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人のせいにしてはいけない、という言葉がある。
だが子どもの頃からずっと「自分のせいだ」「自分が悪い」と責任を背負いすぎてきた人の場合は、自分のせいではないことを認識して「人のせい」にするプロセスも必要。
その方が、過去の苦しみから早く立ち直れる。
あなたのせいではないことがある。
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怒りは二次感情と呼ばれていて、不安や悲しみ、傷つきを覆い隠す役割がある。
だから幼少期に自分を抑えたACほど、『怒り』が強く出やすい。我慢が出来ないわけでも、怒りっぽいわけでもない。そういう性格でもない。
溢れ出る怒りが止まらないのは、誰かの為にたくさん我慢をしてきた証拠でもある。
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心の防衛機制の1つ『抑圧』というものがある。
辛い、悲しい、寂しいなど負の感情に蓋をすることで、心が傷つかないように守る。
でも人は、負の感情だけを抑圧することはできない。負の感情を抑圧すれば、「楽しい」「嬉しい」という感情も感じにくくなる。
これが「自分がよく分からない」に繋がる。
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HSP気質があると色々なものを感じ取りやすい。
だが、何を感じ、どう受け取り、どう行動するかは一人一人違う。
ACの場合、この気質が負担になりやすい。
出来てしまう人は「しなきゃ」が強くなる。察する力がある人は「○○した方が良い」に縛られる。
気質を活かすより、気質に苦しめられてしまう。
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ACというだけで、様々な心身反応や精神疾患の引き金になりやすい。
本当に必要なのは今の自分を認めて心と体を休ませることだが、根性のある人ほど「まだ平気」「まだ耐えらえる」と一人で背負い、努力家な人ほど「どうすれば良くなるか」「何をすれば楽になるか」とさらに頑張ろうとしてしまう。
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ACだと、「あの子は普通の親でいいなぁ」と羨ましくなることがある。
そんなこと考えても、無意味だと思うかもしれない。思っても仕方のない事だ、今さら…と言われるかもしれない。
でも、思って良い。
そう思う自分を責める必要はない。それだけ辛い出来事が、たくさんあったということだから。
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「こんなことが未だに影響を与えるの?」と思うような過去の出来事が、現在の生きづらさに関係していることが多々ある。
自分の欲しいものではなく「親が選んでほしそうなものを選ぶ」など相手の意図に沿うよう誘導され続けた結果、「自分が本当にしたいことが分からない」に繋がることもある。
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アダルトチルドレンにとって笑顔は、自分を守る仮面。
落ち込んでも辛くても限界でも、笑顔でいれば気づかれない。気づかれないために笑うが、本当は誰かが気がついて救い出して欲しい。
ACの怒りや警戒は、不用意に誰かに近づいて傷つけられないための防御。そこに相手を傷つける意図はない。
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育ててくれた事に感謝しているが、親が苦手・嫌いという人もいる。親のことが好きだけど、自分を理解してくれないから一緒にいると辛いという人もいる。地雷を踏まないよう気を遣うから疲れると感じる人もいる。
色々あるが、アダルトチルドレンの共通点は「家庭が心休まる場所ではない」ということ。
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・人の反応が気になりすぎる
・言いたいことが言えない
・苦手な人に好かれる(NOが言えない)
・マウントされやすい
・相手の意見に合わせる
・やりたいことが分からない
これらは、幼少期に「親に迷惑をかけちゃいけない」と背負っていたACが抱えやすい悩み。
自分の人生の主人公が『親』になる。
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アダルトチルドレンは、トラブルがあると「もしかして私が何かしたかな…」と焦る。不安を通り越して怖くなり、悪くないのに謝ってしまう事もある。
子どもの頃の経験から「人のせいにするより、自分のせいにした方が安全」と学んでいるとそうなりやすい。
でも、全部あなたのせいなんてことはない。
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脳は、思っていることを現実にしようとする。
「こうなりたい!」と願いながら「どうせ私には出来ない」と思っていると、無意識に『出来ない』行動をとってしまう。
実は、これは幼少期に作られやすい思い込み。
励まされるはずの時期に、否定や心配ばかりされると「できない」イメージが強くなる。
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誰かに対して感じるモヤモヤは、相手との関係性について見直すチャンス。
だから「気のせいかも」と思わないでおく。見て見ぬふりしたモヤモヤは膨んで後悔しやすいから。
「自分にも悪いところがある」と思わないでおく。
もしそうだとしても、あなたの心を傷つけていいということはないのだから。
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話さなくても分かる相手と、話せば分かる相手がいる。
一番厄介なのは、話しても分かり合えない相手。
最後まで話を聞かず、問題をすり替え、揚げ足をとり、都合よく解釈する。
親がこのタイプの場合、子供は周囲に理解されず辛い。
「話せば分かるはず」「話し合った?」とアドバイスされて苦しむ。
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推し、趣味、ゲーム、食事…
『回復アイテム』はたくさんあった方が良い。
世の中はストレスだらけだし、人間関係に悩みはつきものだし、思いもよらない所からダメージを受けたりするから、その時々で選べた方が良い。
回復アイテムも効かない時は、心と体を守るためにいったん止まろう。休んでいい。
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頑張り屋のACほど、自己啓発本などで自分を変えようとする。
だが、なかなかうまくいかない。
それは、それらのほとんどが『理想的な環境で育った人』へ向けた内容だから。
ACの場合は状況が一時的に改善したように思えても、再び元の状態に戻ってしまう。そんな自分に焦り、苛立ち、自責してしまう。
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考え方、感じ方、性格、選ぶもの…その全てで「間違っていないかな」と不安になる人がいる。
過去、大人達に否定された言葉を答え合わせをするかのように、誰かの否定的な言葉を受け入れて「ああやっぱり」「私なんて」と落ち込む。
過去の影響で、自信を失うような言葉ばかり無意識に集めてしまう。
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ACは、滅多に人に心を開かない。
期待しても叶わなかったり、裏切られた時の失望を知っているから慎重になる。
でも「この人なら分かってくれる」と思うと期待しすぎてしまう。自分の全てを受け入れてほしくて曝け出しすぎたり、嫌われないよう必死になりすぎる。
性格のせいではなく過去がそうさせる
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本音で話すのが苦手、という人がいる。
否定されるのが怖い、本当の自分を知って嫌われたくない、気持ちがうまく表現できない、どう思われるか心配、信用するのが怖い、親しくなると裏切られそう、そもそも本音が分からないこともある。
共通点は、本音を言いづらい家庭環境で育ったということ。