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これも驚きのニュース! タケノコカワニナは紀州・四国・九州等にまだ点々と産地が残るものの、愛知県ではとっくに絶滅したとされていました。近隣他県から浮游幼生がやって来て新たな個体群が生じた可能性もあり、棲息環境が改善されれば戻ってくる種の一例かもしれません。
chunichi.co.jp/article/727000
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相も変わらず繰り返される、杜撰で胡乱なアセスの調査。貝類の場合頻発するのは①酷い誤同定で稀少性評価を誤ったり、居ないはずの種を臆面もなく挙げる、②調査手法自体が不適切で多産する種すら把握失敗、など。今回も両方の謗りを免れ得ず、「細けぇこたぁいいんだよ」的な丼勘定で拙劣の極みです。 twitter.com/wwfjapan/statu…
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今日はヤベガワモチの過去ツイになぜか反応が多く、発端はRTの見事な動画のようですね。帰家行動は本種以外にもドロアワモチ科の複数の種で研究例があり、潮の干満に乗じて外出・食事し、また帰宅するそうです。巣孔は自前の場合もありますが、蟹などによる「既製品」を拝借することもあります。… twitter.com/tottoryuune/st…
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これは凄まじい! 親指を約5cmとすれば殻長13cmくらいでしょうか。シジミ科全体でも世界記録レベルでないかと思い Huber (2015) の掲載種にざっと目を通したら、最大値はインドネシア産 Batissa violacea (Lamarck, 1806) の15cmとあります。日本でもそれに迫る巨大個体の出現を期待したくなりますね。 twitter.com/kamagettyo/sta…
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先ほど副学部長が訪ねて来られ、今後の対応を協議しました。学部の執行部は今回の事態を放置せず、現地の環境と生物相が多少とも回復できるよう善処したいとのことでした。荒廃した森林を修復するプロの先生にご協力頂き、様々な方法を速やかに試す方向となりましたので、ひとまずご報告申し上げます。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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事の発端は、別の場所で伸び過ぎた竹の先が電線に触れて危険なので伐ったことで、それ自体は必要な処置でしたが、某教員の発案で、無関係な今回の茂みまでついでに手を付けたとのことです。「ハウスに影を落とし邪魔」とも主張したらしいですが、これは茂みとハウスの位置関係からして事実に反します。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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RTの件、学部に抗議しました。ある教員の無思慮な思いつきにより、大した意味もなく伐採されたと判明しました。ここは「トトロの森」と通称されており、つまり今回はトトロ皆殺しです。完全な復元はもはや困難ですが、可能な限り回復を試みることや、再発防止策を講じるよう求めているところです。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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それと「全ての生物は役に立つ」なら、役に立たない生物は存在しないわけですから、有用/無用の区別自体がそもそも意味を成しません。だからその線引きに対し、常に距離を置くのが大切ではないでしょうか。有用性が局在的に重要な場合は確かにあるものの、それを過度に一般化すべきでないと思います。
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「あらゆる生物は繋がっている」は生態学的には圧倒的に正しいですが、倫理的にはやや足りないと思います。「組織の中の歯車・齣」的な、個別存在の軽視や疎外に陥る危険があるので。だから「繋がっている」だけを強調すべきではなく、「繋がっているけど、同時に、個々に独立」が望ましいでしょう。 twitter.com/oikawamaru/sta…
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「生物多様性の根幹」について長めのインタビューを受け、南三陸サスティナビリティセンター発行のフリー冊子『海の恵みに迫る危機』にこのほど掲載されました:
m-sustainable.org/works/writing-…
ニシザワマキコさん@makkotwittによる見事な挿画付きです。この絵はRTの「その他99%」の原図を踏まえています。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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#ハチSOS
ハチの干潟のLNG火電計画が、このたび「中断」されました。理由はウクライナ危機による燃料価格高騰のためとされ、県への水域占有許可申請も既に取り下げられ、計画再開は未定とのこと。しかし白紙撤回ではないので、当会では今後も注視し、議論を続けてゆきます。
