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子どもとの会話で「学校で友達って作らないとダメ?」という話題になると、ワイが小中高12年間分の同級生と全く会うことなく生活してもうすぐ20年になる件について話する。友達いなくて後で困るかというとそーでもないが、できれば嫌な出来事の数は1つでも少ない方が良い話もする。お一人様上等。
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この国が、罰をベースにして人々を動かすシステムを強化することに反対します。
this.kiji.is/72198568006852…
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21連勤務でヘロヘロな日の私は子どもを問い詰め、口論し、子どもが言うことを聞かぬ度に世界が終わりそうな勢いの絶望感を感じた。ギリギリな親にまず必要なのは新しいスキルではなく、それを使えるようなエネルギーを親が戻すための時間的空間的心理的休息に他ならない。さて、どこが提供するか。
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「井上はなぜ子ども(患者)に怒らないのか?」と不思議に思われることが多い。子どもにナメられないように子どもを怒りつける大人より、子どもにナメられても動じずにその子と対話を試みる大人としてそこにいた方が、子どもは自分の課題に気づき、対処にむけて動くことを数多く経験したからだと思う。
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児童思春期の臨床で出会う希死念慮。それ自体を思考や感情の異常というよりは「過酷な状況における当然の反応」として受け止めるべきケースが後を絶たない。
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やっと気づいた。不登校の状況にある子どもたちが最初の一歩を踏めるために必要なのは「登校できるようになるさ!」でもなく「登校なんかしなくてもいい!」でもない。「将来どう転ぶからはわからないけど、今はこれでいーべ」なんだ。イマココの自分を今日はそのままで大丈夫と思えれば無敵なんだ。
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「早期発見早期療育で2次障害を防ぐことができる」とよく聞くが、それは①安心安全な環境下で過ごし②子の遊びレベルにあった活動が提供され③親子間の辛いやり取りが減らせて④親子双方の心身の健康が守られた…という一連の流れの結果だったんだろうなあ…と感じるケースに出会うことがとても多い。
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子どもを怒鳴る教員には、一度でいいから15mの壁を登るロープクライミングを体験して欲しい。子どもが途中で怖くなって動けなくなった時に叱り飛ばすのでなく、子どもが届きそうな石を見つけて、「必ず届くよ、ガンバ!」とロープを握ってしっかり伝える。罵声が大怪我に繋がるスポーツで学んでほしい
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うーん。年間100人以上の新患の親子に出会うが「親の愛情が足りないから子どもが〜になる」と判断したことがない。そもそも愛情という仮説構成概念を評価するのは困難。大切なのは子どもが安全safeで自由freeで自信をもてるstrong(どれもいくらかは評価可能)状況が守られたか否かではないかと。
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子どもの幻聴にはしばしば解離性のものが含まれるし、子どもの不安抑うつとトラウマの関連はしばしば。子どもの多動・衝動性はトラウマ性障害に伴う反応性の異常が関連することも。これらの現象に抗精神病薬と抗うつ薬とADHD治療薬を投与するだけが児童精神医学の仕事みたくならないようにしないと。
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子にしてほしい表情を親が先にしよう。子に楽しい時間を過ごして欲しいと願うように親が先に楽しもう。子が自分のことを嫌にならないと願うように親自身を嫌にならないようにしよう。子を可愛く思うように親自身を可愛がろう。子を守るように親自身を守ろう。全ての親御さんへ。あなたが、大事。
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私がここで最も求めたいのは、綿密な支援でもなく、心への寄り添いでもなく、教師の負担を増やすような手厚い関わりですらありません。強く叱りたくなった時にほんの少し待って頂き、見守ってくださるだけでも良いのです。傷つきを最小限にできるだけで子どもたちの命はより安全な状態に近づくんです。 twitter.com/yukichildpsy/s…
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教師がいじめられている子に向かって「あなたにも原因がある」と話すのは、いじめの共犯に相当すると思うのです。何気ない一言なのかもしれないけど、その言葉は「自分はいじめられても仕方がないような人間だ」という非機能的な認知を子どもの深いところに残すと知って欲しい。
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「勉強キライ」と言ってる子の中にかなりの割合で「書字がキライ(しんどい)」な場合が含まれていて、切ない悪循環を生み出している。書字活動を最小限に抑えて勉強できるシステムを構築したほうが絶対良いと思う。
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子に学んで欲しいなら親も何かを嬉しそうに学んでみる。子に身体を動かして欲しいなら親が喜んで散歩に行く。子が謝れるようになって欲しいなら親も叱りすぎた時に子に謝る。子に幸せになって欲しいなら親も過酷な状況から小さな幸せを見つける。と自分用ルール作った。明日は親が休むお手本を見せる。
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部活、受験、習い事、どれも子ども時代の貴重な体験になりうる活動ですが、本来「子が大切にされて→子ががんばる」の順序であるべきところが「子ががんばると→子が大切にされる」という逆転現象が起きるリスクに注意です。
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「社会で生きるのに必要な力を身につけさせる」ことが教育の目標とされがちだが、本当に必要なのはすべての子どもたちが「この世は生きるに値する」と感じることができる活動と場を用意することではないか。そして活動と場の内容は子どもと大人の対話なしには決定できないはず。
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「学校では教えてくれない 自分を休ませる方法」(KADOKAWA)
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炎上発言かも知れぬが、私はトラウマ治療の専門家ばかりが増えることにあまり希望を見出せない。必要なのはトラウマの仕組みを理解しトラウマを持つ方を決して軽んじない教師、保育士、介護士、ワーカー、公的機関の事務職、保健師、看護師、医師等で構成されるトラウマの予防に特化した街づくりだ。
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うつ状態のキツイ時。疲労や睡眠負債と違い休んでも休んでも快適な時間にならない。全身に不快な感覚が走り、酷い内容の考えしか思いつかない。ひたすら動画観てるかゲームするかでうつ状態の不快さと戦うことも。彼等を応援するためにもこの状態を〜依存と呼ばずに「デジタル戦闘状態」とでも呼びたい
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抗原検査の鼻腔内検体を教員立ち会いの元、生徒本人に採らせるんですって…お子さんには無理ですよ…あと、検査結果に基づく判断も教員に委ねられてますよね。これはいくら何でも無理。 twitter.com/zenkokude/stat…
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子どもの外見や属性を揶揄する発言で傷ついた子のことを「相手は冗談で言ったのに傷つく君がおかしい」と考える文化早く滅びないかな。まして、発達障害のせいで相手の冗談を真に受けた的な解釈を行うのは言語道断。こうしたいじめ・暴力の矮小化は被害者の子の命を軽んじる行為だと思う。
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ぐぁああ。なんて秀逸な例え。やはり他の行動やつながりのバリエーションをどうやったら増やせるか模索しながらじゃないとネット・ゲーム禁止一辺倒な対応はロクなことにならない気がしてしまう。
#ゲーム依存 #インターネット依存 twitter.com/darekanobetua/…
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対人援助職は身銭を切って研修やSV受けるべき的な意見はよく耳にするけど、それってほんとは職場が研修予算確保して保証するとか、職能団体がSV受けやすい環境を用意して保証すべきことではないのかね。だって良い仕事をするための人材育成のための費用を自分の給料から出すってなんか変。
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子育て中は「あの時こうしていれば、今頃状況はもっと良かったのではないか」と思いそうになったら全力で腕立て伏せ20回するくらいイマココの活動に集中するように(助言)してる。これほど生産性がなく心身ともに有害な思考パターンは他にないと思うもん。