二塁(@atohz_chiri)さんの人気ツイート(リツイート順)

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国の重さに嘆く泣き虫若様と、彼の優しさを愛した姫。 そこから始まった夫婦だから、瀬名は戦をせねばならない夫を詰りも責めもせず、ただ寂しいと夫の柔らかな心ごと包み、家康は主君として害悪になる弱さを妻に預けつつ、彼女ごと聖域を守ろうと決意する。 どう家のこの人物造形、やはり好きだなあ。
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言動は従来のオーソドックスな龍馬像に沿ってるけど、民百姓のためと言うお前こそ恵まれたボンボンの”強者”じゃないかと突きつける岩倉卿との問答が入ることで、それでもと一周回って粘る龍馬の革命児性、百姓上がりな土方との奇妙な通じ合いが生まれるの、ほんと短い時間で巧かったな… #幕末相棒伝
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第32回、政子が小四郎を「初めから助ける気などなかった、義高の時と同じ」と怒ったのが結構堪えてる。 そういえばあの時、最初の作戦会議から、政子が大姫を連れ頼朝の所に来るまで2人は別行動なので、小四郎が裏で和田&畠山に頼んだり、義高の独断行動で青ざめたりを政子は知らないんですよね…
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伊東父子暗殺後シーン、義時「むくろは?」梶原「既に引き取らせた」の会話に、御所で”拭き掃除”をしている八重さんが一瞬挿まることで、2人のむくろどころか殺された形跡さえも綺麗さっぱり”拭われた”と自然にイメージさせ、無常観が一層増す演出、エグくて巧いなあ…(11話見返し) #鎌倉殿の13人
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うわあーーー面白かった。今週はもう45分間何も考えないぐらいエンタメとして文句なしに面白かった。見終わった瞬間、昨晩の『大河ドラマが生まれた日』作中で『花の生涯』を見ていた数十年前の皆さんみたいに、TV画面に向かって拍手したくなっちゃった。 #どうする家康
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小四郎のこの自己完結ぎみ性質を考えてたら、まあ、最終回で爆発したのえさんと平六には、改めてお疲れさま…な気持ちに。どれだけ矢印を向けても、本人は他者から「個」と認識されること自体の感度が低いのだから、暖簾に腕押し糠に釘、特に人間関係で勝ち負け上下つけたがるタイプには虚しかろうな。
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ジョーの病気が治ってまたトランペットを吹く奇跡は起きなくても、音源は残っていて、それに乗せて音楽を奏でることはできる。 神社で安子が願った稔さんが戻ってくる奇跡は起きなかったけど、彼の夢は繋がり、安子からるい、ひなたへ継がれるものもあった。苦くて優しいお伽噺ですよ… #カムカム
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「母さんのそういう態度がみんなを追い詰めとる」と息子の勇にさえ責められた、実際視聴者から見ても孫のるいにじわじわ棘を刺してるように映ってた、強すぎるゆえに自分も周囲も苦しめる美都里さんの愛情が、まさかこういう形で誰かを救うことになるとは思わんじゃない… #カムカム
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国のシステムが徐々に変わっていく有様を描いているのが、本当に面白いなあと。 米蔵でいつも木簡を勘定し、その数が意味することを実感としてよく知っていただろう少年が、父とともに法皇様の前で「我らの手で米と兵を集める」と宣言するところまで来てしまった。 #鎌倉殿の13人
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子をなすまで恋した八重との時間も、北条の受入れへの感謝も、佐殿をお支えすると政子が取る手を握り返すも、そして生来の弟属性義時に「頼りになる弟」と殺し文句を語るのも、相手を落とす策か、その瞬間瞬間は心の底から本気で言ってるのか、恐らく本人も分からんのが大泉頼朝の怖さ… #鎌倉殿の13人
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元服前の金剛へちょっかい出す悪友に対し、酒はまだ早い!結婚どうこうの話も早すぎる!と言う感覚はまっとうながら、そんな歳の子供が『貞観政要』を読むことには何の疑問も抱かず、当然という顔でその背中をにこにこ見送ってる小四郎、やはり何かこう、溺愛の方向性が面白いんだよな…
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それにしても、比企の前で「刎頸の交わり」て決め台詞を言うほど北条贔屓は先代譲り、いやむしろ重くなってるクセに、先週わざわざ次は味方するか分からんぜと言ったり、小四郎がキレて懐にツッコむ(物理的)のを見越してたかのように偽文書を何十枚も仕込んだりの平六、何なんだ。かまってちゃんか。
