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一日で読み切れない量の本をかばんに詰め込む、作業時間はないけどとりあえずパソコンを持ち歩く。物への執着は“恐”の気持ち。“恐”は疲労とリンクします。なぜか手荷物が増えてしまうというのは疲れの現れかもしれません。温めて休養しましょう。
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「大丈夫ですか?」と聞かれたら大半の人が「大丈夫です」と答えます。でも「大丈夫です」の中には「まあ大丈夫」「我慢したら大丈夫」「ギリギリ大丈夫」「(言ってどうにもならないんで)大丈夫です」が含まれるので気を付けて使わないといけません。
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布団に入ったらまずしっかりと息を吐く。次におなかに手を置いて冷えや張りがあるところがあれば手当てをしてゆるめる。頭を軽く左右に動かして首と肩をゆるめる。眠る準備はなにしろ呼吸が深くなるように、力を抜いて体がズブズブと布団にめり込むように。
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おなかが疲れやすい今日この頃。気をつけたいのは“噛むこと”です。噛むことは意識してできる唯一の消化活動。て唇と上の歯茎は“胃”、下の歯茎は“大腸”、舌は“脾”、こめかみは“胆”と“小腸”、口のまわりは“肝”の経絡につながります。噛むことはおなかを巡らせることにもなるのね。
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機嫌が悪いのではなくて体調が悪いということは結構あるし、なんならそれがほとんどな気がします。
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頑張るってことは自分を世間に合わせていくことで、ゆるませるってことは世間から自分を取り戻していくことなのかもしれませんね。
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「考えはじめて5秒以間に何も思いつかない場合は問自体が悪い」という言葉が好きで、大きすぎたりぼんやりした問題は考えるだけで時間も体力も消耗するからできるだけ避けたい。それでも考えてしまう時は自転車に乗ったりお灸を据えたり家事をしたり何かしら没頭できる用事をするようにします。
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五木寛之氏の『養生の実技』によるとドイツのアウトバーンでは急激に気圧が下がる時はハイウェイラジオで速度を下げるように警報が出るらしい。気圧が下がると身体機能や判断力が下がって事故が起こりやすくなるから予防策なんだとか。天気が悪い時は色々なペースを落とすような意識でいきたいですね。
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季節の変わり目は疲れやすい。「なんでしんどいんだろ?」って感じなんですけど、体は状態を一定にするために気温が高ければ緩んだり低ければ縮んだり色々と頑張ってくれているから何もしてないつもりでもそれなりに疲れます。気温差がすごい。
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主旨としては同じイライラするシチュエーションでも気になる時とそうでもない時があって、そういうのは体(受け手)の状態にもよるということ。例えばのぼせとか、わき腹のつかえみたいなのはイライラを感じやすい体で、スキップ養生はそれをゆるめる動きでした。
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引っ越し先を探す時に家賃とか広さに比べると日当たりって妥協してもいいかって要素になりがちですけど、体を温めるとか、睡眠のリズムを作るとか色々ありがたい物なのでそれなりに大事にしていきたい。元気な時はいいんだけど元気ない時に効いてくるから馬鹿にできない。