他人の気持ちには敏感なのに、自分の気持ちには鈍感な人がいる。 我慢したり頑張るのがデフォルトだと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと、心をマヒさせる事もある。 一緒にいると苦しくなるなら、それはあなたの心が傷付けられているサイン。相手がいい人かどうかも関係ない
「人目が気になりすぎる」人がいる。 相手にどう思われているか、嫌われていないか、周囲から浮いていないか、何が正解なのか…考えすぎて分からなくなってしまうほど悩む。 常に思考フル回転状態の為、寝ても疲れがとり切れない。 子どもの頃、「手のかからない良い子」と言われていた人に多い傾向。
HSP気質があると「その人の言ってほしそうな事」を見つける。行動できるタイプは周囲に好かれやすい。 ACの場合は家庭内で経験を積んでいる為、正解率も高い。 だが自己肯定感の低さから「私が合わせているから好かれてるだけ…」と感じる。 やり続けなければ人が離れていく、という恐怖さえ感じる。
「あなたのことを思って」と言い、あなたを否定し苦しめる人がいる。 あなたが話す事柄、性格、人間関係、価値観に至るまであらゆることに口を出す。 余計なお世話だと感じたとしても、拒否する自分は冷たい人間なのでは…と悩み苦しむ。 優しい人ほど「あなたのため」という言葉に縛られてしまう。
「手の掛からないおとなしくていい子だった」と言われることがある。 大人からすれば「いい子」かもしれないが、子ども側は相当努力している。子どもらしいわがままを抑え我慢し、迷惑をかけない事で愛されようとする。 それなのに「この子は放っておいても大丈夫」と、ますます放っておかれてしまう
アダルトチルドレンは、何かに依存することで自分を保つことがある。 過食、アルコール、ゲームやギャンブル依存は、現実が過酷すぎる場合の一時的な逃避。 SNSやセックス依存は、自分の価値や存在の確認。必要とされていると知り安心したい。 依存は逃げでも弱さでもなく、生きるための1つの手段。
「自分勝手」「冷たい」「冷めてる」「暗い」と誤解され、苦しむ人がいる。 皆のように楽しめなかったり、皆ほど同情できなかったりした時に、「自分は社会不適合者なのでは」「欠陥人間なのでは」と自分自身を責めてしまうこともある。 自分の感情をひた隠しにすることで生き延びてきたACに多い傾向
困っている人に、吸い寄せられるように近づいてしまう人がいる。 助けなきゃという使命感・罪悪感に押しつぶされそうになる。疲れているから本当は関わりたくないと思いつつ、何もしない自分が冷たい人間のように感じて辛い。 子どもの頃から誰かを笑顔にしたり、助けようと頑張ってきた人に多い傾向。
アダルトチルドレンは、限界近くまで「辛い」ということに気がつけない。 周囲の人の気持ちを考えているうちに、自分のことまで考える余裕がなくなる。気がついた時には、何が辛いのか分からなくなる。 「どうしていいかさえ分からない」のは、あなたのせいではなく、それほど疲れきっているから。
「何もしていないのに、疲れた」と落ち込むことがある。 でも行動だけが『疲れ』に繋がるわけではない。 寝ていたとしても、やらなきゃいけないことが出来なくても、ボーッとしていても、スマホを見ていただけでも疲れることはある。 不安や考えごとがあると、行動する以上にエネルギーを使うから。
「誰とも話したくない」「誰にも会いたくない」と思うことがある。 そういう日もあるし、そういう日が続くこともある。 そう思うほど疲れていたり、傷ついているのかもしれないから、そういう時はどんどん一人の時間を作る。 そんな自分をダメだと思ったり、責めたり、落ち込んだりする必要は無い。
心が疲れ切ると『良い言葉』でさえ苦しくなる。 だから、そんな自分を責める必要は全くない。 我慢しすぎて「もう無理」と心が教えてくれているだけ。性格が悪くなったわけじゃないから落ち込まないで。 少し休んで余裕ができたら『あなたにとって良い言葉』で心を満たしていこう。ゆっくりで大丈夫。
