今回の恐るべき成果が、卑小で凡庸な物語に回収・梱包されて終わってしまうのではと勝手に危惧し、もどかしさを禁じ得ません。それは無理もないことで、カヤノミカニモリという名前自体を今回初めて聞いたという方が圧倒的多数のはずで、その点で今回の研究は、レベルが高過ぎて正当な評価が得られ..
抜くのは難しいと思うけど、どう?」と質問してくれました。壇上でそれを聞いた私は、ツブはあまり得意でないので困って隣の芳賀君に「どう答える?」と聞いたら(その間も会場からは「あいつら何か相談してるぞ」と笑いが起きてました)、彼は「大丈夫ですよ、抜けますよ」と囁き、私も英語で細かく..
諫早湾問題がいまだ続いていることを忘れてはならない。有明海の特異な貝類相については、21年前の下記の書籍に書きました。ヤベガワモチという和名はこの本が初出です。 有明海の生きものたち―干潟・河口域の生物多様性 佐藤 正典 amazon.co.jp/dp/4905930057/… @AmazonJPより twitter.com/radioainet/sta…
記事内容の最も恐るべき点は「幼生から成貝までの飼育を初めて成功」の部分で、この種の生活史全体を飼育下で再現できるなどとは、私は思いもよりませんでした。これで謎の減少要因の特定にも繋がるかもしれません。確かに天草には九州以北としては数少ない健在個体群があり、この地域でこそなしえた..
現時点での情報は、当会自然環境保全委員会の安渓遊地委員長によるブログに明快にまとめられています。併せてご覧ください。 ankei.jp/yuji/?n=2523 当会では今月中に開催される総会において、会全体としてどのように保全運動に関わるか、議論がなされる予定です。今後の続報にもご注目下さい。
同地で確認された貝類の環境省RL掲載種 絶滅危惧I類:イソチドリ、イセシラガイ、ヒナノヅキン、オキナノエガオ、イソカゼ他3種 絶滅危惧II類:サナギモツボ、ヤセフタオビツマミガイ、シナヤカスエモノガイ他10種 準絶滅危惧:ナギツボ、エドイトカケギリ、マゴコロガイ他26種 情報不足:ウズツボ
驚きのニュース。確かに本邦のアワビ属大型3種は日本列島+朝鮮半島周辺に固有なので、巨視的には分布域は決して広くないのですが、もしそうならサザエも同様にIUCNのRLに入る日が来ても奇異ではない。しかもENとは環境省RLなら絶滅危惧IB類相当という高ランク! 水産庁はどう対応するのか注目です。 twitter.com/SciKotz/status…
【拡散希望】芳賀副会長から緊急のお願いです。米国の有力な海洋科学掘削船が近々廃船となりそうで、標本の年代決定等にも影響する危機のため、船の継続または後継船の嘆願書署名を募集中です: j-desc.org/us-soda_petiti… 〆切は明日ですが、よろしければ署名(1分もかかりません)をお願いします。