1901
「嫌い」よりも「寂しい」の方が強く出やすい。
だから寂しさを少しでも満たしてくれる人、場所、物、関係を「好き」と思い込もうとする。「あの人は悪い人じゃない」「根はいい人」と思い込む事で、嫌わないようにする。
苦手で嫌いな人なのに「嫌われたくない」という心理もこれに関係している。
1902
1903
あなたは理由があって怒る。何もしていない相手を攻撃しない。
でも毒親やモラハラ、パワハラの加害者は違う。
怒りたいから怒る。それが正しいと思っている。怒るための材料を探す事もある。地雷を避けても、あなたにミスがなくても地雷やミスを作りだす。
だからどれだけ頑張っても怒られてしまう。
1904
1905
「親を悪く言うなんて」とあなたを責める人がいる。
その人は、親に与えてもらうはずの『心の土台』を自分で作らなければいけない悲しみや苦労を知らない。
親も苦労したのかもしれないし、かわいそうな人だったのかもしれない。だけどそれは親自身が向き合う問題。
辛かったことは、辛いと思っていい
1906
1907
理想的な環境で育つと、「自分は存在しているだけでいい」という感覚を幼少期に与えられる。
でもACは同時期に、大人たちを気遣うことや喜ばせることを教えられる。頑張ることで認められてきた場合は、頑張るのを辞めるのが怖い。
「○○出来ないと自分に価値がない」と思い、追い込んでしまう。
1908
1909
・誰かに依存してはダメ
・強くならなきゃダメ
・一人で生きていけなきゃダメ
子どもの頃から、一人で頑張るのが当たり前だった人が抱えやすいMYルール。
期待して裏切られる悲しみも知っているし、自分の嫌いな「アノ人」のようになりたくないからこそ、自分だけに厳しいルールを課してしまう。
1910
1911
「自分勝手」「冷たい」「冷めてる」「暗い」と誤解され、苦しむ人がいる。
皆のように楽しめなかったり、皆ほど同情できなかったりした時に、「自分は社会不適合者なのでは」「欠陥人間なのでは」と自分自身を責めてしまうこともある。
自分の感情をひた隠しにすることで生き延びてきたACに多い傾向
1912
……言ったら批判される、言ってもどうせ変わらない、言ったら迷惑をかけてしまうなど、言ったら後悔するのが目に見えていると「言いたくても言えない」という心理状態に陥ります。
実は「言わなかった」のではなくて、「言える環境ではなかった」可能性はないでしょうか?
diamond.jp/articles/-/311…
1913
1914
1915
1916
アダルトチルドレンの苦しみから抜け出すためには、幼少期の親からの影響をなくすことが必要になる。
実在する親は、年を重ねる事で影響力が低下することが多いが、幼少期にインプットされた親の影響は年々その力が増大していく。
これが「なぜか意見を言えない」「なぜか気を遣う」に繋がる。
1917
いい人でいることに、疲れたりイヤになる人が増えている。
そんな自分を責める必要は無いし、「イヤになるほど頑張った」と褒めていい。
いい人でいるためには、時間も体力も気力も使うのだから。
子どもの頃に十分愛され認められた経験がない人ほど、「いい人をやめる」ことに恐怖を感じてしまう。
1918
あなたは橋の下で拾った、○○で拾った、川から流れてきた…
このように言われることがある。
そんなわけないと頭で理解できる年齢になっても、心は傷ついたままになる。心が麻痺することもある。
「ありのままの私は愛されない」「○○できないと必要とされない」という底知れない不安につながる。
1919
アダルトチルドレンは、誰かがコソコソしていると「自分の悪口を言っている」と感じる。
そんなことないと言われても、不安は消えない。考えすぎと言われ、「自分がおかしいのかな…」と落ち込むこともある。
子どもの頃、認められるより否定されることが多いとそうなりやすい。自意識過剰なのではない
1920
断われない、他人優先、人との距離感に悩む…
ACと、そうではない人が抱える悩みは同じものが多い。
でもその傷の深さが全然違う。
ありのままの自分を受け止めてもらう時期に親を受け止め、自分を大切にすべき時期に親を優先し、「与えられるはずのものを自分で身に着けていく」過程はあまりに重い。
1921
親に苦手意識を持つACが、親のような人を引き寄せ苦労することがある。
親への対応を磨いてきたから似たようなタイプに好かれやすい。何故か気になる、助けてあげなきゃと思う相手が親のような人のこともある。
似ているからこそ放っておけなかったり、言いなりになったり、断ることに罪悪感が出やすい
1922
勇気をもって悩みを打ち明けた時。
「私はもっと辛い」「私はもっと大変」と言われることがある。あなたの悩みを聞いてもらうはずが、相手の悩みを聞かされる。
こういう人が親だと、子どもは苦労する。
人間関係の基礎は親子だから、「どうせ誰も自分のことを分かってくれない」と諦めてしまう。
1923
アダルトチルドレン+HSPは、ほどほどが難しい。
「こんなことで無理と言っていいのか…」と自分自身に許可を出せなかったり、無理をしないことが「無理」な人も多い。
子どもの頃から頑張るのがデフォルトのため、どこから無理なのか分からず、どれくらい辛くなったら無理と言っていいのか悩む。
1924
性格は変わらないって言うけど、環境や一緒にいる人によって案外コロッと変わるんですよ。
久しぶりに会ったり、恋人ができた友達の性格が変わってしまうことがあるように。
「こんな自分、嫌!」って思う時があるかもしれないけれど、その環境や一緒にいる人があなたに合っていないだけなのかも。
1925
ACが勇気を出して、辛い気持ちを打ち明けた時。
「そんな昔のことを今更…」と呆れられることがある。
「そんなこと言ってない」と言い張られたり、「あなたの作り話だわ」と責任転換されることもある。
でも年月が経てば心の傷が消えて許さなきゃダメなんてルールはないし、自分を疑う必要も無い。