1926
特に酷いことをされなくても、ACになることはある。
これくらいで、なんて自責しなくていい。
家庭が心安らぐ場所ではない、自分を否定される、必要とされず信じてもらえていないと感じると、心にぽっかり穴が空く。何をしても埋まらない穴のせいで、大人になった時の人間関係で生きづらさを感じる。
1927
アダルトチルドレンは、平気じゃない時に限って「平気なフリ」ができてしまう。子どもの頃から心配させないよう気を遣い、誰かの役に立とうと頑張り続けてきたから。
無意識のうちに笑顔を作り平気なフリをしてしまうが、実際のところは心の奥底で「誰かに気がついて助けてほしい」と願っている。
1928
周囲の反応が、気にならない人と気になる人がいる。
ACの多くは後者。親の様子を気にしないといけない環境で生きてきたから、当然そうなる。
「気にしすぎ」と言われることもあるが、気になる人が「気にしない」為には、入ってきた情報を「気にしないように処理」しなければいけない。これまた疲れる
1929
うまくできない自分が、イヤになることがあるかもしれない。
苦手なことばかりで、そんな自分がイヤになることがあるかもしれない。
できないと怒られたり、呆れられたり、誰かと比較されていた経験があると『出来ない自分はダメ』と責めてしまいやすい。
でも本当は、できないことがあってもいい。
1930
愛されたいのに愛されると怖くなり、捨てられる恐怖に駆られる。一方的に関係を断ったり、大切なのに傷つけてしまうこともある。
愛は自由で心地よいものでなく「○○しないと愛されない」「いつ失うか分からない不安定なもの」と植え付けられている。
愛情がよく分からない、というACはとても多い。
1931
肯定よりも否定が多い家庭で育つと、大人になった時に『自分で自分を批判』してしまう。
子どもの頃言われた「あなたは○○」という否定的な言葉は、そのまま自分に植え付けられる。その言葉を使い、無意識に自分で自分を批判する。
気がつくと他人より、『自分が一番自分に厳しく』なってしまう。
1932
アダルトチルドレン+HSP気質だと、人間関係の悩みが尽きない。
気を遣いすぎるから一人の時間を持ちたいが、独りぼっちになるのではと不安になる。疲れすぎないよう行動をセーブしたいが相手を傷つけたり、嫌われたりするのが怖い。
幼少期に植え付けられた「どうせ私は…」という気持ちが無理をさせる
1933
1934
親に『そのままの自分』を認められた実感がない人ほど、恋愛で不信感を抱きやすい。
「私なんて」「どうせ誰も」と不安を抱えていると、「なんで私なんかを好きになるんだろう」と思う。
都合がいいだけでは?と好意を疑ったり、相手が離れると「やっぱり私なんか」と妙に納得してしまうこともある。
1935
誰にも助けを求めず一人で頑張ってきたアダルトチルドレンは「強さ」を求め続ける。
単なる力の強さではなく、精神的な強さを。
「人を頼れない」というとデメリットのように聞こえるが、そこには「他人を侵害しない」優しさが隠されている。
頼れないのではなく、無意識に「頼らない」を選んでいる。
1936
1937
ACは、大切な人との関係を自分から壊すことがある。
好きなのに傷つけたり酷い部分を見せて、試し行動をとる。不安から、関係を自ら壊して「ほら。こんな私なんて好きになる人はいない」と妙に納得することもある。
でも本当はそんな部分も含めて受け入れてほしい。だけど、受け入れられるのも怖い。
1938
吐き気、胃痛腹痛、頭痛、耳鳴り、息切れ、動悸、慢性的な疲れ、生理不調…
アダルトチルドレンは心身症に悩まされやすい。
精神的な疲労からくる場合、受診してもハッキリ原因が分からない。故に勘違いされやすいが、仮病でも甘えでもない。
「嘘じゃなく本当に辛いんだ」と、自分に許可していい。
1939
1940
1941
1942
1943
1944
祖父母が心の拠り所になることもあるが、同居の場合は逆効果になるケースも多い。
祖父や祖母の干渉によって親が委縮し、ストレスを溜めてしまいやすい。そのストレスの矛先は、優しい子どもに向く。
子どもが大人達の愚痴を聞かなければいけなかったり、祖父母と親の板挟みになり苦労することもある
1945
モラハラ・パワハラは、殴らない心への暴力。
会社、夫婦や恋人間だけでなく、親子でも同様のことが起こる。
普通の生活はさせてもらっているし感謝もしているし毒親というほどじゃない…というような、幸せそうな家庭に隠れていることも多い。小さな否定や束縛だとしても、毎日続けば心が壊れていく。
1946
1947
1948
1949
1950