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4人きょうだい。一人は音楽好きで体が弱い。実は借金があるらしい経済状況。そして、ご馳走を困っている隣人に分け与えようと子供らを説得する慈悲深い母親。
これは、若草物語がベースになっていく……??
#ちむどんどん
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脚本成立の過程も垣間見え、上下併せて読み応えある記事だった。
結構踏み込んだこと言われつつ、あくまでも物語として面白く脚色するのはあちらの領分、史学の立場ではこうと見解を発信するのはこちらの領分と線引きして話される坂井先生、本当に懐が深くていらっしゃる…
yomiuri.co.jp/column/japanes…
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組!の土方(函館で戦死)、丸の三成(斬首)、加えて清盛では頼長(矢を受けて死亡)だった山本耕史さんが、今年の #鎌倉殿の13人 では少なくとも主人公より先に死なないと安心できる義村役なので、秀次・全成を演られた新納さんが次に大河に出演されるときは、畳の上で死ねる役になってもいいはず。
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この先、あの事件やあの事件で、一見不可思議なほど義村が義時側につくと選ぶのを目撃するたび、そこに第1回から描かれてきた盟友関係だけではなく、「損得が分かる」三浦の息子を抱き込めば鎌倉を落とせると楽しそうに策を披露した八幡大菩薩の化身・義経の顔を思い出すのだろうな…
#鎌倉殿の13人
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ジョー、確かに現時点で一見「何もできん」だけど、赤子を抱え飴を作り、ひとり家に置けないるいを背負っておはぎ二百個を運ぶ、そんな無理の末に起きた安子の悲劇を既に見てるので、るいが回転焼き焼くあいだ家にいてひなたの面倒を見て始終機嫌がいいだけでも、良いじゃんと思うのですよ…
#カムカム
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1年前の出演者発表のとき、役説明「伊東祐親の下人」台詞「一緒に川遊びをいたしましょう」のたった2行でTLを震え上がらせた善児が、今度は新登場キャラの説明「善児に育てられた孤児」の一文で、再びTLを動揺させ様々な想像を巻き起こしているの、ものすごくつよい。
#鎌倉殿の13人
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「おかしいのはお前たちだ」「私の考えが鎌倉の考え」も、散々気を使い振り回され最悪の結果しか得られなかった果てに独善を”最適解”にしてしまった疲れなわけで、本当は二番手こそ合ってる自分が慣れない凸凹なことをしてると本人(とあと太郎も恐らく)が一番分かってた小四郎に、やっと……涙
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同じ脚本家による大河ドラマの同じ役者、言葉にすれば割と似てる「斜に構えた女好きでクチの悪い二枚目」キャラなのに、根は素直で情に厚いのをカッコつけでごまかしつつ脇が甘くてポロポロこぼれる組!の歳三と、ホントあなた何なんですか?な鎌倉殿の平六で、全く別なカラーなの、改めて凄いなあ。
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死ぬ者をいっそ滅びの美学で描けば、潔く退場する彼らから主人公が信念や何かを託される、美しい物語にもできるんでしょうけれど、死ぬはずなんてなかった、心残りだらけだった、無惨で理不尽な死を描きながら、それと対峙し屹立せねばならん側を主人公としてどう描くか、作劇として凄いなと思ってる。
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小四郎のお手紙をプラスで見返したら、行間のびっちり追伸部分に個人名?らしきものが多く見られ、戦況概要をひととおり書き終えた後、あの人やあの人の活躍もちゃんと伝えねば!と、小四郎なりに頼朝と御家人の間を取り持つ北条の役割を果たそうとしたのかなと伺えてちょっと微笑ましい
#鎌倉殿の13人
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小四郎の「恨むのなら鎌倉殿を恨むのが筋」。
頼朝に近しいと周囲から見られてるだろう立場と実はズレている内心の表明のような、それでいて上総介の件で恨みを背負う頼朝の覚悟を理解した言葉にもなってる、どちらにしても今までより一歩踏み込んだ言葉を発した小四郎に、ハッとする。
