外交官12人が、米国から追放処分を通知された」と明らかに。3月7日までに米国外に出るよう、つい先ほど指示されたという。 外交上、好ましくない人物を指す「ペルソナ・ノン・グラータ」に指定されたとのこと。詳細は不明。 米国が本気を出している。
フランスのドリビエール国連大使。 「脅威と不安定化に直面しても、ウクライナは自制心を示した。暴力に訴えることはなかった。私は、ウクライナの人びとに連帯を示したい。ウクライナ人は平和を望み、良き隣人関係を望んでいる。国際社会は、声を一つにしている」
ブラジル。 「より和解に資する文書を作れたはずだし、ブラジルはそのために戦った。国際の平和と安全を維持するため、安保理が責任を果たすには、常任でも非常任でも関係ない。拒否権を持っていようが、持っていまいが、それも関係ないのだ」
ガボン。 「ウクライナ東部で、男性が、女性が、こどもたちが、殺人的な暴力にさいなまれている。尊厳と安全を脅かされている。戦争の亡霊が地域全体をさまよっている。植民地化が終わり、もう克服されたと思っていたものが、やはり存続していた」
Qアノンの派生団体「神真都Q」の公判、リーダー格の被告の父親が証人尋問で被告の性格について語ったこと。 "ひねくれているところがある。カラスは黒だと言っても振り向いてもらえない。白だと言えば「こいつ何を言ってるんだ」とYouTubeなどで振り向いてくれるんだと" 詳しくはまた後ほど。
ポーランド。 「ウクライナの隣人、友人として、話させてほしい。第二次世界大戦後、最大の人道危機だ。ロシア侵略後の3日間で、30万人がポーランドに避難してきた。ポーランドは地政学的な大国ではないかもしれないが、連隊の大国でありたいと思う」 日本もウクライナ難民を受け入れるだろうか。
ロシアがウクライナ人を選別する「濾過施設」について、安保理会合が開催中。 下の図は、NIC=米国家情報会議がまとめたもの。拘束されたウクライナ人は、ロシアに対する"脅威度"に合わせて行き先が変わる。 「最も脅威」とされた場合の処遇については「彼らの運命は、ほとんど知られていない」。
棄権したインド。 「暴力と敵対的行為の即時停止に向け、努力がなされることを強く求める。対話は、相違や紛争を解決するための唯一の答えであり、外交の道を諦めたことが残念だ。それが棄権した理由だ」
続・ドイツ外相。 あまりにも良いので原文を。 "Now, we all have to choose between peace and aggression, between justice and the will of the strongest, between taking action and turning a blind eye" 会場からも拍手が漏れる。
投票行動の説明続く。日本の石兼大使。 「総会は、ロシアの侵略に立ち向かう、国際社会の圧倒的な声を届けることに成功した。ロシアに対し、この声に耳を傾け、直ちにこの決議を実行に移すよう求める。我々はウクライナの、未来の世界中の正義の回復に投票したのであり、憎しみを高めるためではない」
ゼレンスキー大統領が広島の平和記念資料館を訪れた際の記帳内容を、日本政府が発表した。 「資料館の訪問に深く感銘を受けた。世界中のどの国も、このような苦痛と破壊を経験することがあってはいけない。現代の世界に核による脅しの居場所はない」(政府仮訳)
6) 2014年、クリミア併合の際には、通常の国連総会会合が開かれ、ウクライナの主権や領土保全を尊重するとの決議が採択されました。 当時の表決は、賛成100、反対11、棄権58。 これと今回のものを比べると、どれぐらいロシアが「孤立」しているか、それを示す目安になるはずです。
計22人の逮捕者を出した反ワクチン団体「神真都Q」。2022年1月9日の初デモから365日目ですが、16回目の全国一斉デモ。大宮で取材中。 暖かい日差しの中、初詣でにぎわう神社近くの沿道で虚偽の主張をふりまく。厚労省やメディアを敵視し、自分たちこそが正義だと信じ込む。怖がっている家族連れ多数。
7) 外交官は最後に、こう呼びかけました。 「ロシアによるウクライナの女性、子どもの殺害をストップさせ、彼らの未来を守ることが、国際社会全体の課題なのです」 公の場で、勇気のある発言をしたこの外交官に、心から拍手を贈りたいと思います。
会合は終わり、グテーレス事務総長が声明。 「人道的ニーズは刻一刻と増え続けている。危機的な状況にある。国連憲章は、過去にも危機に瀕したことがある。だが、しっかりと、平和、安全、正義、国際法、人権の側に立ってきた。できることを、なんでもしなければならない」
この手続きは1950年に国連総会決議で定められたものです。要約すると、 「国際の平和と安全の維持に対し、安保理が機能不全になった場合、議論の場を総会に移すことができる」 というものです。1956年以降、10件しかありません。 un.org/en/ga/sessions…
安保理会合は予定の2時間遅れ、日本時間午前7時から。 理事国15カ国のうち、票の行方がわかっていないのは、中国、インド、UAEです。 決議案の提出は米国と非常任理事国のアルバニア。強い賛意を示す「共同提案国」には、すでに数十の国が名を連ねています。 ■記事→bit.ly/3InAted
10人が死亡したNY州のヘイトクライムとプラットフォームについて、州が報告書を公表。 匿名掲示板4chanが被告を「過激化させた」などと厳しく非難。掲示板の管理実態を「放任主義的」と指摘した。4ちゃんは2015年から西村博之氏が管理・所有している。取材への回答はない。 asahi.com/articles/ASQBM…
ダム決壊、二つの「証拠」。 -ノルウェー地震研究所がAM2:54、爆発があったと示すような信号検知 -ウ当局がロシア人の会話とする録音記録を公開。爆破はロシア工作部隊の仕業だが、想定以上の規模になってしまったことを示唆 米当局もロの仕業との方向に傾いている。 asahi.com/articles/ASR67…
アルバニア。 「数週間で4回目の会合となる。48時間で、我々は確信した。ロシアの戦争は、ロシアの安全保障と無関係であり、NATOの拡大とは無関係だと。これは、ロシアと国際法の対決である。暗黒の時だ。ウクライナ人にとってだけでなく、国際社会全体にとって」 あんとか声が届かないだろうか。
続・ロシア。 「ウ国内で少なくとも30の生物学研究所からなるネットワークが存在。あるプロジェクトでは、コウモリからヒトに感染する細菌、ウイルス性の病原体の研究も。日本の731部隊が米国に逃げ込んだこととの関連も」 後ろの女性外交官が感情を殺しているように見える。これはかなり苦しい。