二塁(@atohz_chiri)さんの人気ツイート(いいね順)

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貴方様の功績を広めると熱くなる栄一と、持ち上げられたくない慶喜の対比は、慶喜を将軍にしようと勝手に動いたかつての平岡らと似ているけれど、雨の日に「尽未来際」と呼びかけた栄一が死の淵から戻る様は、平岡が死んだあの日のやり直しでもあり。慶喜が長い沈黙を破るに十分の理由だ。 #青天を衝け
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もう取り戻せぬかつての駿府をキラキラ美しい幻の理想に記憶してたのは家康も田鶴も同じなのですが、泣いて泥にまみれ今川と手を切った家康が、その理想をいま生きる地に移し替えようとしてるのに対し、田鶴は結局、今川への忠義を「正解」にする以外の道を知れなかったんだろうなあ。 #どうする家康
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もし政子がこれまでのあれこれを見ながら、本気で公暁が自分の血筋を気にせず大人しく僧におさまってくれると信じているとしたら、和田合戦のとき平六を落とすため言った「弟と違って私は人を信じない」が跳ね返ってくることになる。
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鎌倉殿版の実朝暗殺、十数話かけて朝廷から坂東への政治的介入と義時個人への攻撃を史実以上に盛り、西との対立構造を積み上げ、実朝様の六波羅御所計画なる力技まで入れて、やっと義時の「愛想が尽きた」未必の故意が成立するのを見ると、史実義時さんの動機の無さ、無実っぷりが逆に際立つ気がする。
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十兵衛と信長のあんなにも激重な感情の大嵐を描きながら「夢を持って生きることの大切さを描けた」と清々しいコメントを出されてた池端先生といい、満面のキラキラした笑みで「日本中を絶望的な思いに」させてる自覚を語ってくる三谷さんといい、ほんと大河脚本家という方々は……(好き)
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12月予定メモ 3日(土) 土スタ 山本耕史さん 4日(日) 第46回放送 7日(水) ファンミーティング(NHKホール) 10日(土) 山本千尋さんトークライブin神戸 11日(日) 第47回放送 12日(月) メモリアルブック発売 17日(土) 土スタ 瀬戸康文さん 18日(日) 最終回放送&グランドフィナーレ
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かわいい長男に食べさせる鯛や牛肉が買えるのも、夫が営む軍服製造業と、それを着た兵たちがいる戦地の拡大あってこそなんですけど、そこに行かない(ごく自然な)申し訳なさを長男が口にしたら、あなたみたいな”優秀な子”は危ないところに行かないでいい、と言い出す雉真母のエグさがすごい。 #カムカム
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やめろ栄一! 結婚してすぐ故郷を飛び出し宗旨変えもして異国まで行き、御一新後は妾を同居させその子供を正妻に育てさせ、お千代さんの海より深い懐で支えられてきたお前さんが、それをやっと自覚して感謝の言葉なんぞ口にしたら、フラグにしかならないだろうがやめろ!!(予告) #青天を衝け
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しかし、戦闘そのものや前後の凄惨な影響を緻密に描くことで、台詞で直接言わずとも「戦は嫌だ!」と視聴者に自然と思わせるのが、ここ最近の大河の巧いとこでしたけど、税収4800万円/戦費4200万円という歳入歳出で内乱の虚しさを突きつけてくるのが、経済大河の #青天を衝け なんだなあ。
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閨の描写とか『デート』依子さんをパワー系にしたようなお葉さんとか、笑い満載回に見せつつ、逆に言えばここまでギャグの皮を被ってるからこそ、子を一人でも多く産み家を繋ぐことを殿も女たちも”務め”と見做し仕える、当時の価値観や側室制度を決してぼかさず描けたんだろうなあ。 #どうする家康
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一党のケダモノ臭さを嫌いだと微苦笑する半蔵。奥を仕切りつつ元康の母より今の夫・久松の妻としてグイグイ押す於大の方。甲賀衆を引き込みながら服部党の手柄を図々しく誇る正信。そして地獄を見た瀬名。この雑多な人々の、やはり中心に居て纏めるのは元康なのだなと改めて思えた今週の #どうする家康
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今週のようにその特性がぶつかった時、どちらも愚かでなく最善を尽くした上での勝因敗因が分かりやすいし、またそこに大きな時代の流れも感じられるの、やはり面白い。 個に特化した武田の強さは織田の統制に崩され、さらに秀吉はその勝利から銭の力を抜き出し次を見つめる。その横で息を潜める白兎。