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兄上の遺言から始まり、景時の念押しといい、恐らく時政追放につながる重忠の問いといい、小四郎が血の涙を流しながら見送る人々の言葉が、小四郎を「二代執権北条義時」にしていくのは、人々の思いを受け止め源次郎が「幸村」になっていく『真田丸』の、更に苛酷なバージョンでもあるんですよね…
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千鶴丸の仇として祐親を殺させたものの、それを孫請けした善児こそ実は千鶴丸を直接殺した男で、今も生きてると気づいてない頼朝の反転かのように、祖父祐親の仇=頼朝を討つと息巻く曽我兄弟も、祐親を直接殺した真の仇である善児に見張られてると気付いてない、この層の重なりが不穏。 #鎌倉殿の13人
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宗時の死を知らずに動き回る時政父上と小四郎をハラハラ見守ることになった第6回、ある意味で視聴者の側も、宗時の死を受け入れるまで与えられた45分だったのかもしれない… 宗時の願いが刻み込まれ、父上がそれを後押しし、そして義時の物語がいよいよ動き出す。 #鎌倉殿の13人
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時政パパが、決して堕落したわけではなく、昔と変わらぬ親分思考のまま執権殿になっちゃったからこそ最悪の情実政治になったように、義盛も昔と変わらぬ単純直情型のままだからこそ実朝を純粋に可愛がれるしまた懐かれるが、その事実の重さを恐らく分かってない描写の積み重ね、やはり丹念ですね…
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NHKドラマクラスタ御用達・鴨川に放り込まれる前にアメリカへ帰った五十嵐。 #カムカム
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当初から頼朝への反感を顕にしていた平六が、その頼朝に似てきたことを「褒め言葉」として小四郎に言う。かつての気安い頼み事とは違う、余りに暗い罪悪感を消す”口実”が欲しく自分の所にきた友の甘えを受け入れ、横に座ると決めたこの瞬間が、これから緊密に協調する史実の義村義時へ繋がってくのかな
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しかし元康も、信長からトラウマとともに学んだ事が今の生きる術になってる事実は肯定し「兄」と呼びつつ、勝家も蹴っ飛ばす藤吉郎の尻にそんなことできぬと戸惑うなど、織田家中カラーに染まりきってないんですよね。寅や狼に化けるでなく、白兎を心に飼ったままサバイブしていくのか。 #どうする家康
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10日かけてセットを組んだ大規模ロケが、本番予定日は荒天中止。予備日1日で全カット撮り切るという最高に緊張してるだろう状態の裏側が、もちろん編集も入ってるでしょうけど、全体に穏やかに見えたのは、クランクイン前に話題になってたリスペクトトレーニングの成果もあるのかな。 #鎌倉殿の13人
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時政パパが比奈を「八重」とうっかり呼んでしまうのは、八重は親戚だったのを差し引いても、小四郎が八重と夫婦だった頃に比べ、比奈が後妻に入ってのこの数年、一門で顔を合わせる(=名を呼ぶ)機会が少なかったのも示してるのかな。 ポスト頼朝期に向けて、実は意思疎通の綻びが見えている北条。
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本筋と関係ないけど、すみれが五十嵐を気さくに誘い、凛太郎も相談に乗りそうな雰囲気だったのを思うと、モモケンの「スターだから大部屋へ気軽に声などかけない」はやはり、戦前スターな初代をモデルにした立ち振舞で、だから初代への思いを引きずる虚無さんには必要な言葉だったんだな。 #カムカム
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倉をあける / 鎌倉殿 (2/3)
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真田丸と違うチーム、広報イベント展開の戦略、狙いをきっちり当てていったんだなあと興味深い清水制作統括のお話。 「今回の『鎌倉殿の13人』も、若いクリエイターたちが刺激を受けて、大河ドラマをさらに面白くしていくきっかけになれば、うれしい」の言葉が眩しい。 sponichi.co.jp/entertainment/…
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1941年の甲子園中止で涙をのんだ世代は、敗戦間際のいちばん厳しいときに徴兵されるんだよなあ… 大和和紀先生『紀元2600年のプレイボール』。