雑談が苦手、というACは多い。 相手を楽しませなきゃと頑張りすぎたり、話しかけていいか悩んだり、言葉が出てこないこともある。 「私なんかと居てもつまらないだろうな」という不安を抱えているとそうなりやすい。 HSP気質が加わると、五感のセンサーが常に作動し続ける為、ものすごく疲れてしまう
優しくされると嬉しいと感じ、安心する人がいる。 その一方で、「何故私なんかに?」と警戒する人もいる。怖くなって、相手を拒否することもある。 子どもの頃から大人に期待し裏切られ、それでも期待して、やっぱりダメで…という繰り返しが続くと「期待しない方が良い」と壁を作って心を守る。
<生きるのが楽になる5か条> 1.○○しか出来なかった⇒○○はできたと思う 2.気分が下がる情報は見ない 3.否定ばかりする人からは離れる 4.人と比べない 5.まだ元気なうちに休む ACは、無意識に真逆の行動をとってしまう。 子どもの頃に親があなたに求めたように、自分自身に厳しくなる。
ACは、心身に不調が出た時でさえ自分を責めてしまう。 心と体に不調が出るほど耐えて頑張ってきたのに、自分を労わるどころか自責する。 こんな事で傷つくなんて弱い、気にし過ぎ、自己管理が出来ていない、人のせいにするな… 過去に言われて辛かったはずの言葉を無意識に使い、自分を責め続ける。
ACは、条件付きの愛情を与えられて育つ。 ○○出来たらいい子だけど、出来ないならダメなど。 だから「○○出来た時の自分は好き」と思えるが、結果を出せない自分は生きている価値がないと思う事もある。 休んだ後は頑張らなきゃいけないなど、「○○したら××」という条件付きのルールが多くなる。
ACは、「何を考えているか分からない」と言われることがある。 でも本当は、誰よりも色々な事を感じ取って考えている。それを言葉で表現するのが苦手だったり、理解されず傷つくことの苦しさを知っているから言わないだけ。 自分の考えを否定されがちな家庭環境が与える傷は、あまりに深い。
自分軸で生きることは、自己中やワガママとは違う。 「私はこう思う」「私はこれが好き」という気持ちを大切にすること。 でもACは、「自分軸で生きる=自分中心でわがまま」と植え付けられている。 相手を喜ばせるためなら頑張れるのに、自分のためとなるとブレーキがかかる理由は、ここにある。
こんな自分じゃ愛されない。 このままの自分じゃダメ。 何もできないなら生きている価値がない。 アダルトチルドレンは、身近な大人達から「○○できないと自分の存在価値がない」と刷り込まれている。 だから「どんな私でもOK」と思えない。気がついた時には、誰よりも自分が一番自分に厳しくなる。
褒められて喜べない、と悩む人がいる。 容姿、成績、仕草、言葉遣い、性格など、子どもの頃に親から否定されたことを褒められると拒否反応が出やすい。「そんなわけない」と相手を疑ってしまう。 幼少期に滅多に褒められないと「こんなことで褒めるなんて」という不信感、嫌悪感を抱くこともある。
自分の気持ちを出すことに抵抗を感じる人がいる。 「私はこうしてほしい」「私はこう思う」と伝えられず、「どうしてあの人は」「○○してくれない」と心の中で葛藤する。直接言えないが、頭の中で戦い続けてしまう。だから疲れる。 支配的だったり、意見を言いにくい家庭環境で育つとそうなりやすい。
誰にも愛されていないのでは、消えてしまいたい、生きているだけじゃ価値がない、誰にも必要とされていない… ふとした時にこう感じることがある。 愛されたかった、必要とされたかった、もっと自分を見てほしかった… いままで満たされなかった気持ちが、「どうせ私なんて」に繋がってしまう。
ため息が後ろから聞こえた時。 「疲れてるのかな?」と気にする人、「私何かした?」と焦る人、機嫌を直さなきゃと思う人、警戒する人、そもそもそこまで気にならない人もいる。 事実は1つだが、その感じ方や行動は人それぞれ。 ACの場合は、過去の経験から「恐怖」「焦り」「しなきゃ」が出やすい。