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やっと後悔が清算できると身代わりになった広次も、可愛い甥のため盾になった忠真も、自ら納得し”美しい”散り方をしたわけですが、それは一方で、羽交い締めで具足を解かれた家康も、お前の死に場所はここではないと蹴り出された平八郎も、涙と泥まみれで死者を背負い生きていくしかないんだよなあ…
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作品に横たわる背景は確かに10年前の震災ですが、当事者/非当事者、「分からないけど分かりたい」言語化と対話、そして「何もない人なんていない」をここまで徹底して描くことで、ひとつの事象・地域に留まらず、見る人だれもが自分事として受け止め考えられる、そんな普遍性ある作品になったなと。
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あーーそうか… 岡山だからベースは桃太郎。キジ=「雉真」の名にこだわれば、戦中に「鬼畜」と呼んでいた米国は退治すべき鬼。だけど、その「雉真」の枠に収まりきれないからこそ安子は、鬼の本拠地・鬼ヶ島へ行ってしまう。「雉真」の子として育てられるるいにとって、安子は裏切り者か… #カムカム
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西南戦争はひたすら国家予算と人材を消耗する内戦の無益さ、日清戦争は分捕れる賠償金額ゆえ「アジアの一等国」へ遂に手を掛けたと無邪気に喜ぶ不穏さから描いてきた #青天を衝け だから、日露戦争もポーツマス条約で”悲憤慷慨”する民衆の恐ろしさに焦点合わせて描けるんだなあ。経済大河たる背骨。
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はるの雪ふる / 鎌倉殿 平六はどこまで知っていた(知らざるを得なかった)んだろうな、という話。
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一見わかりにくく、だから見過ごされがちな傷をあえて描くこと。まだ10年でそれを早い(もっと他に描くべきものがある)と見るか、10年かかってようやくその傷も描けるようになったと見るかは分かれるでしょうけど、私は朝ドラという枠でこそ描いてくれてよかったと思うのです。 #おかえりモネ
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配役発表でTLをなぎ倒した「川遊びをいたしましょう」を、まさか入り口の第1回に持ってくるとは思わなかったですよ… これもう、三谷脚本だし明るく楽しいテイストだよね☆と期待してた視聴層を一気に族滅中世へ突き落とす公式の宣戦布告じゃないですか…(いいぞもっとやれ) #鎌倉殿の13人 twitter.com/atohz_chiri/st…
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ああ… むりに岡山へ連れ帰る強引なことはしないけど、おはぎの薄利多売でるいに相応しい教育と生活を今後させてやれるかと、その言葉が安子を無茶な忙しさに駆り立て、そして怪我と諦めに繋がってしまうのか。 再婚話のときといい、千吉さんの優しい正論はいつも隙がなく安子を追い詰める。 #カムカム
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(だからまあ、昨日も話題に出ていた「共感」の心地よさ、まして登場人物に「正しさ」を求める人には、とことん合わない脚本ではあるんですよ本来は… 安子編序盤がそもそもミスリーディング的であったと言えるぐらい)
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今年1年間見ていたものは、実在する『吾妻鏡』を基にした物語というより、来年放送される松潤の顔をした家康公が、あの世界の中で熱心に読み、その脳内でずっと長澤ナレで再生されていた『吾妻鏡』という、入れ子構造のような何かだったのかもしれない。とふと浮かびましたおはようございます。
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そういえば、鎌倉殿最終回アバンで殿潤が吾妻鏡を読んでいたシーン、「1564年 三河」とテロップ入ったのが今も気になっている。セミが鳴いてる=夏なので、一向一揆も一応決着ついてた頃と思われますが、なぜあの時期と指定されたのか、今後のどう家本編でアンサーがあるのかなとちょっと楽しみ。
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今川からの自立という、ある意味分かりやすい外敵に目が向かってたときは、生まれながらに国を背負う家康の立場自体が求心力になり得たけど、足りない物資を国内で取り合い始まった戦となると、殿の存在意義そのものが根拠を問われる。主人公の成長クエストとしても、よく出来てますね… #どうする家康
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真田丸と違うチーム、広報イベント展開の戦略、狙いをきっちり当てていったんだなあと興味深い清水制作統括のお話。 「今回の『鎌倉殿の13人』も、若いクリエイターたちが刺激を受けて、大河ドラマをさらに面白くしていくきっかけになれば、うれしい」の言葉が眩しい。 sponichi.co.jp/entertainment/…