二塁(@atohz_chiri)さんの人気ツイート(いいね順)

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実朝をなかば脅す義時が強いのは、鎌倉を回してる自分の価値を切り札にできる自覚以上に、もし伊豆に引っ込んでいいよと言われたら、実は義務感しか抱いてない今の地位なんぞ清々した顔で捨てられる”無欲さ”だよな…と思うと、38回ラストの「私利私欲ではない」宣言が、また別の意味で重く響く。
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先週からすっかり疑心暗鬼の家康くん、第6回で皆わしを裏切りおって!と怒り狂ってた氏真と同じ状態に陥ってるんだなあ。裏切り者として殺されかけ、だから皆あなたから離れるのだと氏真を叱る母を見た瀬名だから、同じドツボに嵌った夫とお家の分裂を客観視し、あほたわけと言える。 #どうする家康
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今日唯一の癒やしだった実朝様の義盛邸訪問ですが、義盛の子が皆「俺に寄り付かねえ」も何気に不穏だな…もしそれが例の兎みたいに大人しく物足りねえと言われた正妻の子なら、本当に寄り付かない理由は「でかくなって」だけなのか、巴の存在もあるのか、それが今後に繋がりやしないか。 #鎌倉殿の13人
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「忠臣は二君に仕えず」を言った王燭は命を絶ったはずだと梶原が結城朝光に厳しく迫ったことも、鎌倉殿による天下草創のため上総介を斬ったことも、全てその本人に返ってくる厳しい展開を見せた上で、その梶原が、かつて小四郎に言い放った源氏は飾りの言葉を再確認するのか、そうか… #鎌倉殿の13人
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あの縁側場面で興味深いのは、政子の主語がずっと「私たち」なんですよね。後の世に悪名を語り継がれるのも、頼朝さまから引き継いだ鎌倉を守り抜いたのも、そしてなお惰性のように手を汚し地獄へ行こうとする小四郎に慄然としながら「長く生き過ぎた」と宣告する主語も「あなた」ではなく「私たち」。
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それにしても、たとえ毎回事態を悪くするピタゴラ装置の天運に恵まれてても、上総介の死に涙し、義高を救おうと奔走し、自ら危険なほうへ向かう九郎や静御前に本気で怒ってた小四郎が、武士として華々しく散る梶原の望みを酌んで追手を差し向けるの、成長だなどと言えない切なさがある #鎌倉殿の13人
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小四郎が引き戸を開け比企能員へ見せつける構図。 前回はいるはずの頼家がいなかった。今回は、能員が取り込んだと安心し、小四郎もどう動くかと言い、本人も思わせぶりだった平六が、ちゃんとそこにいて能員を絶望に追い込む。 小四郎が今後勝ちを掴む図式を暗示するようでもあったな… #鎌倉殿の13人
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佐殿の源氏ブランドにはしゃいでるようだった宗時兄上、実は北条が上に立つ坂東武者だけの世をつくるため頼朝さえ利用してやると、誰よりも独立心高く志がでかい男だった… これは兄上大好き義時、この後もずっと頼朝に付き従わざるを得ないじゃん… パパの提案も止めるしかないじゃん… #鎌倉殿の13人
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とりあえず盟友の明日はどっちだ
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どの作品も勿論そうなんですが、特に『鎌倉殿の13人』は、100カメや公式HPでの裏方さんの深堀り話、番宣等でよく話題に出てた、小栗座長が全員名前覚えたというスタッフさんの顔を写真集で実際に見られたのが印象深かったので、あの方たちのお仕事も見られなくなったのか…て辛さ虚しさもドドッと。
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いやしかし、ここまで「安子が勇のプロポーズを受け入れさえすれば全て丸く収まってたはず」と「安子が勇と再婚することは、ここまで二十数年コツコツ積み上げてきた彼女のささやかな自分らしささえ手放し沈黙すること」を並立させているの、ほんとすごいな… #カムカム
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るいが安子と別れ二十数年。ずっと英語から離れてたるいが再び娘のため思い出したとき、ラジオ英語講座は今も変わらず放送されていた。 いつ誰が始めようと思っても、どれだけ離れて戻ってきても大丈夫なよう、教養コンテンツを継続提供できる公共放送の意義をさりげなく入れてきますね… #カムカム
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先週の仁田殿に引き続き、今週の頼家さまも、史実…というか当時の公式記録に比べれば、ものすごく尊厳ある最期という脚色だったのではないか。いやしかし。だがしかし。死ぬことだけは動かせない史実がつらい。 #鎌倉殿の13人
