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「四半世紀前に揉めた」時は、97年の諫早湾閉切で死滅するムツゴロウを町興しと称して移入し、干潟を広げるべくわざわざヨシを刈ったのでした。当時の新聞には「自然保護という名の欺瞞」と報じられました。今回は目的も規模も異なりますが、いわば「森を見て木を見ず」という点は共通すると思います。 twitter.com/socstudmolldiv…
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#ハチSOS #拡散希望 今朝刊行!LNG火力発電所建設問題で渦中にある、広島県竹原市ハチの干潟と同地の生物の自然誌をまとめた書籍です。現地の最新情報、分類群ごとの解説に加えて干潟環境の特性や保全など普遍的な記述も満載の必携書。詳しくは下記サイトへ:amazon.co.jp/dp/4802082584/… @AmazonJP
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建設がなされれば同地の自然環境と生物多様性が大きく損なわれる可能性は高く、保全上の観点から看過できません。そこで当会の自然環境保全委員会では他の4学会と連名で、行政及び事業者((株)JBGエナジー)に対し、環境影響評価の実施や事業の見直し等を求める要望書を提出する方向で調整中です。
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マーガレット・ベンティンクという伯爵夫人が私設博物館を設けていたのですが、彼女が世を去ったあと閉館され、所蔵標本はオークションにかけられました。この本はその販売目録です。因みにこの人のお友達が凄いメンツで、一人はフランス革命の功績者ともいわれる哲学者ジャン・ジャック・ルソーで、..
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連鎖の上にようやく見出され、関わった全ての人それぞれの努力の積み重ねや邂逅によって、初めて記載命名が成就するのかもしれません。
#新種発見のエピソード
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それと「全ての生物は役に立つ」なら、役に立たない生物は存在しないわけですから、有用/無用の区別自体がそもそも意味を成しません。だからその線引きに対し、常に距離を置くのが大切ではないでしょうか。有用性が局在的に重要な場合は確かにあるものの、それを過度に一般化すべきでないと思います。
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人は生まれた後、どんな場面で「かたつむり」の存在を最初に認知するのでしょう? 私の場合は5歳の時、実家の前に転がっていたものを見たのが最古の記憶ですが、45年後、その種は新種とされました。18日の #ダーウィンが来た にも登場予定のチョウシュウシロマイマイです。…
doi.org/10.1080/132358…
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アニメでその名を聞いているはずのサザエすら、つい最近までアイデンティティを把握し切れていなかったのです。しかし同様の例は他の分類群でも少なくはありません。誰かの命名や同定が、多数の人を介して伝えられる間に、思い込みや勘違いが混入して伝言ゲーム化することもあります。目の前の生物…
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このような技術開発に余念がありません。散々苦労して入手した激レア種の虎の子1個体に対し、気合を入れて肉抜きに臨んだにもかかわらず、無惨に失敗した時以上の絶望はこの世にないからです。貝人が学会等で集まると、「遂に俺はあれを抜けた」だの、「頼むからあれの抜き方を教えてくれ」だの、...
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これも驚きのニュース! タケノコカワニナは紀州・四国・九州等にまだ点々と産地が残るものの、愛知県ではとっくに絶滅したとされていました。近隣他県から浮游幼生がやって来て新たな個体群が生じた可能性もあり、棲息環境が改善されれば戻ってくる種の一例かもしれません。
chunichi.co.jp/article/727000
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事の発端は、別の場所で伸び過ぎた竹の先が電線に触れて危険なので伐ったことで、それ自体は必要な処置でしたが、某教員の発案で、無関係な今回の茂みまでついでに手を付けたとのことです。「ハウスに影を落とし邪魔」とも主張したらしいですが、これは茂みとハウスの位置関係からして事実に反します。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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#ハチSOS 遂にラスボス降臨!
オキナノエガオ。環境省RLで絶滅危惧I類。ハチの干潟の全貝類中で最も稀少性の高い種。最初にあえて殻(岡山県玉野市産)だけ挙げます。殻長約8 mm。二枚貝類なのに紙の如くペラペラに薄くて脆く、生時はどこに軟体が収まっているのか不思議なほど平たい板状。和名は...
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倉敷市自然史博のお宝百選、今月の貝類は岡山県産ハマグリ。県内最後の生貝標本はまたしても #畠田和一(1965年歿)まで遡らねばならず、私もこの22年間県内で相当探しましたが、著しく古い半片数個が関の山でした。放流も失敗続き(環境が悪いので当然)で、県RDB2020では絶滅したと判断しました。 twitter.com/kura_n_h_museu…
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しかもその本文には「中国産」と明記されています。驚くべきことに、従来ずっとサザエの学名とされてきた𝘛𝘶𝘳𝘣𝘰 𝘤𝘰𝘳𝘯𝘶𝘵𝘶𝘴は、実は別種ナンカイサザエを指していたのです。私以前には誰も原記載を再確認した人がいなかったために、この混乱が生じてしまったようです。しかしそれは無理も...
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二枚貝類の水管の形態は分類群ごとに様々で、殻の多様さとはまた一味違う面白みがあります。例えばサクラガイの生貝を深夜、清浄な海水中に横たえて暗闇で放置すると、しばらく後に予想外に細長くて白い、素麺みたいな一対の水管を伸ばしてリラックスするので、初めて目にすると「きゃー」となります。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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つい先日公表された「88年ぶりサナダユムシ本体の採集成功」の報告も、この干潟で採集された標本を用いてなされたものです。
kyoto-u.ac.jp/ja/research-ne…
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#新種発見のエピソード 山と溪谷社から遂に書籍化! タグの考案者馬場先生@Baboon_saiとともに、僭越ながら編者を仰せつかりました。多様な分類群の新種記載経験者による珠玉の「すべらない話」19篇に加え、記載命名小講座から豪華顔触れの座談会まで盛り沢山。12月17日発売! amazon.co.jp/dp/4635063208/
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イボウミニナ! 本州〜九州のウミニナ属3種のうち際立って稀少性の高い種です(環境省RLで絶滅危惧II類)。今なおこれほど大量に採れるならその場所には生物多様性の極めて高い干潟が広がっている可能性が高く、他の稀少種の産出も期待できます。この状態が今後も維持されるよう願ってやみません。 twitter.com/yoshiike_group…