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アダルトチルドレンは、「これくらいで仕事を休んじゃいけない」と思いやすい。
行けないんじゃなく、行けるからこそ辛い。行ったら行ったで、それなりにやり過ごせてしまうから。次第に心が麻痺していく。
限界が来る前に休むことを幼少期に教えられていないから、「行けなくなる」まで止まれない。
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「ありのままの自分って何?」と思う人は多い。
何が得意で、何が好きで、何をしたくて、どんな性格なのか…考えるほど分からなくなってしまう。
いったい誰に見せている自分が、本来の自分なのかと悩む。
子どもの頃に抑え込んだ感情が多いと、自分が自分ではないような感覚を持つこともある。
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自分の心に嘘をつくことがある。
誰かを喜ばせるため、悲しませないため、受け入れてもらうために。
聞きたくない愚痴を聞き、泣きたいほどしんどいのに笑い、平気とごまかし、限界なのに大丈夫なふりをする。
子どもの頃に家族のバランスを保っていたり、親を喜ばせようと頑張っていた人に多い傾向。
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アダルトチルドレンだから…という人を「甘えている」「親のせいにしている」と非難する人達がいる。
これは違う。
それどころかACは甘えていない。甘えるべき幼少期に、甘えられなかった。
そもそも人のせいにしていたら、ACにならない。
「甘えてはいけない」という発想こそACの呪縛なのだから。
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ピリピリした空気が苦手な人ほど、みんなが満足する方法を探す。そのために五感・記憶力を総動員してベストを探し求める。
2人なら自分が我慢すればいいが、複数人となると辛い。一方を満足させると、もう一方に不満が出てしまうから。
皆が満足する陰で、自分一人が疲れ果ててしまうことになる。
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「なぜ私だけがこんな目に遭うんだろう」
「どうしてこんなにうまくいかないんだろう」
このように思うことがある。
今感じている生きづらさがあまりにも大きい場合は、「過去の辛いできごと」と重なっている可能性がある。
過去の辛い経験と目の前の出来事が重なると、苦しみが膨らみやすい。
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「親を大事にしないと後悔する」と他人からアドバイスされ、苦しみ、罪悪感に押しつぶされ、自分を責めてしまう人を大勢見てきた。
だがそう思い悩む時点であなたは、意図的に親を大事にしていないのではない。
あなたは既に子どもの頃からずっと親を大事にしてきた。そして、今に至っているはず。
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アダルトチルドレンは、仕事や人間関係で自ら立場を悪くしてしまう事がある。
期待に応えられないかもというプレッシャー、裏切られることへの警戒、見捨てられる恐怖、本当の自分を知られる不安、どうせ自分なんて…という諦め、急にすべてを断ちたくなるなど、過去の家庭環境によって反応は異なる。
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アダルトチルドレンは、自分の感情を表に出さない。押し込める。特にネガティブな感情は出してはいけない、と植え付けられている。
自分の腕をつねって涙を堪えたり、歯を食いしばったり(クレンチング症候群)、毛をプチプチ抜いたり、爪や皮膚をめくるなど、無意識の行動で抑え込むこともある。
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HSP気質を持つ『働くアダルトチルドレン』は人間関係で疲弊しやすい。
周囲の空気・相手の機嫌を常に伺い、何を求めているか五感フル稼働で探し、相手がどう思うか優先するから。仕事も出来る場合は一人で抱え込みやすい。
断われないゆえに限界が近づき、「辞める」という選択で自分を守ることもある
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アダルトチルドレンだと知り、過去の記憶が溢れてくることがある。
涙は出ていい。感情がマヒしていない証拠だから。涙には心の傷を癒す力がある。
強い怒りが出ても大丈夫。怒りが出るのが当然の出来事があったのだから、それでいい。
感情が出てこない時は、心を守るために抑圧している時。
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「自分で自分の機嫌を取ろう」などポジティブな発信を見て、「私は出来ていない…」と落ち込むことがある。
今はそれほど疲れているんだと思って良い。
「1年で解毒しました」という人を見て、「私はまだこんなに影響を受けている…」と落ち込むことがある。
傷の深さがそれだけ違う、と思って良い。
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困っている人に、吸い寄せられるように近づいてしまう人がいる。
助けなきゃという使命感・罪悪感に押しつぶされそうになる。疲れているから本当は関わりたくないと思いつつ、何もしない自分が冷たい人間のように感じて辛い。
子どもの頃から誰かを笑顔にしたり、助けようと頑張ってきた人に多い傾向。
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祖父母が心の拠り所になることもあるが、同居の場合は逆効果になるケースも多い。
祖父や祖母の干渉によって親が委縮し、ストレスを溜めてしまいやすい。そのストレスの矛先は、優しい子どもに向く。
子どもが大人達の愚痴を聞かなければいけなかったり、祖父母と親の板挟みになり苦労することもある
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相手が何を考えているのか、なんとなく分かる人がいる。
子どもの頃から大人の顔色を気にしていたなど、後天的に察する力が身につくことが多い。
でも、分かるからこそ大変だし苦しい。
失敗せず相手を傷つけないようにベストを探すから疲れてしまう。
疲れやすいのは、誰よりも考えているからこそ。
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もっと興味を持ってほしかった。
私だけ見てほしかった。
もっと話を聞いてほしかった。
褒めてほしかった。
もっと抱きしめてほしかった。
アダルトチルドレンは、このような思いを抱えたまま大人になる。与えてもらえるはずのものが「与えられなかった」心の傷はあまりに深い。周囲に求めたくもなる
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世の中には2種類の親がいる。
1つ目は、子どもの気持ちを考えて行動しようと考える親。「ちゃんと出来ていない」と悩みがちだが、大事なのはどう思って行動しているのかだから大丈夫。
2つ目は、自分の気持ちが第一、自分のために子どもを無意識に使う親。大人になった子どもは生きづらさを抱える。
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空気が読める、表情や仕草で分かる、声色で察する…
相手の言ってほしいこと・やってほしいことを察し、疲れ果ててしまう人がいる。
『賢い人はバカなフリが出来る』という言葉があるように、「あえて共感しない」で心を守る時があっていい。
その人の力になれなくても、意地悪しなければ十分優しい。
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人間関係でストレスを抱えているかどうかを知るサイン
・その人と一緒にいる時の自分が好き?
・その人と会った後、妙にぐったりしない?
上記に当てはまるような相手がいるなら、今より少し離れるだけであなたはラクになれる。
一緒にいることそのものが、あなたのストレスなのかもしれない。
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