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この動画は凄い!交尾です。私は見たことがありません。不勉強にしてこの動画の存在自体、たった今知りました。「先っちょに出ている」のは陰茎で、右の触角の斜め前から外へ突き出されます。雌雄同体で、雌性生殖口は体の右側後方にあるので、互いに陰茎を挿入し合おうとして廻転しているところです。 twitter.com/taketyanman_r/…
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サザエの話、いきます。4年前、「日本のサザエは新種」と報道されたことをご記憶の方もおられると思います。しかし、その話の元になった論文が、当会が発行に参画しているMRへ掲載されたことはあまり知られていないので、まずその宣伝を。
doi.org/10.1080/132358…
今日は、活字では未公表の(大学の..
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昨晩のNHK大河 #鎌倉殿の13人 7話の開始後13分39秒頃、頼朝と北條氏らが房総半島の勢力図を囲んで軍議する場面が現れましたが、その地図上に面妖な貝殻数個が置いてあり愕然としました。フィリピン周辺産のムラサキマルシジミをはじめ、熱帯産で千葉県からは一切記録のない種が複数映っていました。…
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発表終了後は大勢の人から「私の研究対象はこの分類群だが、何度何秒が適当と思いますか」などと質問攻めに遭いました。同様の質問はあれから14年経った今も時々メールで届きます。多くの論文に niku-nuki の語が平然と現れるようになり、私の当初の目標は達成できました。この時の発表内容は下記..
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ところが、20年ほど前から海外の研究者とコラボする機会を持つうちに気付いたのは、どうやら肉抜きを行うのは日本の貝人だけで、他国の人は、殻と軟体の両方を同時に理想的な状態で得るなんて、不可能なこととして最初から諦めていたのです。だから論文にするには同じ種をとにかく多数得ないと何も...
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今日はサザエのお話を書こうかと思ってましたが、一昨日のヒミツナメクジを「なにこれかわいい」とお絵描きして下さった方もおられ、マンボウ博士に至っては #ヒミツナメクジチャレンジ なんて妙なタグまで作ってくれて、折角なのでその発見の経緯などご披露します。時は29年前の1992年まで遡ります。
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RTの件、学部に抗議しました。ある教員の無思慮な思いつきにより、大した意味もなく伐採されたと判明しました。ここは「トトロの森」と通称されており、つまり今回はトトロ皆殺しです。完全な復元はもはや困難ですが、可能な限り回復を試みることや、再発防止策を講じるよう求めているところです。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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サザエ後篇。さて、せっかく原記載まで見たので、この機会に私はサザエの分類の歴史を回顧してみようと思い立ちました。画像は私の論文が公刊された時点(2017年5月)までの、サザエとその姉妹種ナンカイサザエの分類上の扱いです。リュウテン科リュウテン属サザエ亜属に..
doi.org/10.1080/132358…
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その過程で自然に洗い流され、除去できるのです。この事実はそれまで和文で書かれた簡単な記事はありましたが、国外の研究者の大半はこの時初めて知ったので、壇上の私は聴衆全体が一斉に、文字通りに「息を呑む」光景を目にしました。直前まで大爆笑の渦だった会場が、一瞬で静まり返りました。...
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論文にして公表し、巻末には実体験に基づく種ごとの最適温度&茹で時間を、約200種について列挙しました。
Fukuda, H., Haga, T. & Tatara, Y. 2008 (25 Jul.). 𝘕𝘪𝘬𝘶-𝘯𝘶𝘬𝘪: a useful method for anatomical and DNA studies on shell-bearing molluscs. 𝘡𝘰𝘰𝘴𝘺𝘮𝘱𝘰𝘴𝘪𝘢, 1: 15–38.
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結果は明瞭で、なんとBの、肉抜き個体しかうまくいっていません。軟体動物の場合、元々DNA分解酵素を多く持っており、活きのいい生貝でも失敗することが多いのですが、熱を通せば分解酵素は失活できます。また海水中に含まれるマグネシウムも分解酵素の触媒となりよくないのですが、肉抜きすれば..
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ヒミツナメクジ科は俗にいうカタツムリやナメクジ等を含む汎有肺類に属し、いわゆるウミウシとは一線を画すので、「陸ウミウシ」という呼称は不適切で混乱を招くだけです。ヒミツナメクジも私はうるさいよ、だって第一発見者&記載者(共著ですが)だもん。その発見の経緯もいずれここに書こうかな。 twitter.com/reraku/status/…
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始まらないと彼らは決め付けていました。私が海外での野外調査で湯沸かし器具を持ち歩き、目の前で肉抜きを披露すると、他国の研究者は例外なく驚嘆しました。そうするうち、2007年にベルギーで世界軟体動物学会 World Congress of Malacology が開かれた際、「微小貝類の研究方法」というシンポが...
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