この茂みにいたヤマクルマの生体写真は、奇しくもつい先日刊行された岩波ジュニア新書『新種発見物語』の私の章に掲載したばかりですが、残念ながらこの写真が、上記個体群の「遺影」となってしまうことでしょう。岡山大ではこの23年間で約70種の貝類が確認されましたが、在来種は次第に減っています。
RTの件、学部に抗議しました。ある教員の無思慮な思いつきにより、大した意味もなく伐採されたと判明しました。ここは「トトロの森」と通称されており、つまり今回はトトロ皆殺しです。完全な復元はもはや困難ですが、可能な限り回復を試みることや、再発防止策を講じるよう求めているところです。 twitter.com/SocStudMollDiv…
事の発端は、別の場所で伸び過ぎた竹の先が電線に触れて危険なので伐ったことで、それ自体は必要な処置でしたが、某教員の発案で、無関係な今回の茂みまでついでに手を付けたとのことです。「ハウスに影を落とし邪魔」とも主張したらしいですが、これは茂みとハウスの位置関係からして事実に反します。 twitter.com/SocStudMollDiv…
先ほど副学部長が訪ねて来られ、今後の対応を協議しました。学部の執行部は今回の事態を放置せず、現地の環境と生物相が多少とも回復できるよう善処したいとのことでした。荒廃した森林を修復するプロの先生にご協力頂き、様々な方法を速やかに試す方向となりましたので、ひとまずご報告申し上げます。 twitter.com/SocStudMollDiv…
これは凄まじい! 親指を約5cmとすれば殻長13cmくらいでしょうか。シジミ科全体でも世界記録レベルでないかと思い Huber (2015) の掲載種にざっと目を通したら、最大値はインドネシア産 Batissa violacea (Lamarck, 1806) の15cmとあります。日本でもそれに迫る巨大個体の出現を期待したくなりますね。 twitter.com/kamagettyo/sta…
今日はヤベガワモチの過去ツイになぜか反応が多く、発端はRTの見事な動画のようですね。帰家行動は本種以外にもドロアワモチ科の複数の種で研究例があり、潮の干満に乗じて外出・食事し、また帰宅するそうです。巣孔は自前の場合もありますが、蟹などによる「既製品」を拝借することもあります。… twitter.com/tottoryuune/st…
相も変わらず繰り返される、杜撰で胡乱なアセスの調査。貝類の場合頻発するのは①酷い誤同定で稀少性評価を誤ったり、居ないはずの種を臆面もなく挙げる、②調査手法自体が不適切で多産する種すら把握失敗、など。今回も両方の謗りを免れ得ず、「細けぇこたぁいいんだよ」的な丼勘定で拙劣の極みです。 twitter.com/wwfjapan/statu…
これも驚きのニュース! タケノコカワニナは紀州・四国・九州等にまだ点々と産地が残るものの、愛知県ではとっくに絶滅したとされていました。近隣他県から浮游幼生がやって来て新たな個体群が生じた可能性もあり、棲息環境が改善されれば戻ってくる種の一例かもしれません。 chunichi.co.jp/article/727000