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アダルトチルドレンは、心身に不調が出た時でさえ自分を責めてしまう。
こんな事で傷つくなんて弱い、気にし過ぎ、自己管理が出来ていない…過去に言われて辛かったはずの言葉で自分を責める。他人の言葉や感情に振り回されてしまう。
でもあなたは、心と体に不調が出るほど耐えて頑張ってきたんだよ
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【涙の理由について書きました】
・ただ「自分の本当の気持ち」を伝えたいだけなのに、涙が溢れてしまう
・本当は冷静に気持ちを伝えたいのに、涙が出てきて止まらない
・面接など大事な場面で、なぜか泣きそうになる
ここ数年、このようなご相談がとても増えています💡
poche862.com/archives/1616
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メール(LINE)や電話が苦手という人は、それなりにいる。
でも「相手の反応が気になる」人の場合は深刻度が違う。苦手を通り越し体力を奪われる。
返事のタイミング、スタンプの種類、雰囲気、性格…相手の反応を予測するからとにかく疲れる。
失敗が許されない環境で生きてきた人ほどベストを探す。
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親に大切にされていても愛されていても、アダルトチルドレンになることがある。
共通点として、幼少期に甘えられなかったという点がある。
甘えてはいけないと思っていたり、甘えたくても方法が分からなかったり、拒否されたように感じたり、迷惑をかけてはいけないとブレーキをかけることもある。
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ある日突然、「自分が何のために、どこに向かっているのか」わからなくなることがある。
大失敗や別れが引き金になることもあれば、日常の些細な出来事がきっかけになることも多い。
これまで抑え込んできたものが多いほど、出口のないトンネルに迷い込んだように身動きが取れなくなってしまう。
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悲しみは出ていいし、泣いても良い。
「悲しむと余計に悲しくなる」と思うかもしれないが、実はその逆で「悲しいんだ」と受け入れる方が悲しみは早く消化される。
悲しみを抑えると「悲しい」が残ったままになったり、自分の感情が分からなくなっていく。
子どもの頃からクセになっていることもある。
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お酒、セックス、ギャンブル…
誰にも頼れなかったアダルトチルドレンが、何かに依存することがある。認められない悲しみを一瞬でも忘れられる何かに必死にすがる。
「依存=弱さ」と言う人もいるが、そうではない。
依存しなければ耐えられないほどの苦しみや不安に耐え続けてきたのだから。
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親と子で「絶対的な力関係の差」があるからこそ、親の言葉や態度は子どもに何かしらの影響を与える。
どんな影響を受けたのか知ることは、生きづらさを手放すうえで欠かせない。
「まだ親のことを言ってるなんて…」なんて思わなくていい。あなたにとって、それほど影響を与える存在なのだから。
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アダルトチルドレンは、自分の感情を表に出さない。押し込める。特にネガティブな感情は出してはいけない、と植え付けられている。
自分の腕をつねって涙を堪えたり、歯を食いしばったり(クレンチング症候群)、毛をプチプチ抜いたり、爪や皮膚をめくるなど、無意識の行動で抑え込むこともある。
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アダルトチルドレンは、家庭内で孤独を抱える。
親があなたにだけ不機嫌だったり、過保護に接して縛り付けたり、やる気をへし折ったり、あれこれ指示して従わせようとする。
「あなたしかいない」と言われると、子どもは一人で責任を背負う。酷いことを言われなくても、心の負担が大きいことがある。
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「自分の性格が嫌い」と言うACは、ものすごく多い。
でも人のことを信用できないのは、性格のせいではない。自分の考えが分からないのも、人に合わせてしまうのも、NOを言えないのもそう。
受け入れてもらえなかったり否定ばかりされたら、誰だってそうなる。環境によって作られたものはとても多い。
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嫌われているのかも…と感じた時。
「あの人は忙しかっただけかも」と、捉え方を変えることでラクになれる人がいる。
「相手に嫌われているのかもと感じて、今不安なんだな」とそのまま受け止める方がラクになる人もいる。
「こう考えなきゃ幸せになれない」なんて絶対的なルールはないから大丈夫。
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もっとラクに生きたい、と思うことがある。
そのためにスキルを磨いて自分を好きになろうとしたり、自分を変えようと努力する人は多い。
だがACの場合、これだけではラクになれない。
一番重要なのは、過去に親にかけられた否定的な暗示(レッテル)に気づくこと。ここがスタートとなる。
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アダルトチルドレンは、相手を怒らせず悲しませないように頑張る。
相手が笑顔だとホッとする。ここに居ても良いと思えるから。誰かを大切にするのは素敵。でもその為に自分を抑え続けると、ストレスが心身反応となって現れる。
あなたが弱いのではない。
不調が出るまで耐えたのだから、むしろ強い。
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みんな苦労しているからといって、苦労しなきゃいけないということはない。
みんな我慢しているからといって、耐え忍ばなきゃいけないということはない。
みんなも辛いからといって、弱音を吐いてダメということはない。
同じものなんて、ひとつもない。
休んだり離れたりが必要な時は、案外多い。
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朝起きて「今日も生きてる。幸せ!」と感謝する人がいる。
ACの場合、「また朝がきた…」と朝から辛い気持ちで包まれやすい。
「20年後は○○する!」と未来に希望を持つ人がいる。
ACの場合、「あと20年も生きなきゃいけないのか…」と絶望しやすい。
家庭環境という土台はそれほど大きな差を生む。
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ACは、「何を考えているか分からない」と言われることがある。
でも本当は、誰よりも色々な事を感じ取って考えている。それを言葉で表現するのが苦手だったり、理解されず傷つくことの苦しさを知っているから言わないだけ。
自分の考えを否定されがちな家庭環境が与える傷は、あまりに深い。
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我慢だらけ、ストレスが溜まっている、ぐっすり眠れていない……
心や体のエネルギー不足は抑うつ状態の引き金となる。
「なんかしんどい」という時に一息つければいいのだが、抑うつ状態が強くなると「休む」という選択肢が出にくくなる。
さらには環境のせいで「休んでいい」と思えないことも多い。
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他人の気持ちには敏感なのに、自分の気持ちには鈍感な人がいる。
我慢したり頑張るのがデフォルトだと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと、心をマヒさせる事もある。
一緒にいると苦しくなるなら、それはあなたの心が傷付けられているサイン。相手がいい人かどうかも関係ない
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「自分が悪い」「私さえいなければ」という思いが強い場合は、罪悪感を持ちやすいタイプなのかもしれない。
だが、「罪悪感=悪いことをした」わけではない。
だからまずは「そう思ってしまうだけで、実際にはすべて自分が悪いわけではない」と考えてみることから。あなたのせいではないことは多い。
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