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平六の入れ知恵「武衛」呼びでギリギリつながった佐殿と坂東武者たちの隙間風が浮上した回に、第1回から立ちはだかってきた中ボス爺様もまた「血筋の良さを鼻にかけている」佐殿の傲慢さを初めから見抜いていた、と描くんだなあ。どちらにつくか実は紙一重だったろう坂東武者たち。 #鎌倉殿の13人
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自分が頂点に立つため、朝廷が握る権威と人事権をフル活用して鍔迫り合いさせる後白河法皇は確かに大天狗だし、でもその鍔迫り合いをこそ利用し、するりと地頭の任命を認めさせる北条父子(&頼朝)が痛快な回でもあったな… 「この国の成り立ちを根こそぎ変えて」しまう、その始まり。 #鎌倉殿の13人
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恐らく先週の佐殿浮気目撃で、こいつ絶対一生金輪際推さねえわと堅く思い定めてそうなんですけど、あちこちから取次役と扱われ板挟みの盟友小四郎に「平六~~」と肩ユサユサされたら、ちゃんと知恵貸してくれる平六くんが大変かわいいし、主人公見てる側としてはとても安心しますね… #鎌倉殿の13人
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るいもジョーもひなた五十嵐を励ますけど、よりを戻させるためじゃないのも良かったな。恋がそのまま人生の新しい扉だった安子の時代。(少々特殊な事情とはいえ)恋の成就がそのまま人生の転換点だったるいの時代。そして恋人の夢が終わっても、ひなたは自ら取った刀で斬り、人生は続く。 #カムカム
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後白河院から後鳥羽天皇への遺言「守り抜かれよ」で、ああこれがやがて承久の乱を起こす呪いへ…としんみりしてたら、「楽しまれよ」が言い添えられ、あーー大天狗にそれ許されたら、そりゃこの子は好き放題やりますわ!とちょっと笑えてしまった。松也さん後鳥羽院も楽しみだなーー。 #鎌倉殿の13人
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ようやった!と小四郎をまともに褒めた人は、頼朝と、あと「何とかなさい」と言う側から、お勤めご苦労さまでしたと迎える側になった八重さんもそうなんですよね… その人に、あなたを選んでよかったと言われた流れで、あなたが鎌倉を築いたと言われたのだから、そりゃ小四郎、鎌倉に固執するわ。
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有名な「亀の前事件」を単に、後の尼将軍子の悋気や気の強さで描くでなく、都育ちがアイデンティティなりくの画策、兄と義姉という肉親への愛情を渇望する義経の暴走、何とかします!が習い性になってる小四郎の右往左往、ついでに平六の謎宣言まで入れて群像劇に構成する #鎌倉殿の13人 最高では…?
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父ちゃんが亡くなったから俺たちが母ちゃんを助けるんだ!と張り切る子供たちの仕事分担が、10日でもう疲れが出てきて崩れ、きょうだい喧嘩が始まるあたり、ちょっとリアルだし、また子供たちに疑似大人としてのしっかり具合を乗せて描くつもりはないらしいのが、ホッとするな… #ちむどんどん
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姫の前こと比奈さん、扮装公開時からやや幼くもある可愛らしさが出ている印象だったけれど、いざしゃべってキャラが出てみると、その自分の可愛らしさを自覚し、一族のため利用される立場も知ってる聡さはあるし、逆にそこで自分のため利用仕返してやるぐらいのガッツも秘めてそうである #鎌倉殿の13人
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鍛え抜かれた歌舞伎俳優といぶし銀俳優の殺陣が見られるだけでも朝から贅沢だというのに、一方は肩から腕のたくましさがよく分かるジレ姿というのがもう、時代劇でも大河でもめったに見られない珍しさで、もう眼福すぎた。モモケンと虚無さんありがとう。 #カムカム
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ここ何年かの大河で首桶レギュラー大活躍にすっかり大河視聴者を慣れさせてたところで、さらし首をぼかしとはいえ画面前方ドアップ、画面を巧みに切って役者の顔を「首」に見せる構図、そして見つめる時政義澄の、一歩間違えればあれは我らの首だった…に実感持たせる演出が、本当に。 #鎌倉殿の13人
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信康くんのあれは、三方ヶ原後の家康と同じく合戦ショックの後遺症だろうけど、白兎の弱さを自覚してる父と違い、個の武勇を磨いてた自負がある子だけに、それを全否定された設楽原の「嬲り殺し」の傷は深く、だから余計躍起に戦ハイになってるんだろうなあ。そして無理がきて潰れる心。 #どうする家康