chugoku-np.co.jp/articles/-/275…
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有明海のサルボオが1パック千円まで高騰! 岡山県ではとっくに採れなくなり、少なくとも今世紀はずっと有明海から移入して短期間海に浸け、「地元産」と称して流通させていましたが(そのせいで外来種も蔓延)、それももう続かなくなりそうです。内湾の在来貝類はどんどん消えてゆきつつあります。 twitter.com/sayakasbs/stat…
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以前「揉めた」六角川のヨシ刈取は、『有明海の生きものたち』でも論じたので、当該部分の全文を挙げます。お時間のある方や、今回の件で取材をお考えの報道関係者の皆様、ご一読いただけると幸いです。今回はムツゴロウは直接関係ないですが、文の後半はヨシ原の生物に関して普遍的に言えることです。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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「四半世紀前に揉めた」時は、97年の諫早湾閉切で死滅するムツゴロウを町興しと称して移入し、干潟を広げるべくわざわざヨシを刈ったのでした。当時の新聞には「自然保護という名の欺瞞」と報じられました。今回は目的も規模も異なりますが、いわば「森を見て木を見ず」という点は共通すると思います。 twitter.com/socstudmolldiv…
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ついさっき知り絶句。この河口のヨシ原には絶滅が深刻に危惧されるオオクリイロカワザンショウの日本最大規模の個体群があり、私は四半世紀前にヨシの刈取りを巡り地元と揉めた苦い記憶があります。生物群集への負荷は考慮したのでしょうか? 水辺の僅かな刈り残しが免罪符?
nippon.com/ja/news/fnn202…
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風間翔さんの新作、ヤベガワモチ届きました! 世界広しといえどもアワモチのぬいぐるみは史上初の快挙ではないでしょうか。もちろんバケツの側面も垂直に登れます。以前からうちにいるヒミツナメクジ共々大切にします。絶滅危惧軟体動物シリーズは今後も続くそうですので、次作も心待ちにしています。 twitter.com/kazamashow/sta…
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「九十九里産ハマグリ」は別種チョウセンハマグリ(左)です。和名の由来は朝鮮でなく潮線・汀線と言われています。主として外海に面した砂浜に産します。一方、真のハマグリ(右)は内湾奥部河口附近の砂泥干潟を好み、同様の環境の多くが近年の埋立・干拓や水質汚染等で悪化したため、激減しました。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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現在改訂作業中の環境省RLでは、ハマグリの選定と評価を私が担当する予定でしたが、先日突然水産庁が「こちらでやるから」と一方的に宣告してきました。まさか、RL対象外としたくて囲い込むのではないでしょうが、口出し無用というなら責任を持って、現状に即した妥当な判断をお願いしたいものです。 twitter.com/SocStudMollDiv…
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現在店頭や食卓に並ぶ「ハマグリ」の多くは似て非なる別種です。チョウセン〜、シナ〜、ハンボリ〜などを代替品的に消費しています。真のハマグリが絶滅の危機に陥ったのは前世紀末以来の動かしがたい現実ですが、そのことがまだあまり広く知られていないならば、それはまた別の「恐怖」です。 twitter.com/oikawamaru/sta…
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これは凄い! 現生オウムガイの3新種を米領サモア・バヌアツ・フィジーからそれぞれ記載。ここ数年、従来のオウムガイは複数種を含むらしいとの噂が伝わってきて、2018年には真のオウムガイのネオタイプが指定される等の動きもありましたが、今回の論文との関連についてはこれからじっくり拝読します。 twitter.com/TylerGreenfieI…
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倉敷市自然史博のお宝百選、今月の貝類は岡山県産ハマグリ。県内最後の生貝標本はまたしても #畠田和一(1965年歿)まで遡らねばならず、私もこの22年間県内で相当探しましたが、著しく古い半片数個が関の山でした。放流も失敗続き(環境が悪いので当然)で、県RDB2020では絶滅したと判断しました。 twitter.com/kura_n_h_museu…
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この表紙上列中央の巻貝は、絶滅危惧種どころか外来種の疑いがあります。私たちは今まさにその外来種の報告を作成中のため、共著者2人と意見交換しましたが疑念が払拭できません。サイズや産地の明記がなく断定には至りませんが、この図鑑の表紙に相応しくはないでしょう。…
amzn.to/3GSAZSW