「気にしなければいいじゃん」と言われることがある。 確かに、気にしなければ心は守られる。 だがそれは「もともと気にならない人」限定の話。 HSP気質があると、勝手にセンサーが作動し、情報を拾い集めてしまう。色々気にしないために、「気にしないでおく」工程が追加される。結局疲れてしまう
人間関係を楽にするための3つの極意 1.自分を大切にしてくれない人から、離れる 2.自分を大切にしてくれる人を大切にする 3.嫌いな人に好かれようとしない これらの達成を邪魔するのが『無価値観』。 自分に価値がないと心のどこかで思っていると、これらと真逆の行動を無意識にとってしまう。
「生きているだけで価値がある」 という感覚は、子どもの頃に親が与える。何か出来ても出来なくても、あなたはそのままで愛されると親が教える。 ACは、「生きていてごめんなさい」という感覚に襲われやすい。何か出来たり、誰かの役に立てないと「自分に価値がない」と思い込まされてきた弊害。
「もっと早く言ってくれれば」「どうしてここまで我慢したの?」と、他人から言われることがある。 でも実は、言わなかったのではなく「言えなかった」。本音を話せるような環境じゃなかった。 それに本当にしんどい時、人はしんどいことさえ気がつけない。何が辛くて何が嫌なのかも分からなくなる。
自分の心に嘘をつくことがある。 誰かを喜ばせるため、悲しませないため、受け入れてもらうために。 聞きたくない愚痴を聞き、泣きたいほどしんどいのに笑い、平気とごまかし、限界なのに大丈夫なふりをする。 子どもの頃に家族のバランスを保っていたり、親を喜ばせようと頑張っていた人に多い傾向。
しんどい時ほど、「頑張らなきゃ」と自分を追い込む人がいる。 本当はしんどくなる前に休んでいいし、しんどい時こそ頼っていいのだが、笑顔でしんどさを隠してしまう。 子どもの頃からずっと、大人を信用せず自分で頑張ってきたから、周囲が気付かないほど「大丈夫」を演じるのが上手になってしまう
「他人は変えられない、変えられるのは自分だけ」と言うが、あなただけが変わらなきゃいけないというルールはない。 自分を変えてまで大切にしたい人なのかどうか考えてみる。 相手はあなたの為に自分を変えてくれるかどうか考えてみる。 どちらか一方だけが努力する関係は、ずっと続けられないから。
<親が怒った時の対応> ・これ以上怒らせないよう黙る ・許してもらう為ひたすら謝る ・ふざけて場を和ませる ・機嫌を取ろうとする ・問題を解決しようとする ・どうしていいか分からず泣いてしまう 誰かが不機嫌だったり、怒られたりした時、無意識に「幼少期と同じ対応」をすることが多い。
子どもの頃に「信じて裏切られた経験」があると、周囲からの愛情を素直に受け取れなくなる。 再び苦しまないよう、相手に期待することをやめる。期待しなければ傷つかないから。 「素直じゃない」と言われることもあるが、そうではない。相手を傷つける意図もない。 これは、心を守る防御反応の1つ。
アノ人も大変だったのかもしれないし、事情があったのかもしれないし、悪気がなかったのかもしれないし、愛情の与え方を知らなかったのかもしれないし、アノ人なりに愛してくれたのかもしれない。 でもだからといって、あなたが感じた寂しさや不安、傷ついたことを「なかったこと」にする必要は無い。
・落ち込んだ時こそ身なりを綺麗に整える ・テンションが上がる場所に出かける ・丁寧なスキンケアで自分磨き 皆が良い!というメンタル回復方法が、負担になることもある。回復どころか余計に疲れてしまう。 ACの場合は無意識に頑張りすぎていることが多いから、「何もしない」が正解だったりする。
「イベントブルー」に悩む人がいる。 約束の日が近づくにつれ体調が崩れ始め、憂鬱になる。当日まで「なんとかして約束をキャンセルできないか」と悩むが、適当な理由が見つからない。結局、ドタキャンせざるを得ないこともある。 なんとか無事に当日過ごせても、反動で数日間体調不良になりやすい。
<自己肯定感を上げる5か条> 1.褒められたらありがとう 2.失敗しても自分を責めない 3.自分が悪くない時の謝罪はしない(罪を被らない) 4.自分なんてと自虐しない 5.好き嫌いは正直に(意地悪しなければ十分優しい) ACは親から真逆のものを与えられ教えられてきたから、苦労しやすい。