1426
褒められなかったり、否定されてばかりいたり、他の兄弟姉妹より大切にされていないと感じたことがきっかけで、『無価値観』は生まれる。
「本当は男の子がほしかった」「産もうか悩んだ」「あなたのせいで…」など何十年も前に家族から言われた言葉が、心に深い傷を残すことは珍しくない。
1427
幼少期に愛された経験が、「うまくいく気がする」「大丈夫」という自信を生み出す。何か出来ても出来なくても、自分には価値があることを親が教えてくれる。
だがアダルトチルドレンの場合、なぜかうまくいかない気がする。「どうせ何も変わらない」と始める前から諦めてしまうのには理由がある。
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アダルトチルドレンは、人との距離感に悩む。
相手に依存され過ぎたり、警戒しすぎて壁を作ったり、信頼できる相手に心を許しすぎてしまったり…
急に距離が近づくと怖くなり自ら関係を断つ事もあれば、酷い部分をわざと見せてしまい相手が離れていくこともある。
自分をどこまで見せていいか悩む。
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「自分勝手」「冷たい」「冷めてる」「暗い」と誤解され、苦しむ人がいる。
皆のように楽しめなかったり、皆ほど同情できなかったりした時に、「自分は社会不適合者なのでは」「欠陥人間なのでは」と自分自身を責めてしまうこともある。
自分の感情をひた隠しにすることで生き延びてきたACに多い傾向
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周囲が「そんなことでそんなに…?」と思うような事で、とことん落ち込む人がいる。
幼少期に植え付けられた「自分なんて…」という不安が顔を出し、自分を責めて追い込んでしまっている。
天気の変化や世の中の雰囲気が体調に影響しやすい人は、自分の意思とは無関係に落ち込んでしまうことも多い。
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ACは成人しても結婚しても家を離れても、親の影響に苦しむ。
「過去のことじゃん?」「もう忘れたら?」と心無い言葉をかけられることがある。この苦しみは、理想的な環境で育った人には到底理解できない。
過去のことを忘れられたらどんなに楽か…そう思っているのは、誰でもない自分自身なのだから
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「そんなに酷いことをされていない」と思うアダルトチルドレンほど、心に深い傷を抱えている。
どの家にもあるような「小さな嫌な事」は、耐えられてしまうからこそ異常さに気がつけない。1つ1つは大したことないように思えても、それが毎日繰り返されるうちにあなたの心がすり減っていく。だから辛い
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子どもの頃に幼児的願望(見てほしい、褒められたい、かまってほしい)が満たされていれば、失敗しても劣等感は持たない。
でも満たされていないと、成功しても劣等感がある。
幼児的願望が満たされていれば、人より劣っていても劣等感は持たない。
でも満たされていないと、優秀でも劣等感がある。
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#毒親育ち の場合は特に「逃げてはいけない」と自分を追い込みすぎる。
本当は、限界に達する前に逃げて良い。
逃げた自分を責めるどころか、逃げなきゃいけなくなる環境でここまで耐えた自分を認めていい。
十分頑張ったのだから。
それに逃げるのではなく、生きるために「新しい選択」をするだけ。
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子どもの頃に抑えてきた感情が、大人になって溢れ出ることがある。
アダルトチルドレンの場合は、「怒り」が強く出やすい。自分でも怖いほど憎しみや怒りが膨らむ。
これが本当の自分なのでは…と怖くなるかもしれないけど違うから安心して。
過去に耐えて抑えたものが大きいほど、その反動も大きい。
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「自己肯定感が低い」と自分を責めてしまうACは多い。
自己肯定感は「どんな自分も、どんな気持ちもOK」と認める感覚。
だが子どもの頃からずっと「そんなんじゃダメ」と否定され、「言う通りにしなさい」と指示され続けたら、「どんな自分もOK」なんて思えなくなってしまう。
性格のせいではない。
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人間関係のベースは親子。
理想的な環境で育つと、親から「心地よい人間関係の距離感」を教えられる。
だがACは、「すごく遠いor近すぎる」という極端な距離感を教えられる。だから人間関係で苦労する。
相手に全く心を開かないか、もしくは急にすべてを曝け出しすぎたり、依存してしまう事もある。
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あなたができないから、褒められなかったのではありません。
あなたがダメだから、認めてくれなかったのでもありません。
「子どもの頃、受け入れてもらえなかった」心の傷が、大人になって「なぜか自分を認められない」「自信がもてない」に繋がることがあります。
poche862.com/archives/3368
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苦手な音(ため息・舌打ち・大きな物音)を出し続けられたり、「皆あなたのことを嫌っている」と嘘を吹き込んだり、「普通じゃない」「あなたはおかしい」という否定的な言葉を浴びせ続ける行為が、精神的DVの一種ガスライティング。
こんな事を日常的に受けていたら、どんな強い人も心が壊れてしまう
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何もかもうまくいかない時がある。
そんな時に限って失敗したり、幸せそうな人が目に入って、「何で自分はこうなんだろう」と落ち込むかもしれない。
不安で焦って「何かしなきゃ…」と思う人こそ、「何もしない」を試してみてほしい。
いつもと違う行動には、いつもと違う結果がついてくるから。
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「他責では、幸せになれない」と言われることがある。
だが、これまで必要以上に自責してきた人たちには「いったん他責にする」が必要なことがある。
自分が分からなかったり、自分なんてと思ったり、自分のために動けないなら、「実は自分のせいではなかったこと」を見つける過程が必要となる。
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あなたは橋の下で拾った、○○で拾った、本当は堕そうと思った、いらなかった…
このように親から言われることがある。
そんなわけないと頭で理解できる年齢になっても、心は傷ついたままになる。
毒親育ちが抱く「ありのままの私は愛されない」という底知れない不安は、あなたの性格のせいではない。
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些細なことでイライラし、落ち込み、不満が爆発することがある。
そんな自分を責めたり、イヤになることもあるかもしれない。
多くの場合、過去の何かが解決されないまま残って「そうなって」いる。
嫌だった、悲しかった、腹が立った事が心の傷になっている。
性格が悪いとかそういうことではない。
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イライラしてどうしようもない時、「そんな自分」を責めてしまう人は多いです。
でもイライラは、あなたの心からのSOS。
「疲れた」「苦手だなー」「我慢の限界!」「本音を言えてないよ」というお知らせです。
つい人のために気を遣い、頑張ってしまうあなたに教えてくれているのかもしれませんね。
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「強くなきゃダメだ」と自分を追い込んでしまうことがある。
こんなことで傷つく自分を変えたい、弱い自分は嫌われる、愛されない、本当の自分を知られるのが怖いと思うこともある。
誰かからの一言がきっかけだったり、「しっかりしなきゃ」と頑張ってきたり、実年齢以上にしっかり見える子に多い。
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<ACが抱えやすい傾向>
・「良いか悪いか」「正しいか間違っているか」白黒で判断して疲れがち
・ほどほどが分からず、気付くと限界間近
・「ちゃんとしなきゃ」「強くならなきゃ」が強い
・小さな失敗で自分をとことん責める
共通点は『周囲の人よりエネルギー消費量が多く疲れやすい』こと。
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誰かに受け入れてほしい・認めてほしいと思っているのに、いざ受け入れてくれる人が現れると怖くなることがある。「裏があるのでは」「何かおかしい」と疑う。
素直に受け取るどころか拒絶してしまう。だから相手も混乱し、離れていってしまう。
自分自身への『無価値観』が強い場合にそうなりやすい。