親の機嫌に左右されたアダルトチルドレンは、大人になってもその影響に苦しむ。機嫌がいい時には優しくされ、機嫌が悪い時には否定されてきたから、どれが本当の親なのか分からない。 恨むことも嫌いになることも出来ず、かといって心から信頼することも出来ない。『何が本当なのか』分からず戸惑う。
<アダルトチルドレンが抱えやすい心の状態> ・褒められて戸惑う(嫌悪、疑い、喜べない) ・~べき思考 ・深読みする(言葉の裏を読む) ・白黒思考 ・ポジティブな言葉への拒否反応(ありのまま、自分を大切になど) ・どうせ私は…と卑屈になる ・人との距離感に悩む(依存、急に関係を断つ)
<ACが抱えやすい気持ち> ・自分のせいで… ⇒我慢することで、家族の平和を保ってきた人に多い ・自分なんて… ⇒親に「ありのままの自分」を受け入れられてもれない事による無価値観 ・恵まれていることへの罪悪感 ⇒過干渉の場合に多い。嫉妬されることへの恐れ、どうせ理解されないという諦め
HSP気質を持つアダルトチルドレンは、世間一般のストレス解消法で『逆にストレスを溜める』ことがある。 会話で気を遣いすぎるから、ストレス解消で遊んだつもりが逆に疲れる。気分転換に外出したつもりが、色々なものが気になって息抜きにならなず落ち込む。 「一人で何もしない」が必要なこともある
体調が悪くなると、自分を責める人がいる。 「皆はできているのに」と自分を責め、倒れてしまうほど頑張ったのに「自己管理できてない」と落ち込む。 他人には優しい言葉をかけられるが、自分にはとても厳しい言葉を投げかける。 子どもの頃、自分を労わることを教えられていないとそうなりやすい。
自分のことを話すのが苦手、という人がいる。 子ども時代、何らかの事情で「自分の主張や感情を隠さなければならなかった」人に多い。 「また心が傷ついてしまうかも…」という恐怖から防衛機制が働き、ありのままの感情を出すことをやめてしまう。そうしているうちに、自分の気持ちがわからなくなる
問題が起こると「私、何かしたかな!?」と焦る人がいる。 子どもの頃になんでも自分のせいにされた経験から、「悪い事=自分のせい」と心のどこかで思い込んでいる。他人の失敗でさえ、やらかしたかも…と不安になる。 自分に責任がないと分かっていても何かしなきゃと心が焦り、落ち着かない。
人を嫌ってはいけない、と自分を追い込みすぎる人がいる。 とても素敵だが、自分に厳しすぎることがある。あなたを利用する人でさえ「良い所」を探そうとするから、心にかかる負荷が大きい。相手は、そういう優しさも見抜いて近づいてくる。 嫌いでも苦手でもいい。意地悪しなければ、十分優しい。
アダルトチルドレンは、トラブルがあると「もしかして私が何かしたかな…」と焦る。不安を通り越して怖くなり、悪くないのに謝ってしまう事もある。 子どもの頃の経験から「人のせいにするより、自分のせいにした方が安全」と学んでいるとそうなりやすい。 でも、全部あなたのせいなんてことはない。
もっと辛い人がいる、弱音を吐くな、世の中そんなに甘くない… 親自身そうやって育てられたのかもしれないし、それが正しいと教えられたのかもしれない。 だがこれらの言葉は、子どもにとって「自分の否定」でしかない。 「自分なんて…」「どうせ…」「やっぱり…」という気持ちが増幅されてしまう。
あなたは理由があって怒る。何もしていない相手を攻撃しない。 でも毒親やモラハラ、パワハラの加害者は違う。 怒りたいから怒る。それが正しいと思っている。怒るための材料を探す事もある。地雷を避けても、あなたにミスがなくても地雷やミスを作りだす。 だからどれだけ頑張っても怒られてしまう。
他人に内面を詮索されたり、自分の考えを否定されたように感じると、自分でも驚くほど敏感に反応してしまう人がいる。 その結果、故意ではないのに喧嘩になったり、相手を傷つけ後悔しやすい。 子どもの頃から自我を抑え込んできた人ほど「自分の内面」を知られることに強い恐怖を感じてしまう。
いつも中途半端、どうせ無理、すぐ投げ出す… このように大人から言われて育つと、最後までやり遂げるのが苦手になる。 「私には出来ない」と潜在的に思い込まされているから、途中まで上手くいくのに最後の詰めで諦めたり、あと一歩のところで急に興味をなくす。「なぜか」そうなってしまう。