1276
「自分で自分の機嫌を取ろう」などポジティブな発信を見て、「私は出来ていない…」と落ち込むことがある。
今はそれほど疲れているんだと思って良い。
「1年で解毒しました」という人を見て、「私はまだこんなに影響を受けている…」と落ち込むことがある。
傷の深さがそれだけ違う、と思って良い。
1277
「意見を言えない」「こんな性格を変えたい」というACは多い。
多くの場合はもともとの性格ではなく、過去の家庭環境が「意見を言えない」あなたを作りだしている。
反論したら何十倍も反撃されそのたび後悔したり、否定されてばかりだと、言う気力さえ奪われる。
言っても意味がないと学んでしまう。
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「70点でOK」「ほどほどでOK」と思えれば、楽になる。
でも全力で頑張るのが得意な人は、そう思えなくても大丈夫。「頑張ると休む」をセットにする方が合うこともあります。
「ありのままの自分が好きになれない」だとしても、大丈夫。出来る自分の方が好きでもOKだし、嫌いにならなければ十分です。
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「朝起きた時からしんどい」という人がいる。
何もしていないのに既に疲れている。気がついたら夕方で、落ち込む事もある。
これは身体よりも「心(脳)」が疲れている状態。これ以上無理しないように、脳が行動をストップさせる。
やる気や気持ちの問題ではなく、動きたいけど動けない状態。
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「こんな私だけど愛してくれる?」と試し行動をとることがある。
「こんな私を好きなわけがない」「いつか離れる」と不安を感じ、自ら関係を断つことがある。
心の内側では「こんな私も含めて受け止めてほしい」と願うが、「家族でさえ受け入れてくれなかったのに」という思いがブレーキをかける。
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普段穏やかな人が、急にキレることがある。
これまでニコニコ耐えてきたけど抑えられなくなったり、恐怖や不安から身を守るため反射的に攻撃することもある。そこに相手を傷つけたくて怒る意図はない。
周囲から見れば「突然」だが、本人にしてみれば「我慢の限界」である。そこまで耐えたのだから。
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人との距離感に、とても悩む人がいる。
自由に気持ちを言い、好きなものを選んで、とことん失敗して、それでも受け止めてもらえる安心感を学ぶべき幼少期に、『大人の顔色を見て行動しなければいけなかった』人に多い傾向。
自己肯定感の低さから、「産まれてきてごめんなさい」と思うこともある。
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自分のしたいことよりも、「相手がどう思うか」が判断基準になる人がいる。
否定が多い環境で育つと、従う方が心が傷つかないと考えやすい。
褒められる経験が少ないと、認められたいという気持ちが強くなる。
失敗が許されない環境で育った場合、「あの言い方はよくなかった」と後悔し自責しやすい。
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他人から、「過去は忘れて前に進むべき」と言われて悩み苦しむことがある。
許せない自分は冷たい、酷い人なのではないかと思うこともある。
でも他人は、あなたが見たもの・感じたもの・耐えたものを全て知らない。
だからこそあなたがまず許すべきは、「誰かを許せない」と思う自分自身でいい。
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・1日10回腹筋する
・1日5分の読書
・寝る前はいい事だけ考える
・1日15分の朝活
小さなことの積み重ねは、自信につながると言われている。
だが、何もしたくない日もあるし、したいのに動けない日もある。それが続くなら心身が疲弊しているSOSサイン。
SOSを無視してまで積み重ねなくていいんだよ。
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アダルトチルドレンにとって笑顔は、自分を守る仮面。
落ち込んでも辛くても限界でも、笑顔でいれば気づかれない。気づかれないために笑うが、本当は誰かが気がついて救い出して欲しい。
ACの怒りや警戒は、不用意に誰かに近づいて傷つけられないための防御。そこに相手を傷つける意図はない。
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・親の電話に出ない
・親と会わない
・親のLINE既読スルー
・親の頼み事を断る
・親の意見にNOを言う
理想的な家庭で育った人は「嫌なら断れば?」と軽く言う。
でもACは、断わった後の大変さを知っているから「そんなこと出来ない」「無理」と思う。
我慢する方が平和だと、経験から知っている。
1291
しんどい時ほど、「頑張らなきゃ」と自分を追い込む人がいる。
本当はしんどくなる前に休んでいいし、しんどい時こそ頼っていいのだが、笑顔でしんどさを隠してしまう。
子どもの頃から大人を信用できず自分で頑張ってきた人ほど、周囲が気付かないほど「大丈夫」を演じるのが上手になってしまう。
1292
「本当にしてほしい事や、本当に欲しいものが言えない」という人がいる。
ダメだった時の悲しみや絶望感を痛いほど知っている場合、そうまでして言おうと思わない。
これは高すぎる、今は忙しそう、これを選んでほしそう…と空気を読む。子どもの頃から無意識にそうしていた、という人が多い。
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相手が黙っているだけで、とてつもない不安に駆られる人がいる。
「何か気に障ることを言ったかも」と自分の落ち度を探したり、「相手を楽しませなきゃ」と焦ってしまう。
「私と居ても面白くないよね…」と申し訳なくなったりすることもある。
気を遣ってばかりの家庭環境で育つとそう感じやすい。
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「自分のことをあまり知らない」と悩む人が増えている。
相手の好きなもの・好きな色・好きな食べ物・好きな話題は分かるが、自分のことを聞かれると戸惑う。
頑張って守り続けてきた価値観が実は親のもので、自分らしくない生き方をしてきたせいで「生きづらさ」を感じているケースも実は多い。
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「何で早く言わないの」と怒られることがある。
過去に「辛い」「しんどい」と打ち明けた時に、「私の方が辛い」「それくらいで…」なんて返ってきた経験があると「言わない方が傷つかない」と学ぶ。頼るより、耐える方を選ぶ。
実は言わなかったのではなく、言いたくても言えない環境だっただけ。
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他人の気持ちには敏感だが、自分の気持ちには鈍感なことがある。
我慢したり頑張るのが当たり前だと、これくらい平気と思ってしまう。愚痴や暴言が多い環境だと心をマヒさせる事もある。
一緒にいると苦しくなる人がいるなら、あなたの心が傷付けられているサイン。
相手がいい人かどうかも関係ない。
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「うつ病は甘え」という人がいるが、むしろ逆。
真面目にバリバリ頑張っている人ほど倒れやすい。
特にHSP+ACだと、周囲の空気を読み、迷惑をかけないように笑顔で頑張りすぎる。だから周りも「もう大丈夫」と勘違いする。
ほんの少し体調が回復するといつも通り働き、再び倒れることも珍しくない。
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性格は変わらないって言うけど、環境や一緒にいる人によって案外コロッと変わるんですよ。
久しぶりに会ったり、恋人ができた友達の性格が変わってしまうことがあるように。
「こんな自分、嫌!」って思う時があるかもしれないけれど、その環境や一緒にいる人があなたに合っていないだけなのかも。