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アダルトチルドレンが抱える基本的不安感(いてはいけない場所にいるという違和感)は、愛情面のトラブルに結びつきやすい。
耐えず相手から「好き」を貰わないと気持ちが持たない。昨日好きと言われても、翌日には不安になる。
不安が怒りに変わり、相手を攻撃したり、自ら関係を断つこともある。
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毒親育ちの傾向として、100の好きよりも1の嫌いが心に残りやすい。
親に愛されていなかったのでは、自分には価値がないのでは、必要とされていないのでは、ありのままの自分は受け入れてもらえないのでは…こういった心の不安が関係している。
だから自分らしくあるより、誰にも嫌われない方を選ぶ。
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アダルトチルドレン+HSP気質だと、人がいるだけで緊張しやすい。
周囲の空気を読むセンサーが勝手に作動し、警戒から緊張状態になり全身に力が入る。それが家に帰ると一気に解放され、ドッと疲れが出る。
何でこんなに疲れるのかと落ち込むが、「疲れてしまうようなタスクをこなした」と思って良い。
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親のことは好きだが、心の底では「苦手」「嫌い」ということもある。
だが、子どもの頃は一緒に生活せざるをえない。
だから「苦手」「嫌い」を感じるセンサーを鈍らせ、麻痺させ、壊してしまうことがある。そうしなければ、毎日苦しすぎるから。
これは、大人になった時の人間関係にも影響を与える。
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やっと自分を受け止めてくれる人に出会えたのに、自ら関係を壊して後悔することがある。
ACの場合「こんないい人が私を好きなわけない」と疑ったり、「捨てられたら…」と怖くなる。「私よりいい人がいる」と申し訳なくなったりする。
「私なんて」と思わせる過去の影響が、恐怖や不安を増幅させる。
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「つい人に譲ってしまう」と悩む人の多くは、子どもの頃からたくさんのことを譲っている。
家族だから、お兄ちゃんだからお姉ちゃんだから、色々な理由で譲ってきた。親に要求されることもあれば、言われなくても察して譲ることもある。
だが譲る人にだって「本当はこうしたい」という気持ちはある。
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親からの連絡は、一瞬であなたを『非力な子ども』に引き戻す。
怖くなったり、反論できなかったり、苦しくなったり、断れなかったり…幼少期の精神状態が蘇る。
実家を出ていても、結婚していても、精神的に成熟していても、親と離れていても、距離をとっていても、そういうことは十分起こり得る。
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ACの脳内は、親の言葉や態度で埋め尽くされている。
何を言えば喜び、怒り、この表情は何を意味し、今何をすべきか…大人になり親と離れても考え続ける。そうしないと生きてこられなかったし、失敗すると後が大変だった。
大人になるとこの対象が「他人」にも広がる。だから何か1つするにも疲れる。
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自分の名前を呼ばれるだけでドキッ…としたり、焦ったり、ソワソワする人がいる。
子どもの頃、励ましたり褒められるよりも、怒られたり指摘されることの方が多いとそうなりやすい。「名前を呼ばれる=良くないことが起こる」と思ってしまう。
その影響が強いと、条件反射でビクッとなることがある。
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「自分がどうしたいのかよく分からない」という人がいる。
親が支配的だったり、過干渉の場合に抱えやすい悩みの傾向。
親の意見を一方的に押し付けられ、自分の意見を主張しても親に否定され抑え込まれ、心が傷ついてる状態。
自分の意見を主張しないほうが安全だと、無意識に植え付けられている。
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他人を優先しすぎる、意見が言えないといった悩みの裏に「価値が欲しい」「必要とされたい」という思いが無意識下で働いていることがある。この場合「○○しない」がとても難しい。
幼少期に「私には価値がないのでは」「いてもいなくてもいいのでは」という底知れない不安を抱いていることが多い。
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不安になりやすいのは性格ではなく、「過去の家庭環境」の影響のことがあります。
あなたに必要なのは性格を変えることではなく、「何が不安に結びついているのか知ること」なのかもしれません。
これまで自分を責めてきたあなたが、これ以上責めずに済みますように…。
poche862.com/archives/3379
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ハラスメント加害者は「外から見た自分」のイメージを大切にしている。
だから攻撃するのは、妻(夫)や子ども、特定の人だけ。それも家など、周囲の目が届かないところでしか攻撃しない。
一歩外に出ると優しくて物静か、人当たりが良い、おとなしそう、優しそうという印象を与えることも多い。
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「辛そうな人を見ているのが、辛い」と感じることがある。
相手の辛い気持ちが「まるで自分の気持ち」のようにダイレクトに入ってくる人は、いたたまれない。
辛さが分かるからこそ「助けてあげたい」と思うこともある。
幼少期に大人を助けてきた子ほど、「しなきゃ」と責任や焦りを感じやすい。
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普段穏やかな人が、安心できる人の前でだけ別人のようになることがある。
この人なら受け入れてくれるかもという期待、いつか離れていくなら早く切ってしまえという恐怖が渦巻く。本当は失いたくないが、その人の前でだけ嫌な部分を曝け出してまう。
親を信じきれず甘えられなかったACに多い傾向の1つ