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<ACが抱えやすい気持ち>
・自分のせいで…
⇒我慢することで、家族の平和を保ってきた人に多い
・自分なんて…
⇒親に「ありのままの自分」を受け入れられてもれない事による無価値観
・恵まれていることへの罪悪感
⇒過干渉の場合に多い。嫉妬されることへの恐れ、どうせ理解されないという諦め
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雑談が苦手、というACは多い。
相手を楽しませなきゃと頑張りすぎたり、話しかけていいか悩んだり、言葉が出てこないこともある。
「私なんかと居てもつまらないだろうな」という不安を抱えているとそうなりやすい。
HSP気質が加わると、五感のセンサーが常に作動し続ける為、ものすごく疲れてしまう
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否定されることが多いと、自分の気持ちを聞かれるのが苦手になる。
あなたを知りたくて質問したのだとしても攻撃的に感じる。
「どうしてそう思うの?」という質問が、「そんなこと思うなんておかしい」「普通そう思わない」という否定の言葉に聞こえてしまう。
あなたは捻くれているわけではない。
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カッとなる、気分次第で怒る、喜怒哀楽が激しくなる干渉しすぎてしまう…
自分と親が似ているのでは、と苦しくなる時がある。
30代~40代になると、子どもの頃みた「親の姿」と似てきて鏡を見ることが嫌になることもある。
心の中に住む親の姿が、今の自分と重なる。過去の影響が強い人ほど恐怖を抱く
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ACは誰かが辛そうだと、自分が疲れていても動いてしまう。しなきゃと焦る。
「私は家政婦じゃない」「働かざるもの食うべからず」という、過去に見聞きした親の言葉に駆り立てられることもある。
人間関係のベースは親子。
過去の罪悪感や恐怖が、大人になった時の「やらなきゃ」に繋がる。
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大人の言うことを聞き、喜ばせ、困らせず、みんなと仲良くできる子は「いい子」と言われる。
だがその子は、子ども時代に「子どもらしく」過ごせていない。
いい子でいるため数えきれないほど我慢し、わがままは封じ、自分を押さえ込んで周囲に合わせている。
この癖は、大人になっても残りやすい。
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ACは、親が必死になって守ろうとする「世間体」のために自分を犠牲にする。
その家で少しでも平和に生きていくため、親を悲しませたり怒らせないために、自らそうすることを選ぶ時もある。
…正確には、そうするしかなかった。
理想の家族を演じて周囲から褒められ羨ましがられるたび、心がすり減る。
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家族を大切に想い、自分のことより家族を優先し、家族のために尽くしてきた人ほど、誰かが求めている「自分像」を演じるのが得意になる。
これは初対面の人と仲良くなるのが得意なACに多くみられるが、彼らは人と親しくなるのが怖い。
その人の為に演じた自分像と「本当の自分像」との違和感に苦しむ。
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辛い気持ち、苦しみ、うまく言葉にできない生きづらさ、しんどさ…
勇気をもって相談した時に、「あなたも悪かったんじゃない?」「あなたにも何か原因があるんじゃない?」と言われることがある。
だが、その人は苦しみの全てを知らない。その人が理解できなかっただけで、あなたは悪くない。
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AC+HSP気質だと、小さな失敗でとことん落ち込みやすい。
「そんなことで?」「気にしすぎ」と言われやすいが、そう単純ではない。
過去の失敗が蘇り、責められているように感じる。怒られ見捨てられたように感じた過去があると、恐怖が加わる。
この感覚は、理想的な家庭で育った人には理解できない。
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「70点でOK」「ほどほどでOK」と思えればラクになる。
でもそう思えなかったり、全力で頑張るのが得意なら、それはそれでいい。「頑張ると休む」をセットにする方が合うこともある。
ありのままの自分が好きになれないとしてもいい。
前向きに考えたり、無理やりポジティブの方がしんどい時もある。
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困っている人がいると「助けなきゃ」と思う一方、自分が困った時には助けを求められないことがある。
「迷惑かも」「こんなことで」という不安がブレーキをかける。
だが、ひとりで頑張りすぎると心も体も疲れてイライラしやすい。
イライラする時は、自分にだけ厳しくなっていないか振り返ってみる。
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無視されていなくても、無視されたと思う。
愛されていても、愛されていないのではと思う。
注意されたら、人格を否定されたと思う。
「私は誰からも愛されていない人間だ」という思いを抱えていると、このように感じやすい。
これはあなたの性格のせいではなく、幼少期の心の傷がもたらす不安。
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親に関する相談が圧倒的に多いのは50代の方々で、もうすでに両親が不在のケースも多い。これは頭の中の『親』が生前と同じように影響を与え続けるケースが多いということを意味する。
頭の中の親が、自然に消えることは無い。頭の中の『親』を整理していかない限りずっと苦しみ続ける事になる。
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「泣けば済むと思っているのか!」と責められることがある。
泣けば済むなんてもちろん思っていない。泣いた方が怒られてきたのだから、そんなこと思うわけがない。本人だって泣きたくない。
このような環境で育つと、大人になっても泣くことに抵抗が出やすい。泣くのは弱さ、いけないことだと思う。
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親を助けたい、親に笑ってほしい、そう思って頑張ってきた子どもほど、『親の表情や様子』をよく観察するようになる。何十年も一緒にいれば、自然と察するスキルが磨かれる。
大人になると、その対象が他人にも広がる。
生まれながらに察する力が高い人もいれば、成長過程で高くなることもある。
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アダルトチルドレンは白黒思考に陥りやすい。0か100で物事を考える。これが結構しんどい。
だから「グレーでもOK」「50でもOK」と思えるよう努力する人は多い。変えられるならそれはそれでOK。
でも実は、過去の影響が強いほど変えるのが難しい。
そんな時は「白黒思考でもOK」と受けとめることから。
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「自分が嫌い」という悩みを抱えることは、何より苦しい。
「自分が嫌い」と他者に打ち明けたとして、「わかる〜」と共感されても根本的には解決しないし、「あなたはこんな良い所がある」と褒められても認められず苛立つ。
本当の意味で理解を得られにくいからこそ、「自分が嫌い」の悩みは根深い。