自分の意見を言うのが苦手、という人がいる。 幼少期に価値感、考え、好きなものを自由に言えない環境だとそうなりやすい。親だけでなく親戚や先生など、周囲の大人の影響も受ける。 否定されることが多いと、言わない方が良いと判断する。 相手に合わせ、自分の意見を持たないことで心を守る。
子どもの頃に「愛された」が満たされていないと、親ではない誰かに求めることがある。 恋人や友達に、貰いたかった愛情を求める。絶え間なく「好き」を実感できないと不安になったり、試し行動をとることもある。 「認めてほしい」が満たされていない場合、依存し過ぎたり尽くしすぎてしまう。
アダルトチルドレンかどうかは、見た目では分からない。 幸せな家庭で育ったように思われていたり、いつも笑顔で優しかったり、堂々として頼りになったり、社交的だったり・・・繊細や悩みなんて言葉とは無縁に見えることも多い。 でもそれこそが、過去に培った『自分を守るための重たい鎧』。
・誰かに依存してはダメ ・強くならなきゃダメ ・一人で生きていけなきゃダメ これらは、子どもの頃から「一人で頑張るのが当たり前だった」人が抱えやすい。 期待して裏切られる悲しみも知っているし、自分の嫌いなアノ人のようになりたくないからこそ、無意識に厳しいルールを課してしまう。
「自分が分からない」と悩むことがある。 大人の求める『いいこ』を演じているうち、自分の欲求や感情に蓋をしてしまうとそうなりやすい。 本当は怒りが出ていい。頑張れなくていい。泣いていい。弱くていい。嫌だと思っていい。 だが、「そんなんじゃダメ」と思わせる過去に苦しめられてしまう。
「人のせいにしているだけでは」と苦しくなる人は、むしろ一人で背負いすぎている可能性大。 「甘えなんじゃないか」と悩む人は、その逆。もっと人に頼っていい。 「何で頑張れないんだ」と責める人は、既に十分頑張っている人。 考え悩んでいる人で、本当にダメな人は見たことがないからね。
不安になりやすいのは性格ではなく、「過去の家庭環境」の影響のことがあります。 あなたに必要なのは性格を変えることではなく、「何が不安に結びついているのか知ること」なのかもしれません。 これまで自分を責めてきたあなたが、これ以上責めずに済みますように…。 poche862.com/archives/3379
勇気を出して辛い気持ちを打ち明けた時、「今更…」と呆れられたり、「言ってない」と言い張られたり、「なんでもっと早く言わないの!?」と責任転換されることもある。 だが、時が経てば心の傷が消えるわけではないし、許さなきゃダメでもないし、そもそも「言いたくても言えない状況だった」はず。
人の目がそれほど気にならない人と、ものすごく気になる人がいる。 親の様子を気にしなければいけない環境で生きてきた人ほど、後者になる。 「気にしすぎ」と言われやすいが、気になる人が「気にしない」為には、入ってきた情報を「気にしないように処理」しなければいけないから疲れてしまう。
何かを欲しいと言う、したいことをする、断る、好きなものを選ぶ、相手と違う意見を言う・・・ 幼少期の影響で『本音とワガママの境界線』が分からなくなると、必要な欲求(本音)でさえ抑え込むことがある。 言えないというより、「言っちゃいけない」「言わない方が良い」と思わせる過去がある。
お薬を飲まなきゃ耐えらえない日がある。 自分を傷つけてしまうほど、ギリギリのところで踏ん張ることもある。 周りに言えなくて理解されなくて、辛くて一人で耐えることもある。 逃げているわけでも、甘えているわけでもないよ。 心と体のバランスが崩れると、がんばれない時があるんです。
幼少期に言われた「あなたは○○」という否定言葉は、未来の行動に影響を与える。 特に親など「誰よりも自分を認めてほしい人」からの否定は、行動や決断に自信が持てなくなることに繋がりやすい。 嫌われる、失敗する、できない…と嫌なイメージばかり浮かぶ。出来ても褒められても自信がもてない。
