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幼少期に否定されることの多かった人ほど「どこまでが親の許容範囲なのか」「何なら叱られないか」必死に探すようになる。
大人になってもこのクセは残る。「親の許容範囲」が「相手の許容範囲」に変化する。
過去、抑えてきたものがあまりに多い場合は「自分がしたいこと」さえ分からなくなる。
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嫌な記憶を手放すなら「自分のため」だけでいい。
許すのも恨みを手放すのも、嫌なことをした相手のためではありません。
誰かに言われて誰かの為に、嫌な過去を手放すと後悔します。
だから「あんな人のために時間を使うのはもったいない!」と心から思えた時に、「自分のため」に手放せばいいです。
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AC+HSPだと、人と一緒にいるだけで疲れる。
「早く帰りたい」と思う自分が冷たい人のようで嫌になる人は多いが、実はそうではない。
楽しませなきゃという責任感、私なんか…という自信のなさや不安、さらには五感フル稼働で対応するから体力がもたないだけ。疲れるほど頑張っているということ。
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「我慢しなくていい」と言われ、モヤッとする人がある。
誰かを反面教師に頑張っている場合、「我慢しなかったらアノ人と同じになる」と葛藤する。
今まで我慢して耐えてきた人は、「自分の人生を否定された」ように感じて心がザワつくこともある。傷つきを隠すために、とっさに反論することも多い。
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○○しないと認めてもらえない、○○すれば愛される…
ACが教えられる愛情は「○○なら」という条件付き。だから頑張りすぎる。そのままの自分では愛されるわけがないと思うから。
愛は自由で心地よいものでなく、いつ失うか分からない不安定なものだと思う。いつか相手が去っていく恐怖を抱えている。
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人間関係について相談した時、「話し合った?」「言ったら分かってくれると思うよ?」と指摘されることがある。
こんな風に言われて「言わない自分が悪かったのでは…」と思い悩む人もいるが、実は違う。
話し合って分かる相手なら、あなたは苦労していない。そうではないから今も尚、苦しんでいる。
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「無理」「わかりません」「助けて」が言えない、と悩む人が増えている。
無理と言うと迷惑をかける、分からないと言うと呆れられる、助けてもらう前に一人で出来ることをやらなきゃ…と背負いすぎる。
「役に立たなきゃ価値がない」という不安を抱えている場合は、休むことへの恐怖も加わる。
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「急にキレる癖をやめたい」という相談が増えています。
でもそのほとんどは「急に」ではなく、ひたすら耐えとことん我慢し、その結果「ついに」キレているのです。
急にキレたように見えるのは、それほど我慢してきた1つの証拠。不満や苛立ち、悲しみを周囲に見せないほど我慢してきたということ。
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声の質、トーン、大きさ、身振り、表情、姿勢といった『非言語的メッセージ』を感じ取るのが得意な人がいる。
自動的に色々な情報が一度に入ってくるので、相当疲れる。
ACの場合、「言葉の裏」も読んでしまう。
過去に誰かから言われた否定的な言葉と結びついてしまうから、心が傷つき疲弊する。
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「何か苦手かも…」という人に出会うことがある。
この直感は、わりと当たる。「あれ?」という小さな違和感は大抵大きな違和感に変わる。
「悪い人じゃないかも」「考えすぎかも」と、違和感を見てみぬふりしてつき合うと後悔する。
子どもの頃から、誰かを喜ばせようと頑張ってきた人に多い傾向。
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真剣な話し合いが苦手な人がいる。
子どもの頃に気持ちを話した時、否定されたり怒られたり、親を悲しませた経験があるとそうなりやすい。
自分の考えを伝えようとすると泣きそうになったり、不安から喧嘩口調になったり、つい笑ったりふざけてしまったり、遠回しに嫌みを言ってしまうこともある。
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他人からの「愚痴」に苦しむ人がいる。
長年、親で磨いた聞き上手&共感力&対応力が発揮され、厄介な相手に依存されやすい。「相手を否定しない(できない)」優しさにつけこまれ、断れずに苦労する。
終わりのない相手の要求に応じているうちに、次第に自分の心や体が疲弊して限界が来てしまう。
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ふいにカチンときたり、特定の言葉や場面でイラッとするのは、自分を守るための防衛反応かもしれません。
あなたが大切にしてきた何かが侵害されそうな時、自分の何かを否定されたと感じた時に出る「これ以上踏み込まないで」という1つのサイン。
性格が悪いとか、怒りっぽいわけではないですよ。
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家庭内で「そのままの自分」を認めてもらえることが自己肯定感に影響する。
一番認めてほしかった人に認めてもらえなかった場合、心の穴を埋めるため他人に認められようと必死になる。
だが、相手があなたに求めるものは人それぞれ違う。
その全てを満たそうとするうち、自分が分からなくなってしまう
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理想的な環境で育つと、「自分は存在しているだけでいい」という感覚を幼少期に与えられる。
でもACは同時期に、大人たちを気遣うことや喜ばせることを教えられる。頑張ることで認められてきた場合は、頑張るのを辞めるのが怖い。
「○○出来ないと自分に価値がない」と思い、追い込んでしまう。
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他人に内面を詮索されたり、自分の考えを否定されたように感じると、自分でも驚くほど敏感に反応してしまう人がいる。
その結果、故意ではないのに喧嘩になったり、相手を傷つけ後悔しやすい。
子どもの頃から自我を抑え込んできた人ほど「自分の内面」を知られることに強い恐怖を感じてしまう。
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夢やしたいことを聞かれて、「分からない」と思うことがある。
子どもの頃、親が望んだことや周囲の大人があなたに期待したことを叶えることに必死になっていた人ほど、「自分がどうしたかったのか」出てこない。
周囲を気遣って「自分のしたい事」を抑え込んできた場合も、同様の影響を受ける。
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子どもの頃、本当に辛い時に助けてもらえなかった経験があると、「助けてほしい」「どうせ誰も助けてくれない」という両極端な気持ちが綱引きする。
アクセルとブレーキを同時に踏むようなものだから、体力も気力も消耗する。限界が来て、「誰も助けてくれない!」と怒りが爆発することも珍しくない。
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事件や事故、虐待などの酷い経験だけがトラウマになるのではない。
褒めてもらえない、いつも誰かと比較される、心休まる家庭環境ではなかった、過干渉で自由がなかった、いつも気を遣っていた…1つ1つは小さくても長期間ストレスを感じ続けると心的外傷となる。
これくらいで、なんて思わなくていい。
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