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<ACが抱えやすい苦しみ>
・「やるべきこと」は分かるが、「やりたいこと」が分からない
・いつも同じパターンで人間関係が壊れてしまう
・辛い過去を連想させる苦手な言葉がある
・基本的に我慢強いが、定期的に悲しみや怒りが制御不能になる
・ふいに「私なんて」「どうせ」という気持ちに襲われる
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世間一般のストレス解消法で、『逆にストレスを溜める』人が増えている。
会話で気を遣いすぎる人は、ストレス解消で遊んだつもりが逆に疲れる。
気分転換に外出したつもりが、色々なものが気になって息抜きにならなず落ち込む。
ストレス解消のために、「一人で何もしない」が必要なこともある。
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孤独を感じ続ける人がいる。
幼少期、親は自分の話なんて興味がないのだろうと感じた経験が影響する。
察して考える力が高い場合、集団より一人を好む。
人嫌いなわけではなく、自分を否定しない人がいれば仲良くなりたいが、「どうせ自分のことなんてわかってもらえない」という恐怖が拭えない。
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心を「コップ」に例えることがある。
コップに負の感情が溜まって溢れてしまう前に、休憩しよう、逃げようという。
でも優しいアダルトチルドレンの心は「スポンジ」のように、相手の攻撃も酷い言葉もいったん受け止めてしまう。コップと違って溢れないから、本人も周囲も限界が分かりにくい。
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毒親育ちだと言うと「逃げ」「甘え」と捉えられることがあるが、そんなことはない。
「生きているだけで価値がある」「そのままで素晴らしい存在」だと教えられた人と、教えられない人では、大人になった時に抱える悩みの深さが全然違うのだから。
誰に何を言われても、自分を責める必要は無い。
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無理と頑張るの境目が分からない人へ
1つでも当てはまれば、頑張り過ぎ&心が限界に近いサイン。
<目安>
・朝起きて既に疲れている
・思考力が下がる
・心から笑えなくなる
・涙が急に出てくる
・悲しいのに泣けなくなる
・眠れなくなる
・いつもより優しく出来ない
・何が辛いか分からない
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「産まなきゃよかった」「仕方なく産んだ」という一言は、親側にどのような事情があったとしても子どもの心を傷つける。
生存否定のダメージを減らすため「傷ついてない」と思い込むケースもある。
ふとした時に「最初からいなければよかった」「産まれたことが間違いなのでは」と思うこともある。
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「他人は変えられない、変えられるのは自分だけ」と言うが、あなただけが変わらなきゃいけないというルールはない。
自分を変えてまで大切にしたい人なのかどうか考えてみる。
相手はあなたの為に自分を変えてくれるかどうか考えてみる。
どちらか一方だけが努力する関係は、ずっと続けられないから。
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アダルトチルドレンは、自分に厳しい。
みんなが出来ているのに出来ないと「こんな事も出来ない」と自分を責める。もし出来ても「まだ上がいる」と思う。
性格のせいではなく、幼少期の大人との関係が影響していることが多い。
励ましや応援がない家庭環境で育つと、自分を褒めたり認めたりしにくい。
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吐き気、胃痛腹痛、頭痛、耳鳴り、息切れ、動悸、慢性的な疲れ、生理不調…
アダルトチルドレンは心身症に悩まされやすい。
精神的な疲労からくる場合、受診してもハッキリ原因が分からない。故に勘違いされやすいが、仮病でも甘えでもない。
「嘘じゃなく本当に辛いんだ」と、自分に許可していい。
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他人の気持ちには敏感だが、自分の気持ちには鈍感なことがある。
我慢したり頑張るのが当たり前だと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと心をマヒさせる事もある。
一緒にいると苦しくなる人がいるなら、あなたの心が傷付けられているサイン。
相手がいい人かどうかも関係ない。
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自分の本心ではなく、「これを言ってほしいだろうなぁ」「こうしてほしいんだろうなぁ」ということを言ったり、したりして後悔することがある。
その場では「それがいい」と思って行動するのだが、あとになって後悔が出やすい。
子どもの頃に「親にしていた」ように、反射的にそうしてしまう。
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「毒親育ちというほどではないのですが.…..」という相談が増えている。
普通の生活をさせてもらい、学校に行かせてもらい、物も与えてもらい、楽しい思い出もある。親が嫌いだったり苦手だったりすることもあるが、親を好きだと思うこともある。… twitter.com/i/web/status/1…
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「ACは環境のせいにして逃げているのでは」という人がいるが、「ありのままの自分を肯定される環境」で成長した人と、「親の意に沿わなければ否定される環境」で成長した人では、スタートラインが全然違う。
知って認めることは逃げではなく、自分のせいではないことを知り、楽に生きるための第一歩。
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兄弟姉妹がいる場合、親は全ての子をターゲットにするわけではない。自分を攻撃しない優しい心、察する力や共感力のある子を選ぶ。
その子だけ損な役回りを背負わされてしまうのだが、他の兄弟姉妹から何故か妬まれたり、周囲から幸せに生きているように見えることも多い。
理解されず二重に苦しむ。
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自分のことを話すのが苦手、という人がいる。
子ども時代、何らかの事情で「自分の主張や感情を隠さなければならなかった」人に多い。
「また傷つけられるかも…」という恐怖から防衛機制が働き、ありのままの感情を出すことをやめてしまう。
そうしているうちに、自分の気持ちがわからなくなる。
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感情や思考のベースは、親子関係の中でつくられる。
例えば、失敗した時。
「悔しかったね」「悲しかったね」と共感してもらい、できたところを認め受け止めてもらえれば、「失敗しても良い」「失敗しても誰も自分を嫌い」にならないと学ぶ。
真逆のものが与えられれば、失敗することが恐怖となる。
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アノ人も大変だったのかもしれないし、事情があったのかもしれないし、悪気がなかったのかもしれないし、愛情の与え方を知らなかったのかもしれないし、アノ人なりに愛してくれたのかもしれない。
でもだからといって、あなたが感じた寂しさや不安、傷ついたことを「なかったこと」にする必要は無い。