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「誰とも話したくない」「誰にも会いたくない」と思うことがある。
そういう日もあるし、そういう日が続くこともある。
そう思うほど疲れていたり、傷ついているのかもしれないから、そういう時はどんどん一人の時間を作る。
そんな自分をダメだと思ったり、責めたり落ち込んだりする必要はないよ。
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アダルトチルドレンは、限界近くまで「辛い」ということに気がつけない。
周囲の人の気持ちを考えているうちに、自分のことまで考える余裕がなくなる。気がついた時には、何が辛いのか分からなくなる。
「どうしていいかさえ分からない」のは、あなたのせいではなく、それほど疲れきっているから。
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困っている人に、吸い寄せられるように近づいてしまう人がいる。
助けなきゃという使命感・罪悪感に押しつぶされそうになる。疲れているから本当は関わりたくないと思いつつ、何もしない自分が冷たい人間のように感じて辛い。
子どもの頃から誰かを笑顔にしたり、助けようと頑張ってきた人に多い傾向。
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「自分勝手」「冷たい」「冷めてる」「暗い」と誤解され、苦しむ人がいる。
皆のように楽しめなかったり、皆ほど同情できなかったりした時に、「自分は社会不適合者なのでは」「欠陥人間なのでは」と自分自身を責めてしまうこともある。
自分の感情をひた隠しにすることで生き延びてきたACに多い傾向
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「あなたのことを思って」と言い、あなたを否定し苦しめる人がいる。
あなたが話す事柄、性格、人間関係、価値観に至るまであらゆることに口を出す。
余計なお世話だと感じたとしても、拒否する自分は冷たい人間なのでは…と悩み苦しむ。
優しい人ほど「あなたのため」という言葉に縛られてしまう。
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「何もしていないのに、疲れた」と落ち込むことがある。
でも行動だけが『疲れ』に繋がるわけではない。
寝ていたとしても、やらなきゃいけないことが出来なくても、ボーッとしていても、スマホを見ていただけでも疲れることはある。
不安や考えごとがあると、行動する以上にエネルギーを使うから。
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「人目が気になりすぎる」人がいる。
相手にどう思われているか、嫌われていないか、周囲から浮いていないか、何が正解なのか…考えすぎて分からなくなってしまうほど悩む。
常に思考フル回転状態の為、寝ても疲れがとり切れない。
子どもの頃、「手のかからない良い子」と言われていた人に多い傾向。
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アダルトチルドレンは、何かに依存することで自分を保つことがある。
過食、アルコール、ゲームやギャンブル依存は、現実が過酷すぎる場合の一時的な逃避。
SNSやセックス依存は、自分の価値や存在の確認。必要とされていると知り安心したい。
依存は逃げでも弱さでもなく、生きるための1つの手段。
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HSP気質があると「その人の言ってほしそうな事」を見つける。行動できるタイプは周囲に好かれやすい。
ACの場合は家庭内で経験を積んでいる為、正解率も高い。
だが自己肯定感の低さから「私が合わせているから好かれてるだけ…」と感じる。
やり続けなければ人が離れていく、という恐怖さえ感じる。
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【涙の理由について書きました】
・ただ「自分の本当の気持ち」を伝えたいだけなのに、涙が溢れてしまう
・本当は冷静に気持ちを伝えたいのに、涙が出てきて止まらない
・面接など大事な場面で、なぜか泣きそうになる
ここ数年、このようなご相談がとても増えています💡
poche862.com/archives/1616
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「手の掛からないおとなしくていい子だった」と言われることがある。
大人からすれば「いい子」かもしれないが、子ども側は相当努力している。子どもらしいわがままを抑え我慢し、迷惑をかけない事で愛されようとする。
それなのに「この子は放っておいても大丈夫」と、ますます放っておかれてしまう
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自分のために休むのが苦手な人がいる。
やるべきことが終わってもくつろげなかったり、自分だけ楽をすることに罪悪感が出て、限界まで動き続ける。
これがなかなかしんどいが、子どもの頃からずっとそうだったから追い立てられるように動いてしまう。
楽をすること、休むことに後ろめたさが出る。
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親に愛されていない人だけが、ACになるのではない。
親なりに愛してくれていても、ACになることはある。
親の望む通り振る舞うことを求められ、それに応えているうちに「自分」というものがわからなくなる。気がついた時には、親の理想から外れることが怖くなり、自分の決断に自信が持てなくなる。
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アダルトチルドレンは、自己肯定感が低いことが多い。
みんな一緒、みんな仲良く、個性を出さない、出る杭は打たれる、迷惑をかけてはいけない…などの日本独特の暗黙の了解が、ACの生きづらさを増幅させてしまう。
家庭内でも「ありのまま」で過ごせず、社会に出ても「ありのまま」を封じ込められる
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嫌な記憶を封じ込め、思い出さないようにする「抑圧」という心理的防衛機能が働くことがある。
記憶の一部が抜け落ちたり、自分を外から眺めているように感じたり、複数の自分がいるように感じる「解離」が起こることもある。
例えるなら、辛い記憶やトラウマが冷凍保存されているような状態。
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「質問されるのが嫌」という人がいる。
周りの人の話を聞くのは平気なのだが、自分のことを聞かれるのが嫌だと感じる。質問されると責められているように思う事もある。自分を曝け出すのが怖い。
子どもの頃、「自分のワガママを減らすことで家族の負担を減らしてきた人」に多い傾向。距離感に悩む。
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祖父母が心の拠り所になることもあるが、同居の場合は逆効果になるケースも多い。
祖父や祖母の干渉によって親が委縮し、ストレスを溜めてしまいやすい。そのストレスの矛先は、優しい子どもに向く。
子どもが大人達の愚痴を聞かなければいけなかったり、祖父母と親の板挟みになり苦労することもある
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「また大げさな…」「あなたはオーバーなのよ」と、親に言われることがある。
感じたままを伝えているのに、「話を盛っている」と疑われたり、「悲劇のヒロインぶっちゃって」と酷いことを言われることもある。
幼少期にこのようなことが繰り返されると、自分の考えに自信を持てなくなってしまう。
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HSP気質があると色々なものを感じ取りやすい。
だが、何を感じ、どう受け取り、どう行動するかは一人一人違う。
ACの場合、この気質が負担になりやすい。
出来てしまう人は「しなきゃ」が強くなる。察する力がある人は「○○した方が良い」に縛られる。
気質を活かすより、気質に苦しめられてしまう。
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