351
他人の気持ちには敏感なのに、自分の気持ちには鈍感な人がいる。
我慢したり頑張るのがデフォルトだと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと、心をマヒさせる事もある。
一緒にいると苦しくなるなら、それはあなたの心が傷付けられているサイン。相手がいい人かどうかも関係ない
352
「人目が気になりすぎる」人がいる。
相手にどう思われているか、嫌われていないか、周囲から浮いていないか、何が正解なのか…考えすぎて分からなくなってしまうほど悩む。
常に思考フル回転状態の為、寝ても疲れがとり切れない。
子どもの頃、「手のかからない良い子」と言われていた人に多い傾向。
353
HSP気質があると「その人の言ってほしそうな事」を見つける。行動できるタイプは周囲に好かれやすい。
ACの場合は家庭内で経験を積んでいる為、正解率も高い。
だが自己肯定感の低さから「私が合わせているから好かれてるだけ…」と感じる。
やり続けなければ人が離れていく、という恐怖さえ感じる。
354
「あなたのことを思って」と言い、あなたを否定し苦しめる人がいる。
あなたが話す事柄、性格、人間関係、価値観に至るまであらゆることに口を出す。
余計なお世話だと感じたとしても、拒否する自分は冷たい人間なのでは…と悩み苦しむ。
優しい人ほど「あなたのため」という言葉に縛られてしまう。
355
「手の掛からないおとなしくていい子だった」と言われることがある。
大人からすれば「いい子」かもしれないが、子ども側は相当努力している。子どもらしいわがままを抑え我慢し、迷惑をかけない事で愛されようとする。
それなのに「この子は放っておいても大丈夫」と、ますます放っておかれてしまう
356
アダルトチルドレンは、何かに依存することで自分を保つことがある。
過食、アルコール、ゲームやギャンブル依存は、現実が過酷すぎる場合の一時的な逃避。
SNSやセックス依存は、自分の価値や存在の確認。必要とされていると知り安心したい。
依存は逃げでも弱さでもなく、生きるための1つの手段。
357
「自分勝手」「冷たい」「冷めてる」「暗い」と誤解され、苦しむ人がいる。
皆のように楽しめなかったり、皆ほど同情できなかったりした時に、「自分は社会不適合者なのでは」「欠陥人間なのでは」と自分自身を責めてしまうこともある。
自分の感情をひた隠しにすることで生き延びてきたACに多い傾向
358
困っている人に、吸い寄せられるように近づいてしまう人がいる。
助けなきゃという使命感・罪悪感に押しつぶされそうになる。疲れているから本当は関わりたくないと思いつつ、何もしない自分が冷たい人間のように感じて辛い。
子どもの頃から誰かを笑顔にしたり、助けようと頑張ってきた人に多い傾向。
359
アダルトチルドレンは、限界近くまで「辛い」ということに気がつけない。
周囲の人の気持ちを考えているうちに、自分のことまで考える余裕がなくなる。気がついた時には、何が辛いのか分からなくなる。
「どうしていいかさえ分からない」のは、あなたのせいではなく、それほど疲れきっているから。
360
「何もしていないのに、疲れた」と落ち込むことがある。
でも行動だけが『疲れ』に繋がるわけではない。
寝ていたとしても、やらなきゃいけないことが出来なくても、ボーッとしていても、スマホを見ていただけでも疲れることはある。
不安や考えごとがあると、行動する以上にエネルギーを使うから。
361
「誰とも話したくない」「誰にも会いたくない」と思うことがある。
そういう日もあるし、そういう日が続くこともある。
そう思うほど疲れていたり、傷ついているのかもしれないから、そういう時はどんどん一人の時間を作る。
そんな自分をダメだと思ったり、責めたり、落ち込んだりする必要は無い。
362
363
「気にしなければいいじゃん」と言われることがある。
確かに、気にしなければ心は守られる。
だがそれは「もともと気にならない人」限定の話。
HSP気質があると、勝手にセンサーが作動し、情報を拾い集めてしまう。色々気にしないために、「気にしないでおく」工程が追加される。結局疲れてしまう