相手の反応が気になる人ほど、ふいの誘いに焦る。 「あとで電話していい?」と言われると、「あとでっていつ…?」と思う。ハッキリ時間を伝えられぬまま、モヤモヤと何時間も待つこともある。 「今度暇?」と聞かれ、暇と正直に答えたら断れないな…何なら傷つけず断れるか…と思考をフル回転させる。
ほどほどが難しい、分からないと悩む人が増えている。 「こんなことで無理と言っていいのか…」と自分自身に許可を出せなかったり、無理をしないことが「無理」な人も多い。 子どもの頃から頑張るのがデフォルトだと、どこから無理なのか分からず、どれくらい辛くなったら無理と言っていいのか悩む。
「ため息」が苦手な人は多い。 だが、苦手を通り越して恐怖や焦りを感じる人もいる。 機嫌を直さなきゃと慌て、「私何かしたかな…」と自分の落ち度を疑い、瞬時に過去の記憶を探す。 「はぁー」と聞こえるたび、自分が責められているように感じて苦しい。 決して、気にしすぎなんかではない。
恩を着せられたり、対価を求められたりするのが嫌で「頼りたくない」人がいる。 人に頼るのは逃げ・甘えだと言われて自力で頑張って育つと、そもそも「頼り方が分からない」。 嫌われたり迷惑をかけちゃいけないと思うと「頼ってはいけない」と抱えてしまう。 「人に頼れない」には色々ある。
できるからやらなきゃと思うかもしれない。 でも実は、できるからって全部やらなくていい。 まだ頑張れるから、休んじゃいけないと思うかもしれない。 でも実は、まだ頑張れても休んでいい。 誰かのために、つい「もっと」と頑張りすぎてしまう… そんな人こそ「自分のため」だけにちょっと一息。
人と会って話すことがストレス解消になる人と、一人で家にいる方がいい人がいる。 体をアクティブに動かすことがストレス解消になる人と、何もせずゴロゴロ休む方がいい人がいる。 ストレスは心と体の緊張だから、あなたが緊張をしない方法がベスト。 みんなと違う=おかしい、ではない。
基本的不安感(いてはいけない場所にいるという違和感)は、愛情面のトラブルに結びつきやすい。 不安や孤独感、自信のなさから、相手からしょっちゅう「好き」を貰わないと気持ちが持たない。昨日好きと言われても、翌日には不安になってしまう。 これは恋愛だけではなく、人間関係全般に影響を及ぼす
「あなたはどう思ってるの?」と聞かれ、一生懸命話しても最後まで聞いてもらえなかったり、全否定されることがある。 これが繰り返されると、相手が求める回答を探すようになる。何を言えば否定されないか、何なら許されるかに思考を使うようになる。 次第に「私はどうしたいか」が分からなくなる。
心の防衛機制の1つ『抑圧』というものがある。 辛い、悲しい、寂しいなど負の感情に蓋をすることで、心が傷つかないように守る。 でも人は、負の感情だけを抑圧することはできない。負の感情を抑圧すれば、「楽しい」「嬉しい」という感情も感じにくくなる。 これが、自分がよく分からないに繋がる。
「幸せになってはいけない」と、なぜか思ってしまうことがある。 幼少期に、自分の幸せを喜べない大人が傍にいるとこのような影響を受けやすい。 好きな事を「くだらない」と一蹴され、楽しんでいる時に「あなたはいいわね」と不機嫌な態度でアピールされて育つと、楽しむことに罪悪感や恐怖を抱く。
怒ってもイライラしてもいいんですよ。 だけど、怒れない時もありますよね。 そんな時は『左手の拳』をぎゅっ!!と握る。 脳に「怒りを回避せよ💡」という指令が届き、急激な怒りが抑えられます。 「あの人と話すとイライラするんだよな…」という時は、事前に左拳を握ってみてくださいね。
基本的不安感(いてはいけない場所にいるという違和感)は、自分の心の中だけの問題ではなく『他人にどう接するか』にも影響を及ぼす。 自分には価値がない、必要とされていない、という無意識の感覚が不安を増幅させてしまい、『大切な人なのに傷つけてしまう』こともある。
「自分の居場所なんてないのでは」と不安になる人がいる。 「この場所に居てもいい」と安心できる所属感は、幼少期に褒められ励まされることで生まれる。無視されたり酷いことを言われたり、過剰にコントロールされていたら生まれない。 アダルトチルドレンがふと不安になる理由は、ここにある。