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否定されることの多かったアダルトチルドレンは、「どこまでが親の許容範囲なのか」五感フル回転&過去の記憶を引っ張り出して必死に探す。
すると大人になった時、やりたいことが分からなくなる。
「何をしたいのか」よりも「何ならしても許されるのか」を探さなければいけなかったことが影響する。
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何故か分からないけど誰かを頼るのが苦手・人を信用できないなら、幼少期に大人を頼れず信用できなかったことが関係している。
勇気を出して相談しても「自分で考えろ」と突き放され、自分で決断したことが失敗したら「なぜ相談しなかったのか」と責められれば、誰だってどうすべきか分からなくなる。
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心理的虐待、と呼ばれるものがある。
酷い暴言をイメージするかもしれないが、それだけではない。子どもの発言を制し、考えを支配し、行動をコントロールする『過干渉』もその1つ。「あなたのため」「躾」という言葉で縛り付ける。
殴る蹴るのように表面化する虐待とは違い、周囲も本人も自覚しにくい
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「なんか嫌」「ちょっと苦手」という小さな違和感は、たいてい大きな違和感に変わる。大きくなった頃には、心身に相当負荷がかかってしまっている。
相手のことが嫌いでも、それでいい。「嫌い」という気持ちが、あなたを守ることもある。悪いものではない。
嫌いでも意地悪しなければ、十分優しい。
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アダルトチルドレンは、「信頼」「愛情」「自信」という言葉に戸惑う。何か出来ても出来なくてもそのままの自分に価値があり、愛されていると実感できる環境がこういった感情を育てる。
でもそうではない家庭で育つと、底知れない不安を抱く。自分が生きていることの意味さえ分からなくなってしまう。
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体の疲労なら、とことん休めば軽くなる。たっぷり寝ても、とことん休んでも、何もしなくても疲れが取れないなら、心が疲れている。
心の疲れは1回ごとのリセットが難しい。考えたり、思い出したり、モヤモヤするたび少しずつ蓄積されていく。
朝起きて既に疲れているなら「心が限界」のサイン。
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アダルトチルドレンは人を警戒し過ぎたり、反対に依存しすぎる傾向がある。いずれも人はいつか離れていく、愛はいつか冷めるもの、どうせいつか捨てられるという不安に駆られやすい。他人がこんな自分を受け入れてくれるわけがないと思う。
親でさえ認めてくれないのに…と思う心の傷はあまりに深い。
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しんどい時こそ明るく振舞い、疲れて限界の時も平気なふりをして、自分の状態を周囲に見せないようにする。
子どもの頃からそうやって頑張ってきたから、無意識にそうしてしまう。
心配かけないように、迷惑かけないように、弱いと思われないように、つけこまれないように、本当の自分を隠すことで守る
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親と距離をとり、離れることがある。
家族がバラバラになったように感じたり、実際に家族から「あなたのせいでこうなった」と責められることがあるかもしれない。
でもあなたが壊したんじゃない。
すでに壊れていた場所で、あなたがバランスを保ち、ギリギリ耐えていただけ。あなたのせいじゃない。
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「無理」「わかりません」「助けて」が言えない、と悩むACは多い。
無理と言うと迷惑をかける、分からないと言うと呆れられる、助けてもらう前に一人で出来ることをやらなきゃ…と背負いすぎる。
過去の影響で「役に立たなきゃ価値がない」という不安を抱えている場合は、休むことへの恐怖も加わる。
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愛されていないと感じたまま大人になると、心に埋められない穴があく。
親なりに愛してくれていても「求められている自分」を演じ、本当の自分を出せていない場合は同様の影響を受ける。
そのせいで「誰にも必要とされないのでは」と不安に駆られる。好かれる為よりも、嫌われない為に人に気を遣う。
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ひとりになるのが怖い。
寂しくておかしくなりそう。
つらくて苦しい。
このような自分の本音を押し込めて、「大丈夫なわたし」を演じることがある。
心配させないように、おかしいと思われないように、攻撃されないように...。
本音を言えない環境で育つほど、他人にも本音を言えなくなりやすい。
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否定されることの多かったアダルトチルドレンは、他人の言動に敵意を感じやすい。
「何でそう思うの?」という質問が尋問に聞こえたり、「こうしたら?」という助言が自分への押し付けに感じる。
攻撃に感じて即言い返すこともあるが、相手を傷つけたいわけではない。自分の心を守るための反射的な行動
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空気を読んだり、他人を優先するのがダメなのではない。
「できる」ならそれは素敵なこと。
だがやり過ぎると、苦しくなる。不満が溜まる。
できるからこそ、あえてやらないことがあっていい。
「やらなくても案外大丈夫だった」という経験が積み重なると、「できるけどしない」を選べるようになる。
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「人目が気になりすぎる」人がいる。
相手にどう思われているか、嫌われていないか、周囲から浮いていないか、何が正解なのか…考えすぎて分からなくなってしまうほど悩む。
常に思考フル回転状態の為、寝ても疲れがとり切れない。
子どもの頃、「手のかからない良い子」と言われていた人に多い傾向。
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「何もしていないのに、疲れた」と落ち込むことがある。
でも行動だけが『疲れ』に繋がるわけではない。
寝ていたとしても、やらなきゃいけないことが出来なくても、ボーッとしていても、スマホを見ていただけでも疲れることはある。
不安や考えごとがあると、行動する以上にエネルギーを使うから。