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あなたができないから、褒められなかったのではありません。
あなたがダメだから、認めてくれなかったのでもありません。
「子どもの頃、受け入れてもらえなかった」心の傷が、大人になって「なぜか自分を認められない」「自信がもてない」に繋がることがあります。
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自分の意見を言うのが苦手な人がいる。
言っても無駄だろうな、言って否定されたら嫌だなと思う事もあれば、そもそも自分の意見が分からないこともある。
自分の意見を大人に言っても「でも…」「それはさぁ…」と頭ごなしに反論されたり、そもそも意見が言いにくい環境で育つとそうなりやすい。
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助けてほしい時に守ってもらえず、話を聞いて欲しい時に冷たく突き放され、放っておいて欲しい時に限って過保護に指示される…
このような環境で育つと、自分自身の感情を内側に抑え込んで蓋をしてしまうようになる。
「私のことなんて誰も興味がないのでは」と思い込んだまま大人になることもある。
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本来子どもは成長過程で自分で好き嫌いを決め、自分らしさを知り、育てていく。
だが、それが許されなかった人もいる。
ありのままの自分を出すべき時期に「ありのままの親」と「親の好き嫌い」を受け入れなければいけなかった。
好き嫌いや気持ちを伝えることが「ワガママ」と言われることもある。
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劣等感が強く、自信が持てないことがある。
だが努力しても、周囲に褒められても、結果を出しても満足できないなら、原因はあなたの性格や考え方ではなく『過去の影響』かもしれない。
出来るのに出来ないと思わされていたり、親の意見と違うだけだったり、親の理想を押し付けられている可能性がある
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幼少期に否定されることの多かった人ほど、他人の言動に敵意を感じやすい。
「何でそう思うの?」という質問が尋問に聞こえたり、「こうしたら?」という助言が自分への押し付けに感じる。
攻撃に感じて即言い返すこともあるが、相手を傷つけたいわけではない。自分の心を守るための反射的な行動。
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「あなたは○○が苦手だから」
「あなたはお父さんに似て○○だから」
という親からの一言が、「私は○○だ」という自己否定感につながることがある。
「できない」と言う思い込みを植え付けられていると、他人から褒められたり出来ていると言われても、なぜか自信がもてなくなってしまう。
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やる気がないのではなく、やりたい事ではなかったのかも。
中途半端ではなく、実はそこまで好きじゃなかったのかも。
飽きやすいのではなく、別のことに興味が出ただけなのかも。
できないのではなく、実は相当疲れているのかも。
相手の批判だけでなく、自分の本音も聞いてみてくださいね。
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アダルトチルドレンは、仕事や人間関係で自ら立場を悪くしてしまう事がある。
期待に応えられないかもというプレッシャー、裏切られることへの警戒、見捨てられる恐怖、本当の自分を知られる不安、どうせ自分なんて…という諦め、急にすべてを断ちたくなるなど、過去の家庭環境によって反応は異なる。
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何でも手出しされる環境で育った人ほど、「やる気が出ない」「いつも中途半端」「決断できない」と悩みやすい。
「過去のせいにしているだけでは」「自分が甘えているだけでは」と思うが、実はそうではない。
過干渉の親の影響で「自分はどうせ何もできない」と、無気力になるケースは非常に多い。
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・丁寧に過ごす
・自分磨きをする
・自分時間を楽しむ
悩んでいる時、このようなアドバイスされることがある。
これらは気持ちの切り替えに効果的だが、辛くてどうしようもない時は『そんなの無理』。
そんな自分に落ち込む必要は無いし「それだけ辛いんだ」と思っていい。何もしないが必要な時もある
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子どもの頃に抱えた心の葛藤は、人間関係を通して表れる。
友人が出来れば友人関係、恋愛をすれば恋愛関係、結婚すれば夫婦関係、子どもがいれば親子関係を通して表れる。
悩みの根本が親子だからこそ、どうでもいい人達よりも自分と近しい人との関係で顕著になる。だからとても苦しい。
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ソフトを立ち上げ過ぎると、パソコンの動作が遅くなることがある。フリーズして固まってしまう事もある。
あなたが「動けない」のはそれと同じ状態。
ソフトを立ち上げ過ぎた(=色々頑張りすぎた)のかもしれない。
動けないあなたが悪いんじゃなくて、頑張りが足りないのでもなくて、むしろその逆。
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「それなりに愛されて育った」と感謝しているACは多い。
でもその大半は、親を実際よりも良く、自分を実際より悪く捉えている。
だから今抱えている生きづらさの原因が、まさか過去にあるとは思いもしない。そのせいで、「私のせいだ」「私がダメな子だから」と必要以上に自分を追い込んでしまう。
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大人になっても過去のトラウマに苦しめられる人は、とても多い。
例えば父親に恐怖を抱いていた場合、背格好の似た人を見ただけで動悸が激しくなったり、威圧的な男性が怖くなりやすい。
目の前のその人と「過去の誰か」がリンクして、過去の気持ちが「今の生きづらさ」にすり替わってしまう。
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アダルトチルドレンは「出来ない自分はダメ」と追い込みやすい。
出来なければ相手に見捨てられる、離れていく、嫌われる…と不安になる。
そのままの自分を受け入れてもらえるような家庭環境でなかった場合、「自分を変えなきゃ」「ここを直さなきゃ」いう思いが大人になってもあなたを苦しめる。
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何もかもうまくいかない時がある。
そんな時に限って失敗したり、幸せそうな人が目に入って、「何で自分はこうなんだろう」と落ち込むかもしれない。
不安で焦って「何かしなきゃ…」と思う人こそ、「何もしない」を試してみてほしい。
いつもと違う行動には、いつもと違う結果がついてくるから。
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「親友がいない」、と悩むアダルトチルドレンは多い。
本当の自分を否定される辛さを知っているから、傷つかない為に距離をとる。何でも話せる親友が欲しいと願っているからこそ、距離を縮めるのが怖い。
家族でさえ自分を理解してくれないのに、他人が分かってくれるわけないと思っていることもある
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他人の嫌なところばかり目についてイライラする…と悩む人がいる。
イライラするだけでも疲れるのに、イライラをぶつけなよう我慢するからストレスが溜まって苦しくなってしまう。
「ちゃんとしていないとダメ」など、子どもの頃から「できること」を求められてきた人に多い傾向の1つ。
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アダルトチルドレン+HSP気質だと、気持ちの振れ幅が大きい。ものすごくポジティブな時もあれば、疲れ果てて誰にも会いたくないこともある。
落ち込む時は「今は回復の時」と思えばいいし、調子がいい時は「今の自分好きかも」と思ってみる。
どれが本当の自分か分からず戸惑うと思うが、全て自分。
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ACといっても原因やそれによって抱える生きづらさ、頑張る理由、休めない理由、求めているもの、生じる悩みは一人一人違う。
共通点は、子どもらしい自然な欲求を抑えなければいけなかったこと。
ありのままの自分を認めてもらう時期に、ありのままの親を認め受け入れなければいけなかった。