#鎌倉殿の13人
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頼朝と九郎をすれ違わせた「大天狗」後白河法皇の記憶と怒りもまだ生々しいだろう義時と、歌を通して憧れしか知らない実朝とで、朝廷へのイメージが違うのは仕方ないのだけど、大姫を傷つけ失った経験を持つ政子姉上が、果たして実朝の朝廷接近をどう思うかだなあ、次回以降…
#鎌倉殿の13人
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3世代ヒロイン。傷を抱えながら、儚げなお嬢さんが徐々に解れお茶目なおばちゃんになる数十年を演じた深津絵里さんの、要所要所で見られた圧巻の演技は勿論、物語の根底をつくった安子の上白石萌音さん、百年分の願いを軽やかに背負うひなたの川栄李奈さん、3人とも本当にハマり役でした。
#カムカム
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戦をするため生まれてきた嫡男の宗時を失い、同じく平家を滅ぼすため生まれてきたような九郎義経を優しく見守りまた失った時政パパが、唾飛ばして話す血気盛んな五郎を烏帽子親として可愛がり敵討ちを応援するの物すごく分かるし、そしてこの子たちが曽我兄弟であるのが、もう、ああ~~
#鎌倉殿の13人
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しかし、清盛が後白河院を幽閉してまで即位させる孫の安徳天皇を腕に抱き可愛がる図に続けて、流人の頼朝がようやく安息の場所を得た顔で膝に抱く大姫が映るこの流れ、本当に残酷ですね… どちらも、ただそこに産まれたがために過酷なものを負わざるを得なかった子供2人。
#鎌倉殿の13人
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しかし第20回まで来てますます凄まじいな #鎌倉殿の13人 …
単に毎回地獄を更新してるからでも、お馴染み伝承と史実(とされるもの)を巧みに再構築してるからだけでもなく、隅々まで一人一人、この人はそうとしか生きられなかったと描く説得力が合流し大きなうねりになっていく、まさに「大河」。
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これ前も呟いたけど、『ちりとてちん』本放送時、物すごく長くて熱い好評メールや電話がどんどん来た、普通はつまらないと文句を言うとき人はパワーを出すもので、わざわざ好評を伝える人はまずいない、これは大変なことが起きてる…と、低い視聴率でも制作陣は励みになったと遠藤Pが後に語ってて。
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1月14日 プレミアムトーク 松山ケンイチさん
>俳優人生を変えた!わいの宝物「平清盛」大河ドラマ主演秘話
……!!! #平清盛
nhk.jp/p/asaichi/ts/K…
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先週の「下がっていい」に続き今週の「よく また裏切ってくれたな」も一見冷たい言い方ですが、平六のほうも、あくまで善哉様の乳父としての損得だと返し、しかも時政の策に乗れという小四郎の計画を正確に理解してる辺り、やはりこの2人互いに分かってこの温度でやり取りしてるなと。
#鎌倉殿の13人
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800年も前に存在した人の名と人生がなぜ現代まで残ってるか、公式記録の文書や”史実”とされるものだけでなく、いわゆるイケメンと描くその時代々々の物語や錦絵による受容の仕方も、歴史を次代に伝えてきた人々の営みの一部で、今の様々な好きの在り方も、同じ大きな流れの一部だと思うんですけどね…
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前もつぶやいたけど、藤本脚本の魅力は、個人個人のキャラクター性やドロドロした感情描写以上に、個人と個人のどうしようもなさが重なり紡がれ織り上げられた末に広がる、物語の構造そのもの(だから長尺物ほど活きる)なので、次世代の物語が始まるここからがいよいよ本番だと思っている。
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小四郎、「北条の家を守る」が第一義だけど、あくまで守り特化型だから、金剛を諭す「北条は立場が上」の本旨が「だから行動を慎め」だったのも、比企の悪い噂を流した時政に若干怒ってるのも、「とにかく!面倒事を!!起こすな!!私は静かに米を数えてたい!!(半ギレ)」で一貫してるんだよな。