364
人間関係を楽にするための3つの極意
1.自分を大切にしてくれない人から、離れる
2.自分を大切にしてくれる人を大切にする
3.嫌いな人に好かれようとしない
これらの達成を邪魔するのが『無価値観』。
自分に価値がないと心のどこかで思っていると、これらと真逆の行動を無意識にとってしまう。
365
「生きているだけで価値がある」
という感覚は、子どもの頃に親が与える。何か出来ても出来なくても、あなたはそのままで愛されると親が教える。
ACは、「生きていてごめんなさい」という感覚に襲われやすい。何か出来たり、誰かの役に立てないと「自分に価値がない」と思い込まされてきた弊害。
366
「もっと早く言ってくれれば」「どうしてここまで我慢したの?」と、他人から言われることがある。
でも実は、言わなかったのではなく「言えなかった」。本音を話せるような環境じゃなかった。
それに本当にしんどい時、人はしんどいことさえ気がつけない。何が辛くて何が嫌なのかも分からなくなる。
367
自分の心に嘘をつくことがある。
誰かを喜ばせるため、悲しませないため、受け入れてもらうために。
聞きたくない愚痴を聞き、泣きたいほどしんどいのに笑い、平気とごまかし、限界なのに大丈夫なふりをする。
子どもの頃に家族のバランスを保っていたり、親を喜ばせようと頑張っていた人に多い傾向。
368
しんどい時ほど、「頑張らなきゃ」と自分を追い込む人がいる。
本当はしんどくなる前に休んでいいし、しんどい時こそ頼っていいのだが、笑顔でしんどさを隠してしまう。
子どもの頃からずっと、大人を信用せず自分で頑張ってきたから、周囲が気付かないほど「大丈夫」を演じるのが上手になってしまう
369
「他人は変えられない、変えられるのは自分だけ」と言うが、あなただけが変わらなきゃいけないというルールはない。
自分を変えてまで大切にしたい人なのかどうか考えてみる。
相手はあなたの為に自分を変えてくれるかどうか考えてみる。
どちらか一方だけが努力する関係は、ずっと続けられないから。
370
<親が怒った時の対応>
・これ以上怒らせないよう黙る
・許してもらう為ひたすら謝る
・ふざけて場を和ませる
・機嫌を取ろうとする
・問題を解決しようとする
・どうしていいか分からず泣いてしまう
誰かが不機嫌だったり、怒られたりした時、無意識に「幼少期と同じ対応」をすることが多い。
371
子どもの頃に「信じて裏切られた経験」があると、周囲からの愛情を素直に受け取れなくなる。
再び苦しまないよう、相手に期待することをやめる。期待しなければ傷つかないから。
「素直じゃない」と言われることもあるが、そうではない。相手を傷つける意図もない。
これは、心を守る防御反応の1つ。
372
アノ人も大変だったのかもしれないし、事情があったのかもしれないし、悪気がなかったのかもしれないし、愛情の与え方を知らなかったのかもしれないし、アノ人なりに愛してくれたのかもしれない。
でもだからといって、あなたが感じた寂しさや不安、傷ついたことを「なかったこと」にする必要は無い。
373
・落ち込んだ時こそ身なりを綺麗に整える
・テンションが上がる場所に出かける
・丁寧なスキンケアで自分磨き
皆が良い!というメンタル回復方法が、負担になることもある。回復どころか余計に疲れてしまう。
ACの場合は無意識に頑張りすぎていることが多いから、「何もしない」が正解だったりする。
374
「イベントブルー」に悩む人がいる。
約束の日が近づくにつれ体調が崩れ始め、憂鬱になる。当日まで「なんとかして約束をキャンセルできないか」と悩むが、適当な理由が見つからない。結局、ドタキャンせざるを得ないこともある。
なんとか無事に当日過ごせても、反動で数日間体調不良になりやすい。
375
<自己肯定感を上げる5か条>
1.褒められたらありがとう
2.失敗しても自分を責めない
3.自分が悪くない時の謝罪はしない(罪を被らない)
4.自分なんてと自虐しない
5.好き嫌いは正直に(意地悪しなければ十分優しい)
ACは親から真逆のものを与えられ教えられてきたから、苦労しやすい。